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2025 / 02 / 03  08:30

飛行機の世界から学ぶ経営いろは考;第45講:『ウィンドシアー(Wind Shear) 』

飛行機の世界から学ぶ経営いろは考;第45講:『ウィンドシアー(Wind Shear) 』

第45講:『ウィンドシアー(Wind Shear) 』

 

乱気流の一種で、風速や風向きに急激な差が起きる状態をウィンド・シアー(Wind Shear)

と言います。 

離着陸中に、このウィンド・シアーに遭遇しますと大変に危険です!

このウィンド・シアーを「Low-Level Wind Shear」と呼びます。

ウィンド・シアーは、どの高度でも、またどの向きで飛んでいても起こります。 

 

水平だけではなく、垂直に起こることもあります!

 

着陸の直前や、離陸の直後に遭遇するウィンド・シアー(Wind Shear)は、特段に注意が

必要です!

飛行機は低速状態だからです。

急激な風速の変化は、翼の揚力(Lift)が急に無くなったりします。それが原因で、高度

が急激に落ちたりします。

もちろん、操縦が困難になる可能性があるので極めて注意が必要です。

 

ウィンド・シアーが発生しやすい場所は、雷雨(Thunderstom)の中では急激な下降気流

があり、その周辺では逆に上昇気流があります。

 

私は晴れてパイロットの資格を取得し、まだ技能が訓練生レベルの頃に、3・11が発生

しました。

しばらく飛行訓練を中断しておりましたが、半年ほどして訓練を再開した初日に、あのク

ソッタレ教官が茨城県大利根飛行場から福島県いわき市上空までのフライト・プラン(飛

行計画書)を作れと命じました。簡単に作成することができ、それを提出したら、すぐさ

ま「藤本さんの被災地域を観るために飛ぼう!」と言うのです!

なんとなく後ろめたさ、罪悪感がありましたが、教官の命令と好奇心で「はい!」と二つ

返事で拝命してしまいました。

 

大利根飛行場を飛び立って、霞ヶ浦から太平洋沿岸に沿って飛行するのです。

途中、東海の原子力発電所がありますので、ここは上空のある範囲が飛行禁止エリアです

から、太子町(だいごちょう)にあるVORを目指し、そこからいわきVORに向かえば、

簡単にいわきに入ることができます。

 

クソッタレ教官は、いわきの津波被害のあった上空を飛べと命令します。

上述したような気分で飛行を続けました。

確かに、上空からの被害を見ますと「あそこに町があったのだ!(^^; 」という実感が

沸いてきます。悲しくなってきました。

小名浜三崎公園上空から原発事故のあった福島第一原子力発電所方面に飛ぼうと指示を受

けました。

新舞子浜上空の方に真っ黒い入道雲が立ち上がっているのがハッキリ分かりました。

一応、自身が機長として飛んでおりますから教官の指示なしに旋回して引き返したかった

のですが、教官の指示なしに勝手な行動を取ると返ってくる答えが分かっていましたので

そのまま飛行しました。

と・・・突然、フロントガラスに強烈な雨が打ち付けたかと思うと飛行機がガクンっと

傾きました(^^;

「バッキャロー! I've control!!」って怒鳴り、操縦を変わってくれました。

ホッとしました。

しばらく大揺れの中から脱出成功したらクソッタレ教官が、

「いつ旋回して、回避行動を取るか見ていたけれど、これじゃパイロットの免許剥奪だな

ぁ~!」だって・・・(^^;

いつもなら、指示なしに何かしたら「勝手なことすんな!」って怒鳴るくせに・・・(^^;

でも、さすがに飛行時間1万5千時間は伊達ではないと感心はしましたが、ハラワタは

煮えくり返っていました。

 

まさに、ウィンド・シアー(Wind Shear)に遭遇したのですね!?

当たり前に、非常に危険な場所であることは知識では解っていても・・・危険回避行動を

取るか取らないかは、教官の指示ではなく自己責任であるべきですね!

大きな教訓を得たことは有り難かったです。

 

そのあと私の自宅上空と事務所上空に戻って来たときには、上空は安定し青空が広がって

いました。

クソッタレ教官に、ぜひ写真を撮りたいので「You've control!!」ってお願いすると、

完全プロモード(航空写真を撮るカメラマンの希望通りに上空旋回します)で2度ほど

旋回してもらい、いい自宅・事務所の航空写真を撮ることができました。

 

チコッと話が逸れてしまいました。

 

パイロットの免許取得のために日本では5科目の筆記試験を合格しなければなりません。

 1)航空工学 2)航空気象 3)空中航法 4)航空通信 5)航空法規(国内・国際)

 

私にとっては、船舶免許の海洋気象より、成層圏までの気象をやらなければなりませんの

で・・・「航空気象」という科目が難解でした。

 

日本で航空気象の勉強をしていましたら、教科書や航空気象専門書がやたら難しいのです(^^;

ついつい、気象予報士の勉強範囲まで入り込んでしまったのですが、ここまでやる必要は

ないことが、米国の航空操縦士試験勉強で悟りました(^-^)

 

アメリカ連邦航空局(FAA:Federal Aviation Administration)や米国航空機オーナー&

パイロット協会(AOPA:Aircraft Owners and Pilots Association)が発行している数々の

航空気象テキスト類、それ以外の航空関連知識のテキスト類は、動画マニュアルなど、

どれもイラスト・写真が豊富で、なおかつ論理的に段階を追ってきちんと書かれています。

お陰様で、英訳だけは苦労しましたが大変良く理解することができました。

 

逆転層(Low-Level Temperature Inversion)にも、ウィンド・シアー(Wind Shear)が発生

します。

逆転層というのは気象学用語のひとつです。

気象学において逆転というのは、高度に伴う大気の性質で、特に気温の変化が通常と異な

る現象(気温逆転)のことです。

普通ならば高度が高くなるに従って気温が低下するはずなのに、逆に上昇していることを

いいます。

これが起こる層を逆転層と呼びます。

 

それ以外にウィンド・シアー(Wind Shear)が発生しやすいところは、前線付近(Frontal 

Area)です。

高高度になりますと、晴天中に発生するすべての乱気流のことを晴天乱気流(CAT:

Clear Air Tturbulence)や、対流圏上層に位置する強い偏西風の流れジェット気流(Jet 

Stream)付近での乱気流によって発生します。

 

とにかく雷雨(Thunder Stom)付近や、その下では強烈な風が予測できないくらい変化し

ますから、絶対に近づかないことですね!

