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ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード;第23講:『余裕(Composure)』
【イタリア・ローマ:真実の口】
「あなた! すごく疲れてませんか?」って、・・・お訊きすることがよく
あります。
「すごく疲れてますね!」っていうと相手が構えちゃうのです・・・(^^;
強烈なお話から入ります!
「エゴは笑わない!」というのをご存知ですか?
この現象・症状をそのままにしておりますとね・・・顔がひん曲がるんですよ(^^;
本当のことです!
ご承知のように、私たちは疲れているとき(しんどい時)ほど・・・笑えません!
本当です!
お笑いの芸人さんというのは、ですから・・・疲れていても、機嫌が悪くても
オチャラケができるのですからもの凄いのです!
といっても・・・ひん曲がった人の方が芸人さんになれるのかなぁ・・・(^^;
ゴメンゴメン!
現代は、「ストレスの時代」とも言われていますね!
情報量も行動範囲も、ちょい昔に比べただけでも桁違いですね(^^;
そんなものですから、・・・まぁ・・・「心の疲れ」も溜まっていますよね!
私なんか若かりし頃、溜まったって言えばアッチだけでした(^^)
「疲れている自覚」はある・・・でも、どうしていいのか分からない(^^;
怖いのは「慢性的な疲れ」が溜まっており、自分自身が疲れていることに気付
けない(^^;
カウンセラーの専門家(実は似非が多いのでご注意!)が、「自分の疲れ度合
い」をチェックする方法を教えてくれています。
最近、
「どれくらい笑っていますか?」
「どれくらい楽しんでいますか?」
「感動で、いかほど泣きましたか?」
ですから、
「最近笑ってないなぁ~(^^; 」
「そういえば、楽しいことないなぁ~(^^; 」
と感じたら、その原因は何らかの疲れが溜まっています!
「肉体的な疲れ」というのは、その原因がハッキリしていることが多いですね!?
久しぶりに歩いたなぁ~(^^;
何年ぶりだろう、運動したなぁ~(^^;
どっひゃぁ~、こんな重たい荷物運んじまったぁ~(^^; イデェデェ・・・(^^;
最近、めちゃくちゃやること多いしなぁ~(^^;
そういえば、昨晩は考え事もあってあまり眠れなかったからぁ~(^^;
「心理的な疲れ」というのは、意外とハッキリした理由が分からない場合も
多いのですね!?
「何んもしてないんだけれどぉ~、仕事もそんな忙しくもないしぃ~・・・」
でも・・・「疲れている」(^^;
「仕事は・・・詰まってもいないしぃ~、特に忙しいわけではないなぁ~、
夜も良く眠れているしなぁ~・・・。
悩みだって、誰にでもあるもんだしぃ~、自分の悩みなんか大したことない
しぃ・・・(^^;」
このような理由付けをしたら、「疲れてる!」なんて言いたくても言えなり
ますね!?
お感じになられていると思います!
仕事がなくて、一日中、家でゴロゴロしていても、心というのは「疲れるとき
は疲れる」のですね!(^^;
もっと実感されていることがあると思いますが、
何もしたいものがなくて、気が付けば、なんとせっかくの休日が終わってしま
っっていた(^^; と感じたときの「徒労感」というのを経験したことがあるの
ではないでしょうか?
実は「理由があいまいな疲れ」というのは、あなたが客観的にどういう状況で
あったとしても、あなた自身がどう感じているのか? で決まってくるのですね!
ですから、「常識」とかではなく、「あたしの場合は・・・」という感情が
最優先なのですね!
そう!
自分が「どう感じるか」なのです!
この辺、大事なんですよ!
周りの人たちがどのように見ていようとも、感じていようとも、あなた自身が
何らかの「感情を抑圧」したり、自分自身を「否定的」に見たり、「嫌悪感」
や「罪悪感」など、ネガティブ(マイナス)の感情を持ったりするだけで「ス
トレス」となります!
特に、誰かと表面的でも、無言でもケンカにすることになりますと間違いなく
「ストレス」となりますね!