ウィンド・シアー(Wind Shear)や乱気流(Tturbulence)の威力は、ジェット戦闘機でも

空中分解をさせるぐらい強いのです!

 

逆転層(Lowe-Level Temperture Inversion)がある場合は、大気が安定してはいるのですが、

その逆転層の上は違うタイプの空気が存在します。

大気の安定とは、乱気流がないという意味ではなく、上昇気流がないと言う意味なのです。

 

特に地上での風が、25Knots以上ある場合は、その層を通過する場合にウィンド・シア

ーが予測できます。

以前、成田空港で輸送用ジャンボ・ジェットがウィンド・シアー(Wind Shear)で着陸直

前に墜落炎上大破しました。

逆転層(Lowe-Level Temperture Inversion)がある場合は、低空で飛行する離着陸中には

細心の注意が必要なんですねぇ!

 

もう少しご辛抱下さい!

勘違いをしやすいのは山岳波(Mountain Wave)です。

風が山岳にぶつかった時にできる波です。

安定成層の中を流れてきた気流が山脈に衝突しますと、風上側の山腹で強制的に上昇気流

になります。

その気流内の空気塊は重力によってやがて引き戻されて、今度は下降します。

平衡点を過ぎて下降した空気塊は再び上向きに転じ、風上に流されながら上下に振動する

のですね。

これは乱気流(Turblence)としては強いのですが、ウィンド・シアー(Wind Shear)とは

違います。 

飛行機にとっては、どちらも厄介なのですが微妙に意味が違います。 

また前線の付近で、層積雲(Stratocumulus)がある時は、大気の混合(Mechanical Mixing)

が見られるのですが、これもウィンド・シアー(Wind Shear)と言うより乱気流(Turblence)

です。

 

ずいぶん長々とウィンド・シアーについて述べてしまいました。

飛行機を操縦して大空を飛ぶことは本当に素晴らしいのですが、透明の風は見ることがで

いません!

飛行機や凧、気球などは、とにかく風に弱いのです。

侮ってはなりません!

 

さてビジネス・リーダーへの教訓は、飛行機操縦中の精神姿勢と同様のことをお話したい

と思います。

 

「なんか集中できないなぁ・・・」

なんてことはよくあります。

 

集中力が無いまま何かを続けますと

 ・仕事のミスや仕事で失敗をたくさんしたり、

 ・暗記が全然できなかったり、

 ・大事な場面で余計な事に気を取られ、

 ・作業が散漫になってしまい・・・

と・・・後で後悔したことがある方も多いのではないでしょうか?

 

集中力を高める方法の一つとして、アスリートを見習うといいですね!

そうです!

ガムを噛むのです(^^)

 

アスリートは集中力を高めるためにガムを噛んでいる人が多いでしょう!?

ガムを噛むことで精神を安定させ、集中力を高める効果があるのだそうです。

 

この「噛む」という単純な動作を繰り返すことで、意識を分散させない効果があります。

 

またミント系のガムにすると眠気も覚めて気持ちもスッキリするので、より集中しやすい

状態にすることができますね!?

 

次は、集中力を高める音楽を聞くことも良いですね!

これも・・・Youtubeをフル活用してはいかがでしょうか?

ここんところ・・・私は、レコードCDを購入したことがありません!

最近はほとんど欲しい楽曲や歌は、Youtubeに投稿・保存されているからです。

 

また私の事務所のBOSEコンポーネント・ステレオには、Bluetoothで音を

パソコンから受信できるようにしております。

 

集中力が低いとき、Youtubeを検索しますと、精神を安定させたり、集中力を高め

る音楽がたくさんあります。

 

特に、仕事中なら歌詞のあるものよりは音楽だけ、できればクラシックがいいですねぇ(^^)

 

特にアルファ波(α波)ミュージックと呼ばれる音楽があります。

人の脳の状態をアルファ波に誘導する効果があります。

アルファ波というのは、人がリラックスしたり集中している時に出現する脳波のことです。

作業中アルファ波ミュージックをBGMとして流しておくのをお奨めします!

 

なんとYoutubeには、「作業の効率をあげる」とか、「集中したいときに」と題名

に書いてあるBGMもありますので、探してみるとあなたにピッタリの音楽が見つかると

思います。

 

複数の人が、一緒に仕事をしている場所や技能作業をしているときは、イヤホンやヘッド

ホンをつけて音楽を聴くことで周囲の雑音をシャットアウトし、集中力を高めることがで

きますね!?

 

ご承知の様に、私たちは無音空間におりますと、逆に、そのことが気になってしまい、

集中力が落ちてしまう人ことが多いのです!

 

適度に音楽をかけることで集中力を高める効果があります。

 

体をほぐすことも有効です!

ずっと同じ姿勢で作業を続けていると腰や首が痛くなったり、違和感を感じることがあり

ます。

 

体が不調ですと、そのことが気になりはじめて、これまたなかなか集中できなくなります。

そこで少しでも体がムズムズしたら、ストレッチをするのが効果的です。

 

首の筋を左右前後にゆっくりと伸ばしたり、腰をひねって、体の歪みを正す訳です。

腕や足もしっかりと伸ばすといいですねぇ~(^^)

 

人に見られて恥ずかしい場合は、私はトイレの個室で思いっきりやります!

 

体全体の血行が良い状態は、脳にも快適な環境となることは大脳心理学で証明されています。

そういう意味で、作業をする前にストレッチをするのは作業の効率をあげることにつなが

ります。

 

次の集中力向上の為には、作業能率の概念を持ち込むことです!

 

そう! 時間を区切るのです。

 

集中力が続く時間は、一般的に50分と言われています。それ以上、連続して作業を行う

と集中力が一気に低下して効率が悪くなります。

 

そこで、最初から作業時間を50分で区切り、50分ごとに小休憩を取るといいのです!

トイレに行ったり、水分を補給したり、ストレッチを行うことで、コンフューズした頭を

リセットします。

結果として高い集中力のまま作業を続けることができます。

何事も、無理やり作業を続けても効率は下がってしまいます。

 

ご承知の人も多いと思いますが、あの発明王のエジソンは、集中できる時間が3分~5分

程度しかなかったために、先生から落ち着きがなさ過ぎる精神異常者として学校を辞めさ

せられていますね(^^;

それが良かった!

退学後は、お母さんが彼の先生となったそうです。

彼女は勉強時間を非常に細かく分け、エジソンが集中できる環境を作り上げたそうです。

 

もっとも大事なことは、集中力のスイッチが入るようにすることですよね!?

あらゆる場面で、事に及んでは集中力が発揮できなければなりません!

そんな時のために、普段から自分で意識して「集中力のスイッチ」が入れられるようにし

ておくといいですね(^^)

 

私のやり方をご紹介しますと・・・何かをきっかけにします!

例えば環境づくりが一番手っ取り早いですね!?

 

「このデスクの前に座ったら、他の事には一切気を回さない!」

とか、

「この仕事をしてる時は、完了するまで休憩なしで一気にやる!」

など、自分自身で決め事をします。

 

それを毎日くり返して、

 「この態勢になったら集中する」

と、頭と体に覚えさせてしまうのです。

このことを専門的に「アンカリング」といいます。

 

集中力散漫な人たちに共通するのは、睡眠不足ですね!?

ですから、集中力を高めるには睡眠の熟度を高めることです。

 

これも昔、学校の試験で一夜漬けばかりする友人がいたのですが、概して成績は良くあり

ませんでした(^^;

 

そうなのです!

瞬間風速的には、非常に集中力を発揮するのですが、 一瞬の集中力では本当の結果は

出にくいのです!

 

基本的には、マイペースでコツコツと日々勉強している人のほうが圧倒的に勉強ができます。

つまりは睡眠時間を削ってまでやると実際には効率が悪いのです。

適度な睡眠をとった方が、勉強も仕事も間違いなく効率がいいのです!

 

疲れてたり、眠かったりすれば集中力を維持することは難しいのです!

無理をしていたら、その後に悪影響を及ぼすこともリスクとして考えておかねばなりません!

 

ですから、どうしても時間がない場合、適度な休憩だけは極力取るようにすることをオス

スメします。

 

実は、体を横にして少し休むだけでも頭がスッキリします。そして、その後すぐ、集中す

ることができ易くなります。

 

集中力を保つ大事なコツどころもお教えしましょう!

それは、目標は細かく、小さく持つことなのです!

 

いきなり無理難題な目標だけは立てないで下さい!

というのも・・・だいたい途中で挫折してやる気を失ってしまいがちなのです(^^;

 

ですから、小さいことを少しづずステップアップしていくことをお奨めします。

 

いわんかな・・・途中でやめてしまったら、今までやってきたことが全て台無しなのです

から・・・(^^;

僅かな時間を少しでいいから作り、集中力を高め、毎日続けることがコツどころなのです。

休職、退職してまで極難の国家試験に臨む人たちのほとんどが、何年かかっても合格しな

いのは、時間がありすぎて無理をし過ぎるのです!

 

ありがとうございました。

 

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2025 / 02 / 03  08:30

パイロット・コンサルの経営いろは考;第45回:『シートベルト(Seatbelt)』

パイロット・コンサルの経営いろは考;第45回:『シートベルト(Seatbelt)』

第45回:『シートベルト(Seatbelt)』

 

皆さんもエアーラインに搭乗されたことがありますよね!?

飛行機が、タラップから離れ、タキシング(Taxing:地上滑走)し始めますと、キャビン

・アテンダント(CA)がシートベルトの装着方法をチーフ・アテンダントの説明に続い

て、実際に装着するデモンストレーションをしますよね!?

好き者の兄ちゃんが、CAの装着デモ中におちょっかいするのもいますが、それでもニコ

ニコやっているCAに好感を持ってしまいます。

私だったら、回し蹴りしてやんのに・・・(あれれ!私としたことが、お下品な(^^; )

 

最近では、ビデオによるシートベルト装着放映が主となりました。

 

このシートベルトというのは、航空法では、乗組員(Flight Crew-member)だけでなく、

航空機に乗っている者全員に適用されます。

米国航空法FARには、"each person"と書かれています。

 

 (1)機長はSafety Belt(腰ベルト)とShoulder Harness(肩ベルト)についての使い方を

  説明する義務があると

  言っています。(装備と取り外し方:Fasten and Unfasten)

 (2)地上を移送する時(Taxing)、離陸する時(Takeooff)、着陸する前(Landing)に、

  機長が全員がベルトの着用をするようにと通告する義務が有ると書いています。

 (3)地上を移送する時(Taxing)、離陸する時(Takeoff)、着陸する時(Landing)は、

    全員が安全ベルトの着用を義務付けてます。

 

 

装備と取り外し方(Fasten and Unfasten)の方法(使い方)を必ず教える事が明記されて

います。

機長には、確認の義務があります。 

 

なんとまぁ~、日本のクソッタレ教官は、「シートベルトなんて、操縦に邪魔だから、

ユルユルに付けておけ!」って言うのです。

それだけではありません!

「Shoulder Harness(肩ベルト)なんて、肩の動きを制限するからしちゃ~ダメだ!」っ

てほざきあがるのです(^^;

100%航空法違反です!!

そんな事は一切認めてません!

 

こんな事故が米国で起こったことを、ロサンジェルスで教官をしており、時々、日本に

帰って来て、私の所属する飛行クラブ日本人メンバーが話してくれました。

 

ある日、普通に飛行中していたパイロットが、ふと気づくと操縦する飛行機が墜落してい

たのです。

幸いにも、副操縦席に同じ技能を持つ仲間がいたのでなんとか難を逃れました。

ちゃんと、インシデント報告をしました。

航空局から呼ばれたその操縦士は、あるところから全く気づかずだったと申し出たのです。

その理由が分からなかったため、急に意識を失ったと同じ事ですから、航空局は操縦して

いたパイロットの脳に異常があると判断したです。

そのため航空身体検査を没収され、飛行することもできなくなりました(^^;

 

その後に、そのパイロットは、どう検査しても原因や病気が見つからなかったのです。

それでも航空身体検査証明書(Medical Certificate)が発行されなく、飛行機の操縦も認め

られなくなりました。

 

ずっと後になって、同じ種類の飛行機で似たような事故が起こったそうです。

この時は幸いかな、パイロットは完全に意識を失うこともなく、墜落(スピン)直前に

意識が完全に回復したため大事には至らなかったそうです。

同様に、インシデントとして航空局に報告がなされたそうです。

 

原因は何んだったか?・・・飛行機の設計ミスではなかったのですが、コクピットの天井

が低い飛行機だったそうです。もしくは欧米人は背の高いのもいますから・・・。

操縦中に乱気流に遭遇し、操縦士がシコタマ頭を打ったのですね(^^;