実は、自分が「しんどいなぁ(^^; 」 「辛いなぁ(^^; 」 「嫌だなぁ(^^; 」
と感じているとしたら、間違いなく「心」にとってそれが真実なのですね!
また「無力感」「何もしていないなぁと感じる罪悪感」なども、間違いなく「心」
にとってそれが真実なのです!
いかがでしょう!
いままで述べてきたことを考えていただきますと分かりますね!?
「余裕」というのは、「心」の有り様なのですね!
リーダーが「余裕のない状態」では、組織を思う方向にリードしてゆくことは
絶望的です!
また自分自身のこととして、自分を変えようとしても変えるだけの「気力」は
沸かないですね!
ですから、「疲れ」を解放してあげるべきなのです!
「そんなこと言ったって・・・そんじゃぁ・・・どうしたらいいの!?」
って、文句をいただきそうですね(^^)
いろいろな人が、いろいろな方法を述べられています。
どれも間違いではないので、そのどれかをなされるといいのではないでしょうか!
私のお奨めは、
朝は希望に起き
昼は努力に生き
夜は感謝に眠る
です(^^)
特に「夜は感謝に眠る」なんですが、松下幸之助翁のなされたことを紹介します。
松下幸之助翁は、仕事を終えて行水(お風呂)のとき、「我ながらようやった
なぁ!」って自分自身を褒めてあげられたそうです。
私は、寝る前に鏡を観て、向こうにいる自分の姿に微笑みながら、
「おまえは良くやった!素晴らしい!さすがだ!」
って、こころから褒めてあげるんです(^^)
ここまでは「心の余裕」・・・(^^)
次はもっと簡単なことなんですが、・・・「仕事」や「生き方」の余裕づくり
ですね!
それは、
「知らないことを知らないと言える勇気」
と
「できないことをできないと言える勇気」
を持つことですね!
これさえできれば、これからの自分自身にとってもっとも「余裕づくり」に
大切なのは、「人脈づくり」なのですね!
自分の知らないことを知っている人とお付き合いする!
自分のできないことのできる人とお付き合いする!
それだけ!
どうする・・・?
簡単です!
「人皆、我が師」として、「美点凝視」する!
そのために自分自身を知り、認めることなのですね!
心身ともに「余裕」を持つ方法は、実は同じなのですね(^^)
ありがとうございました。
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ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第22講;『寛大さ(Generosity)』
【イタリア;カプリ島です】
松下幸之助翁の著作「素直な心になるために」に、このようなことが書かれて
おります。
・素直な心の内容には、万物万人いっさいを許し入れる広い寛容の心と
いうものも含まれている。
・素直な心になったならば、いらざる対立や争いがおこりにくくなって、
和やかな姿が保たれるようになる。
・幸せになるためには、心の平和が大切です。
・心の中に対立や争いがあるうちは、幸せに暮らすことは難しいでしょう。
・心の中に波風が立つのは、寛容の心・受け入れる心が足りないからかも
しれません。
「万物万人いっさいを許しいれる」ことが「寛容」なりと定義なされていますね!?
大変に難しいことなんですが、確かに「一切を受け入れる」ことができれば、
人にイライラしたり、腹を立てたりすることはないですよね!?
松下幸之助翁のご経験では、「まぁ・・・こんな人もいるがなぁ!」とか、「自
分のことも変えられんのに、相手を・・・そんなもんできへん!(しかたがな
い)」「多少悪くても、このままでもええがなぁ~!」などと思えるようにな
ったらイライラしないですむようになったとおっしゃっています。
一般的には「寛容さ」という言葉は、他人に対して使うような気がしますね!?
広辞苑を見ますと「寛容」の意味が、3つ書かれています。
1)寛大で人を許し、受け入れること。咎(とが)めだてしないこと
2)他人の罪を厳しく責めないというキリスト教の重要な徳目
3)異端的な少数意見発表の自由を認め、そうした意見の人を差別待遇
しないこと
1)と2)は、相手に罪があることを前提としておりますよね!?