 

前述のパイロットは頭を打って気を失ってしまい記憶喪失しちゃったんですね(^^;

ここで判明したことは「Saftey Belt」と「Shoulder Harness」をしておけば、防げた可能性

が解ったのです。

 

実は、私も何度か乱気流に遭遇しております。

2つはエアーラインに乗客として搭乗中でした。

習慣で、座席に座っているときにはシートベルトを必ずしていたので、まったく大事には

到りませんでしたが、通路を歩く乗客とCAが天井まで吹っ飛んだのを目の当たりにしま

した。

また一度は、食事中で乗客に配布された食べ物がほうぼうに散乱し、ジュースやコーヒー、

水物で汚れた人たちが大勢いました。

 

セスナを操縦中と助手席に居たときにもなんどか乱気流の経験があります。

「Saftey Belt」と「Shoulder Harness」を日本のクソッタレ教官の言うようにしていたら、

命を無くしていたかも知れません。

それにしても、このクソッタレ教官、17才の時に飛行免許を取ってから1万5千時間の

飛行経験があるのに、事故を起こしていないのですね!?

不思議と言えば不思議・・・、悪運強いといえばそうだし、・・・なにか神業を持ってら

っしゃるとしか思えません(^^;

 

さて私は、今回までに閑話休題も含めてパイロット・ビジネスいろは考を約50遍発行し

てきました。

読者もご承知のように、今回もクソッタレ教官が登場します。

本当は、こんなことを書くべきではないのですね!(^^;

お許し下さい。

 

今回は、お詫びと言っては余りにも詭弁となってしまいますが、素晴らしい小話(逸話)

をご紹介したいと思います。

 

これは、私がご縁をいただいている企業の社長が、従業員の皆さんに「ビデオ・レター」

と題して話されたのを聴講し、なるほどその通り!と感心したお話です。

出所は、致知出版社・発行:藤尾秀昭氏;著『小さな人生論ノート』です。

私が、このブログ用に脚色しておりますが、内容は変わっておりません!

 

「この町はどんな町?」

 

ある町がありました。

町の入り口の門のところに、いつも一人の老人が日向ぼっこしながら座っていました。

 

一人の青年の旅人がその町にやってきました。

青年は、そのおじいさんに訊きます。

「こんにちは! おじいさん、この町はどんな町なんですか?」

 

少し微笑んで、おじいさんは青年に逆に聞きます。

「あなたがいままでいた町って、どんな町でしたか・・・?」

 

青年は、嫌な顔をして答えました。

「いやぁ~、前にいた町は嫌な人ばかりで、ろくな町じゃなかったですねぇ!」

 

老人はしばし黙って、目をつむり・・・、悲しそうに言います。

「そうですか・・・、この町もあなたが前にいた町とほとんど同じ町なんですよ」

青年はしばらくこの町にいたようですが、結局、門にいる老人に捨て台詞を吐いて、町を

去ってゆきました。

「おじいさんの言うとおり、ろくでもなかった! 居て、損したよ!」

 

また別の日に、別の旅人が来ました。

その旅人も青年でした。

「おじいさん、こんにちは! この町って、いったいどんな町なんですか?」

 

おじいさんは、同じように少し微笑みながら、その青年に聞きました。

「あなたが以前いた町は、どんな町だったんですか?」

 

青年が元気よく、笑顔で

「私がいままでいた町は、本当にすばらしい町でした。町の人々は親切で、あんなによい

町はありませんでした!」

 

「そうですかい。この町もねぇ~、あなたが前にいた町とまったく同じ町ですよ!」

 

この逸話が教えてくれるのは、環境というものは「その人の心が決める」ということなの

です。

 

結局、自分の「人生環境」をつくるのはその人自身なんですね!?

その人の心が、環境を決めるのです!

 

環境に左右されるのではなく、環境をつくことのできる人間になりたいものです!

 

<引用出典>

 『小さな人生論ノート』藤尾秀昭・著 致知出版社・発行

 

ありがとうございました。

 

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2025 / 02 / 02  15:54

新入社員ビジネスいろは講;第3話;『波動』

新入社員ビジネスいろは講;第3話;『波動』

第3話;『波動』

 

~弘法大師が詠んだ「いろは歌」を使ってビジネス社会で多くの成功体験を積むために~

 

『波動』ってことばをご存じですか?

 

静かな池や風呂場の水に石なんかを投込みますとポチャンと音がしてから丸い円がいく重にもなって広がっていきますよね。

私たちはこれを波って言っておりますよね。

物理の世界では波の動く様を『波動』といいます。

 

波が動くということは、波の行く方向にエネルギーが働いているからなのですね!?

大海原の波だって陸に向って海水のエネルギーが働いているのです。

台風のときなどはものすごいエネルギーだろうということは充分に理解できます。

 

まもなく、東日本大震災が起こった3・11が丸14年を迎えました。

あの地震による被害よりも、大津波によって甚大な被害が出たことは記憶に新しいですね!?

 

ぜひ、みなさんも毎年3・11当日は、黙祷をよろしくお願いします。

勿論、阪神神戸大震災、熊本大震災、能登大震災の慰霊もよろしくお願いいたします。

あの大津波もまさに巨大な、強力な波動です。

あの大津波が大きな岩をも砕き、ビルほどもある大きな船を陸に乗り上げさせ、建物をあれほどまでに恐ろしく破壊し、島や海岸線にある防波堤などあっという間に変化させました。

 

もちろん、川の水の流れも同じように大石を削り、大地の地形を変えて行きますよね。

水の力というより、実はエネルギーがそうさせるのですよね。

エネルギーを一定の方向に与え続けていきますと本当にすごいことが起るのです!

 

『イ、ロの巻』でお話ししました「人生設計」とは、私たちの持っているエネルギーを一定の方向に効率良く、集中していくための「方便」「羅針盤」だと思うのです。

自分の人生をどのように持って行くのか、どんな人生にしたいのかハッキリと分っている人は、今自分の持っているエネルギーのほとんどを「進むべき方向」のために使って行こうと考えます。

なぜなら、エネルギーには限りがあると考えるからなのです!

 

もしかすると神様や仏様は、一人一人の人生に対して同じ長さの同じ量目のロウソクを与えて下さっているかも知れません。

若い人はもうご存じないでしょうけれど鶴田浩二さんという大俳優が歌った歌じゃないんですが、「右も左も真っ暗闇な中」をどこかに向って歩いて行くためには灯りが必要ですね!?

今では、懐中電灯がありますが、昔は提灯の中にロウソクを灯していました。

 

ロウソクは光を発するエネルギーなのです。

足元を照すための限りあるロウソクだとすると、あっちに行ったりこっちに行ったり定まらない行動をしていては無駄ですよね!?

 

さて私の人生の進むべき方向が定まったら、エネルギーをその方向に投じて行きましょう。

私たちの持っているエネルギーはロウソクのようなものだけではありません。

 

「心のエネルギー」というのがあるように思えてなりません。

 

エネルギーは、何かに使わなくては意味がありません。

もちろん歩いたり走ったり、重いものを持上げたりするためのエネルギーも必要ですが、私は「心のエネルギー」の使い方が最も

大切だと考えております。

 心のエネルギーを何かに向けていくことを『念波を送る』と言いましょう。

また、想い続けていることを『想念』ともいいますね。

 

 『念波を送る』方向とその強さを『心の波動』って言ってみたいと思います。

実は私の知っている、経験してきた、出会ってきた限りにおいてをお話ししますと、私は「成功者」と呼ばれる人達には一様に、万に一つの例外もなく、彼等から『波動』を感じます。

いつも不思議に思うのですが、皆さんはいかがでしょうか?

そんな人たちにどれくらい出会っておりますか?

 

成功する人は例外なく『最後まで諦めない』で目標に向かってやり続けます。

そして実はここが大切なのです!

彼らは、その途中において多くの協力者に出会っています。

 

『波動』は、その『波長』に合う人々を一緒に乗せていくようですね!?

ちょうど上手なサーファーが波に乗るようにですね・・・。

ところが逆にいつも苦労が多くて不平・不満を持っているような人は『成功者』の波動を不快に感じるようですね(^^;

私は、これを『悪魔の仕業』と思っているのです。

悪魔は『成功の波動』を嫌うのですね。

まるでゴキブリやネズミが侵入防止用の超音波撃退器を嫌うようにですね。

 

『良い波動』は正しい人生設計を立て誘惑などに負けないでしっかりと着実にやっている人に備ってくるように思えます。

これも私の勝手な言いぐさですが、『良い波動』を持っているかどうかは、神社、仏閣、お墓に行くとだいたい分りますね。

そこに行ったとき不快感を感じなければ『良い波動』を持っています。

不快感を感じたら、それは『悪魔の波動』に左右される、もしくは『悪魔の波長』に合ってしまうからでしょうね。

 

霊能者は、神社、仏閣、お墓などに悪霊など何かがいるといいます。

それはウソです!

決して怖がることはないのです。

『正しいエネルギー』の使い方さえしていれば、悪霊が貴方に取る憑くことなどありません。

自分の発する『波動』が、『悪魔の波動』よりも大きくしっかりした方向を示しているなら心配はいりません。

 

仕事においても、しっかりした仕事の意義、目的を知る人は職場でも気持のいい『波動』を出しています。

そんな友達を多く持つように心掛けましょうよ!

そして皆でそれぞれの『波動を合算させ』立派な組織を創って行きましょう!

とりもなおさず私たちが幸せになる最良の方法のように思えるのですが。 

 

いかがでしょうか?

 

ありがとうございました。

 

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2025 / 02 / 02  14:46

飛行機の世界から学ぶ経営いろは考;第46講:「露点温度(Dewpoint)と湿気(Moisture)」

飛行機の世界から学ぶ経営いろは考;第46講:「露点温度(Dewpoint)と湿気(Moisture)」

第46講:「露点温度(Dewpoint)と湿気(Moisture)」

 

Dewpoint(露点)というのは、ある大気の温度の一つです。

その温度まで気温が下げられると、湿度が100%(もしくはSaturated、飽和状態)にな

る気温のことを言います。 

 

その温度(露天温度:Dewpoint)以下に気温が下がりますと、何らかの形で大気中に溶け

ている水蒸気が眼に見える形になります。

これを「Visible Moisture」と言います。

「眼に見える状態になった水蒸気」と言う意味で「Visible Moisture」と言います。

葉っぱやグラスの表面に発生する水滴や、空中に浮かぶ雲や霧、そして雨や雪となります。

 

英語の辞典を調べますと、「Visible Moisture」 :「Visible」は眼に見える。 

「Moisture」は、水蒸気 (例:露や霜、雲や霧、雪や雨、ひょう、あられ、グラスや窓の

水滴)と書かれています。

 

空気には、水が水蒸気(Vapor)として溶け込んでいます。 

実は溶け込んでいる水蒸気は気体です。透明で、目で見ることが出来ません。

 

やかんやお鍋から吹き出て見える水蒸気は、なんと本当は水蒸気ではないのです!

水滴・・・液体なのです(^^♪

水蒸気は、気体なので眼には見えません!

水の表面から蒸気までの間に状態として存在するのが水蒸気なのです。 

ちなみに雲や霧も水滴であって、水蒸気ではありません(^-^)

 

その眼に見えない気体である水蒸気(Water Vapor, Moisture)というのは、大気が保持で

きる水蒸気の量が空気の温度に比例しています。

水蒸気の量は気温が上れば多くなり、逆に気温が下がると量も減ります。

 

あらゆる大気には、ある程度の水蒸気が含まれています。 

その大気の温度を下げていきますと、水蒸気を保留する限界に達してしまいます。 

その様な状態を「飽和状態」と言います。 

「飽和状態」になる温度を「露点、Dewpoint」と言います。 

 

暖かいと、たくさんの水蒸気が空気に溶け込むことができます。

気温が下がりますと溶け込む量が少なくなってしまいます。  

気温が下がり過ぎますと、溶け込んでいる水蒸気は露や水滴、霧・雲などとして、目に

見える物に変化します。

 

もうこれ以上、大気が水蒸気を保持できない温度を「露点(Dewpoint)」と言います。  

その温度以下になろうとしますと、水蒸気の余剰部分が眼に見える形となって現れる訳な

のです!

 

英語では、水とか雲などは「可視水分:Visible Moisture」と呼ばれる全体の一つです。

見える水分や、見える湿気のことなのですねぇ(^-^)

また、この状態を大気の「飽和状態(Saturated)」と言います。 

 

地表や物体の近くなら露として目に見える形に変わる場合が多いのですね!?