そして、その罪を許して咎(とが)めない態度みたいです(^^)
3)は、なんと気色悪い「異端」なんて言葉を使っていますね!?
まぁ~それはともかくとして、少数者の意見の自由を認めて差別しない態度な
のですね(^^)
「異端」と「少数」という言葉に私なんかどうも「寛容」になれない(^^;
「異端」に対する言葉は、「正統」です。
「正統」というのは、数の論理からいう多数だから正しいのではなく、「伝統」
とか「権威」によって支えられてきたものなのです!
そう!
「えらい人が言うから正しい!」なんていうことでしょうね(^^;
ですから、「正統」は多数の論理から言われるのではなく、「異端」も「少数
者」だからであるとは限らないですよね!?
でも・・・どうも角栄さん以来、多数意見が正統であると勘違いする政局が
あって、政治がまとまらないのでしょうね!?
なんですよね(^^; ・・・このため、少数意見であれば異端というレッテルが
貼られてしまうのですね・・・(^^;
少数民族が「異端」でないために、多数民族を「粛正」「弾圧」で押さえつけ
る政治が歴史的に行われてきましたね!?
昨今の北アフリカや中東イスラム革命の原因でもありますよね!?
民主主義制度というのも、考えると怖いところがあります!?
多数と少数なんていうのは、相対的な関係でしかないはずです!?
なのに現実では、多数が正統であると考えられている・・・???
本来の伝統とか権威に支えられてきた「正統」という意味が今では、「道徳」
「倫理」「文化」も一緒くたにして喪失していますね・・・(^^;
松下幸之助翁もおっしゃる「寛容」は、人の失敗などを咎(とが)めだてしな
いで、いい面を積極的に認めようとすることなのですね!
そうなのです!
基本的に、相手の罪や失敗を前提としながらもそれを許し、咎(とが)めない
態度が「寛容」なのですね!
ご承知の方も多いと思いますが、「寛容」という言葉はキリスト教以前のロー
マ帝国では、金貨などに印字された重要な言葉なのですよね!
ですから、「寛容」は欧米の社会では「精神」を表現する言葉なのですがねぇ・・・(^^)
そんでもって、他人がどうのこうのよりも「脚下照顧」して、自分事に置き換
えますとね!
「寛容の心」、「他人・他人の言葉を受け入れる心」が足りないことって、
よくありますよね!?
実は、このような精神状態の時、自分の境遇とか環境を不満に思ったり、嘆い
たりしてしまうことが多いのです!
最近、「ウツ」「新型ウツ」っていうのが多いのだって、マスコミでも精神科
医の言論からもよく聞かれます。
統計的にそうなのでしょうね!?
でもですね! お叱りを買うかも知れませんが・・・私見を述べさせていただ
きます。
「ウツ」の人たちの欠落している「精神」は、実は「寛容さ」なのです!
他人を自分の論理で咎(とが)めたり、他人のちょっとした振る舞いを罪とし
て厳しく責める心があるのです。
だから・・・考えちゃう(^^;
イライラという精神不安定になる(^^;
だから眠れない(^^; ・・・不眠症になる(^^;
エエ薬があるわけです。
「精神安定剤」「入眠剤」「睡眠薬」・・・。
精神科、心療内科に行けば3分も診断しないうちに、簡単に沢山の薬を処方し
てくれますよ。
そして、付け加える言葉が「ストレス」なんですよ・・・って(^^;
でもですよ!
「こういうこともあるんだから・・・」
「このままでもいいじゃん!」
「まぁ・・・しかたがないじゃん!」
などと思えるようになったら、・・・そんなに不満を感じなくても済むと思い
ませんか?
それに、
「自分には欠点がある」とか、
「自分に問題がある」とか、
クヨクヨしたり落ち込んだりしてしまうのは、もしや「寛容の心」「受け入れ
る心」が足りないじゃぁないのかなぁ? って考えてみてもいいんじゃぁない
でしょうか?