大気の様に、物体が無ければ雲や霧に変化します。

その時に量が多くなると、その水滴がだんだんと大きくなって、雪や雨に変わる訳です!

 

まだ大気に、水蒸気を含有する余裕がある場合は「不飽和、Unsaturated」な状態と言います。

 

ちょっと誤解がないように説明を加えます。

温度が「露点(Dew Point)」と同じになっても、それだけで溶けている水蒸気が「液体

(Visibile Moisture)」に変化する訳はありません!

確かに、その温度では「飽和状態(Saturated)」にはなりますが、それ以下に温度が下が

ろうとするか、大気にもっと湿気が加わるような状況が発生するれば、その時点から

「Visibile Moisture」が発生します。

 

物理まではいきませんが、理科のお勉強になります。

 

「水(Water)」という物体の変化を復習しましょう!

水だけでなく多くの物質は、「固体(Splid)、液体(Liquid)、気体(Gas)」と3つの状態

(State)があります。 

一般的には、

 1) 「気体」 ⇒(凝結:Condensation)⇒ 「液体」 ⇒(氷結:Freezing)⇒

   「固体(氷)」

  2) 「固体」 ⇒(融解:Melting)⇒ 「液体」 ⇒(蒸発:Evaporation)⇒

   「気体」

 3) 「気体」 ⇒(昇華:Sublimation)⇒「固体」

 4) 「固体」 ⇒(昇華:Sublimation)⇒「気体」

 

露や雲ができるのは、気体である「水蒸気」が「液体」に「凝縮」して変化します。

「水蒸気:Water Vapor」が「凝結Condense」しますと液体、雲、霧、雨、露などの水に

なります。

 

大気中の水蒸気(Moisture)が足されるには、「蒸発:Evaporation」と「昇華:Sublimation」

があります。

  ・「蒸発:Evaporation」は、液体が気体に変わること

  ・「昇華:Sublimation」は、固体が液体にならずに直接、気体に変わること

   (気体から固体に変わる時も同じ言い方です。)

 

ですから、気温が下がる時に、「可視水分:Visible Moisture」が発生しやすくなります。

大気に水蒸気を増加させる蒸発や昇華がありますと、「露点:Dewpoint」を上ることで「可

視水分:Visible Moisture」の発生を容易にしたり、そのまま「可視水分:Visible Moisture」

の発生の元になる時があります。

 

飛行機を離発着させる前に、機長は必ず、当該飛行場か最短飛行場から発信される気象通

報(ATIS)を事前にPCで調べたり、ATC(エアー・ターミナル・コミュニケーシ

ョン;管制塔から発信される情報)で聴いて、現在の気温と露点を知ります。

 

特に寒い日は、飛行機に霜が付いてしまったり、ピトー管という空気の圧力で速度を計測

する管がありますが、これが凍ると速度が計測できなくなりますし、翼に氷がつくと揚力

の発生の妨げとなりかなり危険です!

 

またラダー(補助翼)、エレベータ(昇降翼)、エルロン(旋回翼)など機体をコントロ

ールする可動部分(ほとんどがヒンジやボルト、スチール・ロープ)に氷が着いてしまし

ますと、動かすことができなくなりコントロール不能から墜落するケースが、昔には多く

ありました。

 

そこで氷がつかないように露点に達する前にエンジンから排出される高温の空気を送って

暖めて氷結防止したりします。

このことを「アンチアイシング」と言います。

 

 

さてビジネス・リーダーへの教訓ですが・・・、

人にも、企業・組織にも「露点」っていうのがあるように思います。

 

人生設計や企業ビジョンを大々的に打ち立てても、どこかでポシャるってことがありますね!?

いつのまにか、あの計画・作成した当時のハイな気分がどこかに・・・(^^;)

 

以前にもお話しましたが、「気分・感情」というのは英語では「EMOTION」ってか

きます。

これは「E」+「MOTION」に分解することができます。

 

人生・企業・組織の雰囲気やモチベーションが「露点」になりますと目立った変化が見え

るようになります。

 

だいたい、チンタラし始めたり、ダラダラな言動が目立ち始めます。

人生・企業・組織の風土温度が下がってきて「露点」になってしまします。

 

こんな時にどうあるべきかを松下幸之助翁は教えておられます。

「不況」「不景気」な気分の時には、「腹をくくれ!」「度胸をすえろ!」とおっしゃって

います!

 

どんな場合でも、ビジネス・リーダーの「自覚」にもとづいて、「最大の努力」を持って、

「勇敢」に立ち向かい、「最善の闘い」を進めて行くことに尽きるのだと!

 

松下幸之助翁は、「志を変えちゃならない!」とおっしゃっています!

 

そうなのです!

どんな転機にも「志」を変えないことなのです!

「志」、ますます堅しでゆくのです!!

 

人間は、常にどんなときでも「悲観」してはならないのです!

「悲観」すると・・・、

 「知恵が出ない!」

 「公正な判断ができない!」

 「なすべきことがわからなくなる!」

となるのです!

 

考えて「正しい」と信じたら、「誠心誠意」やなることです!

「人事を尽くせば」・・・「人間以上の大きな力が働く!」、これが「運命」だとおっしゃ

っています!

 

多くの人間は、「人事を尽くして天命を待つこと」を知らないのです!

 ※これだけやったんだから・・・(^^;

 ※これだけ報われなきゃならない・・・(^^;

こんなことを考えるから、「悩み」「争い」が起こるのです!

 

どんな悲惨な状況下でも「策は無限」にあるのです!

世間がいかに不景気でも、いかに経済が困難でも、「やるべき仕事」は「無限」にあるの

です!

 

「不景気」「激変期」であればあるほど・・・「なすべき仕事」があるのです!

 

「困難」でも、・・・今日は考えつかなかったけれど、明日になったら考えつくことは

いっぱいありますね!?

 

さらに「良い策」「良い方法」があるという信念を持ちましょう!!

  

ビジネス・リーダーは、何事も「やればできるんだ!」と力強く後輩・後進に訴えてゆく

ことです!

 

だからこそ、ビジネス・リーダーは「悲観的」「消極的」であってはならないのです!

 

大変に厳しい時代、波乱の時代こそ、私にとっても、わが社、わが部署の「大躍進」、「絶

好のチャンス」なのです!

 

こんな時にこそ、「改善」すべきことをなんでも「改善」してしまうチャンスなのです!

 

こんな機会にこそ、「いままでできなかったこと」ができる時機到来なのです!

 

やらねばならん「時機」到来なんです!

 

そうなのです!

 

希望を貫く時が来たのです!

希望を持って考え、立ち上がるときが来たのです!

 

いまこそ、「発想を180度」変えてみましょう!!

「不可能」だからこそ「できる」のです!

 

ありがとうございました。

 

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2025 / 02 / 02  14:40

飛行機の世界から学ぶ経営いろは考;第42講:『機長の権限・責任(Final Authority) 』

飛行機の世界から学ぶ経営いろは考;第42講:『機長の権限・責任(Final Authority) 』

飛行機の世界から学ぶ経営いろは考;第42講:『機長の権限・責任(Final Authority) 』

 

米国連邦航空法、FAR 91.3に「 Responsibility and authority of the pilot 

in command.」という章項があります。

 

機長には、「最終権限(Final Authority)」があるとかいてあります。

もちろん、なんどもかんでも好き勝手な行動をして良い訳というのではありません。

緊急時などには、誰からも許可なく最適な行動を選び行動することができますが、行なっ

た行動には「責任」を持つ義務があります。

「最終権限(Final Authority)」があっても、行動によっては免許停止、罰金刑、懲役刑が

無い訳ではありません。 

最後の最後には、権限と最終責任があるのが機長と言う意味です。

だからこそ、法律を守る義務があります。

 

ところが、こんなことも書かれています。

(b) In an in-flight emergency requiring immediate action, the pilot in command may deviate 

  from any rule of this part to the extent required to meet that emergency.

 

飛行中の緊急の場合は、その緊急に対応する範囲でFARから逸脱しても良い。 

緊急時の場合は、航空法よりも命を大事にしてよい!

あくまでものそEmergency(緊急)に対応する範囲内だけですよ!と書かれてはいます(^-^)

 

飛行機が安全に飛行出来るようにするために、色々な人々に役目があります。

毎回、飛行前に、航空機が安全に飛行できるかどうか「確認」するのは機長の役目なのです!

ですから、「Preflight」;飛行前点検で航空機が安全かどうかを必ず確認しなければなりま

せん!

整備士は、「点検や修理」を確実に行う技量を認められ、それを確実に行う必要があります。

飛行機のオーナーや運行者(飛行機会社など)は、その航空機が安全に飛行できるように

「維持」する義務があります。

 

さて、ビジネス・リーダーの「使命」ってなんでしょうか?

 

私は企業でのリーダー(経営幹部・管理者・各事業部責任者など)研修の冒頭で、二つの

課題を出し、指定した用紙(コクヨ:コヒー25)に箇条書きして提出をしてもらいます。

 

 1)「あなたの受け持ち部署での、あなたの任務は何ですか?」

 2)「あなたの受け持ち部署での、あなたの使命は何ですか?」

 

ほとんどの人たちには、0点を朱書して返します。

「任務」と「使命」の区別・定義ができていないのです。

 

「任務」というのは、「マネジメントとは」の定義とまったく同様です。

これができる人を「マネジャー」と認証しますから・・・。

もしくは日本では「管理者」「監督者」と訳していますが・・・はてな?です。

 

「マネジメント」の定義や説明は、以前のブログで行っております。大変にご面倒ですが、

バックナンバーをたどり復習をなさって下さい!

 

今回は、「使命」について書きます。

英語では「Mission」ですね!?

 

多くのへっぽこリーダーは、「使命」とは「いい商品・製品をつくること」「お客様に最高

のサービスをすること」「利益を出すこと」「コストを極小にすること」等と答えを書いて

きます。

「それを知ってんだったら・・・私なんかここに呼ばれず、御社はバンバン成長発展して

 いるよ!」って、嫌みたっぷりに言いながら答案用紙を本人たちに返します。

 

ビジネス・リーダー(企業の責任者)の、究極の「使命」って何んでしょうか?

 

本当は、私の研修を受講して答えを理解していただくと・・・少しは私も儲かるのですが

(^^;・・・答えを言いましょう!

 

『ビジネス・リーダーの使命は、我が社を「存続」させること!』が、「使命」なのです!

 

あなたの企業、店舗、工場が「存続」し続けることで、あなたの企業の商品・製品・サー

ビスをお客様にお届けすることができ、地域社会に貢献することができるのです!

そして、我が社で働く従業員の雇用を守り、採用し続け雇用創出までできるのです!

だから毎度書かせていただいておりますが、経営というのは「最高の道徳」なのです!

 

へなちょこ党のバカッたれ共が、大企業の税金を増やせとほざくことは、誠にもって『ど

阿呆思想』なのです!

 

大企業は、どれほど多くの社会貢献をしているでしょうか!?

まずは多くの国民、世界の人たちから喜ばれる製品・商品・サービスを提供し続けています!

それを成し遂げている驚くほど多くの従業員に、生活するに足りる給料を支払っています!

全従業員の所得税合計を考えてみて下さい!?

 

多くの関連企業を創生し、多くの仕入れ先企業との取引金額・量を考えたら、経済のスパ

イラル効果というのですがものすごい貢献をしているのです!

 

企業が「存続」するために、もちろん企業が利益を出し続ける必要があることは当たり前

のことです!

 

企業が「存続」するために、従業員の首を直ぐに切ってしまうような考え方はいかがなも

のでしょうか?

 

ビジネス・リーダーは、我が社、我が担当部署の「存続」を「常に考え続けること」が

最重要職責です!

 

ビジネス・リーダーが本気で企業の「存続」を考える・・・?

ここでも偏った思考に入る御仁がいますので正すことをします!

 

実は、「存続」というのは、企業が「イケイケ・ドンドン・バンバン」になることだけを

考えのは片手落ちなのです!

 

以前にも「マイケル・ポーター競争の戦略」から説明しましたが、企業の存続を危うくす

る事柄を考えることも併せて行わなければならないのです!

「マイケル・ポーター競争の戦略」の重要テーマの一つは、「5つの企業を危うくする力」

でした。

我が社を取り巻く軋轢・圧力(外圧)=「敵」は、

 1)競争他社(直接競争・競合)

 2)新規参入業者

 3)代替品(間接競合)

 4)供給業者

 5)お客様(顧客)

なのです!

 

自分のこと、自社のことで手一杯なら、「敵」を観る余裕もないですね!?

知らぬうちに、競争他社は新製品開発を行い、人材財育成に力を入れ、下手すると我が

社の有能な従業員を引き抜きまでしますよ!?(^^;

 

知らぬうちに、全く異業種、他地域(海外)から我が業界に新規参入してきますよ!?(^^;

 

知らぬうちに、今までの商品・製品が別の機能を持つモノにシフトしますよ!

 

知らぬうちに、仕入れ業者が寝返ったり、納入価格をつり上げたり、仕入れ業者自体が

弱体化し、供給能力が無くなり、品切れ、品枯れ状態を起こしますよ!(^^;

 

知らぬうちに、お客様はもっと別の企業に鞍替えしていますよ!(^^;

 

このことを知らずして、企業が存続できますか?

 

企業・組織は、いつ何時、どんな事態が発生するか分かりませんよ!

「マイケル・ポーター競争の戦略」:「5つの力(敵)」に、私はもう一つ付け加え「6つ目

の敵」がいるよ!って言います。

それは「敵は本能寺」ですから!

今はほとんど無くなりましたが、いつ何時、会社の入り口、工場の門塀に赤旗と組合員が

立つかも知れません!

従業員が、「内部不正」をしたり、「あらぬ動乱を画策」していたり、優秀な管理者たちが

一挙に退職したり・・・(^^;

 

このような事態が起こりうることを考えて、ビジネス・リーダーの皆さんは真剣に日々、

企業・組織を見渡していますか?

 

食品製造工場などでは、「食中毒」「異物混入」で企業がダメになることすら旧知のことで

しょう!?

 

私は昨年、日本では大変有名で権威ある氣学の先生にお目にかかり、この後2月4日まで

に起こりうる日本、世界の事態をお聞かせいただきました。

ご存じのように、日本では今年(昨年2月5日~2月4日まで)は、「膿の出る年」なのだ

そうです!

そういえば、東芝の決算不正、東洋ゴムの免震偽装、くい打ちデータ偽装発覚・・・など

など。

 

来年(2月5日~)は、困難・苦労・低迷・不景気の年だそうです!

労働問題の発生も危惧されるのだそうです!

表面の土に関しても、山津波、地滑り、崖崩れ、表層雪崩、落石などの災害、風水害、

地震、噴火などにも要注意だそうです!

 

私はなにも氣学を信じろとは言いません!

しかし危機の中で、一番起こりにくいと思い込んでいることが「想定内」であり、事実、

想定外の危機はいかようにも起こります。

あの2011年に起こった3・11と原発安全神話の中で起こった福島第1原子力発電所

の未曾有の原発事故がありました!

 

企業・組織を存続させるために、起こりうる危険・問題を常に考え、起きたときにどうし

たらいいのか? 

それを最短時間で収束・安定させるにはどうしたらいいのか?

を考えるのがビジネス・リーダーの使命ではないでしょうか?

 

となると・・・ビジネス・リーダーには「倫理観」が必要であることも理解できます。

 

企業・組織全体の方針を立て、その方針どおりに企業・組織、担当部署を運営することに

つきますね!?

もちろん可能な限り、企業・組織の方針は長期計画、中期計画、短期計画に区別して考え

るべきです!

 

「戦略」というのは、5年から10年先を見据えて、生存を確実とさせる「策」のことを

いいます。

みなさんもご経験あると思いますが、1年なんてあっという間ですね!?

だって、振り返ったらもう10年一昔過ぎていた(^^;)って、実感する方もいるでしょう!?

 

5年後、10年後、今のままでゆくとどうなっているか?って考えたら、だいたい悲観的

になります。

特に企業では、過去から現在への延長線上に5年~10年後を目標化してはダメなんです!

ここが根幹の部分なんです!

 

 1)我が社・我が部署にとって将来への目標となる経営モデルを見つける!

  あるいは、いまもついい点をはるかに超える目標を設定します。

  個人なら、自分のなりたいモデルに人を探します。自分がやりたいことを実際に

  やっている人をさがします。

 

 2)実際にそれに近いことを行っているモデル企業を見つけ、その企業の売上と利益の

  水準に達するには、何をなすべきか?を洗いざらい列挙する。

  おそらく、いまの程度では不可能なことが解ります。だから、組織改革・開発、人財

  育成が不可欠であることを発見します。

 

  限りなく、ここまでやるのぉ・・・・って感じます。ここで怖じ気づいたらおしまい  (^^;

 

 3)これから5~10年、本当に何を重点戦略として開発・実行すべきか?を

  真っ先に「経営計画」に書き表さねばならない!

  財務数値である「売上」と「利益」は結果なんです!

  従って、経営計画で言う「売上」と「利益」は、「目標」にしかならないのです!

  たとえば、「労働生産性を30%上げる」というのは、「目標」であり「戦略」では

  ないんです!

  「戦略」にするなら、『労働生産性を30%上げることを「成果目標」に、○○を手段

  (または方法)にして、**を実行する』という形で書くのです!

 

【高い売上と利益目標が促すこと】

  ⇒逆に、1年に25%や30%売上と利益を増やそうと思えば、今までの方法では

   到底達成できないことが自明!

  

  ⇒だから、

   ・新しい方法は何か? 

   ・必要な戦略は何か? 

   ・日本中で、世界中で、その増加を実現してきた企業どこなのか?

    ※それは、わが社がとる戦略のモデルになり得るか?

     わが社はどうすれば、その戦略や類似の戦略を開発し、実行できるのか?

 

【会社の経営計画書であるべきもの】

  1)高い成果目標

   ⇒事業成果、;売上と利益のビジョン

 

  2)その高い成果目標を達成するための、

   ・モデル企業の観察から得た戦略

   ・新しく開発し、実行する戦略

 

 その実行計画でなければならない!!!

 長期は10年、中期は3から5年、短期は1年と考えます。

 事業計画で考えなければならないことは、お客さまの事、

 

企業・組織運営が、うまく運営しているかどうかは、売り上げ、利益という数字に表れます。

損益計算書に現れる数字がビジネス・リーダーの評価になります。

損益計算書に現れない数字は、働く方が安心して働いているかどうかの数字、たとえば、

クレーム件数、労働災害率、離職率、平均賃金等ではないでしょうか?

 

ビジネス・リーダーには高いモラール、倫理観が求められるのです!

 

「ある組織の士気、モラールの水準は、そのリーダーの水準を超えることは出来ない」と

言われます!

企業・組織の「モラール」「倫理の水準」は、その企業・組織のビジネス・リーダーの「モ

ラール水準」を超えないと確信します!

 

ありがとうございました。

 

いわき経営コンサルタント事務所の詳細は、

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