そこで「自分自身」に対しても、「寛容の心」「受け入れる心」で自己観照し
てみるのです!
「そうかぁ・・・今はまだ、これができないんだからエエかぁ~!」
「ここんところは、そのままでもエエかぁ~!」
それに一朝一夕で、自分を変えることなんてできないのですから、そんなに
クヨクヨしないでもいいのですよね!
でももちろん、「変えるべき自分」を、「理想とすべき自分」を明確に描いて
おかなきゃいけません!
他人も、今の環境も、自分をも、そのまま素直に受け入れ、容認できるように
なる自分を創るのです!
「寛容な心」はもっと広く!
「受け入れる心」ももっと深く!
なれば、・・・
それだけ心和やかに過ごせますよね!?
ビジネス・リーダーの必須条件は、時折、自分自身を省みる(脚下照顧・自己
観照)する時間を持つことです!
公私共に、自分自身の生活を振り返って、
「人にイライラしなかったかいなぁ・・・?」
「不平・不満を持たなかったかいなぁ・・・?」
「クヨクヨせんかったかなぁ・・・?」
「寛容に観たかいなぁ・・・?」
などと自問しましょう!
そうしますとね・・・、
「よっしゃぁ! これからは~することにしよう!」と考えられるようになり
ますわ(^^)
これからの世界は、日本は、間違いなく多文化共生時代になりますよね!?
ですから、これからの時代に最も必要な精神態度のひとつは「寛容」ですね!
政治を志す人たちが真っ先に学べばならないのは「寛容の精神」なのですよ!
特に、あら探しばっかする○産党の皆さん!
ありがとうございました。
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ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第21講;『和(Harmony)』
【イタリア;カプリ島碧の洞窟】
今回のテーマは「和(Harmony)」です。
中東でも、EUでも、中国でも、日本の政治経済をを見渡すと「和(Harmony)」
を感じませんね(^^;
「和する」ってどういうことでしょう?
もっともよく理解できるのは、算数で使う「和」ですね。
数と数を足すことを「和算」と言うのですね。
組織で行う仕事のほとんどは一人ではできないのです!
皆んなで、お互いに力を出しあって、助け合うことによって成し遂げられる
ことがほとんでどなのです!
一人の人が、人の二倍三倍仕事をやっても、他の人が逆に半分もしなかったら、
まったくいい仕事にはなりません(^^;
いい仕事というのは、全部足し算なのです!
一人一人が、自分の持ち分の仕事に責任を持って確実に行う。
皆んなが同じように力を出す!
そんなにいっぱい出すことではないのです。
仕事というのは分業されるているのです。
分業された仕事の一つ一つにパワーが集中され、それぞれがまた組み合わされ
たとき、すばらしい仕事になります。
それぞれのパワーの足し算を「和」というのですね!
算数では「一足す一は二」になるのですが、私たちがやっている仕事のほとん
どは算数のようにはならないのです(^^)
「一足す一が、三」になったり「五」になったりします。
いや実は無限大にもなることがあります。 不思議ですね!
人の力は全部測定可能だと思いますか?
残念ながらそうではないのですね!
人の能力はおおよそ140ほどあるそうなのです。
しかし、実際に測定できるのは半分の70ほどだそうです。
走ったり、暗記したりする能力は測定可能なのです。
学校での優劣はこれで決まってしまうのですね(^^;
不幸なことです(^^;
しかし人間には測ることのできない能力があるのです!
たとえば、
「気を配る能力」
「人の気持ちを察する能力」
「そろそろ、まもなく・・・と感じる能力」
などは測定できないのです!
測定できない能力の方が、はるかにはるかに仕事を達成させるには重要なこと
は成功している人たちを観ると判ります。
人と人が手を握ったり、体を支えあったりしたときには、目に見えない不思議
なパワーが出てくることがあるのです!
本当です!
「あの手、この手、奥の手、神の手、人の手」という「ことわざ」があります。
一人の人から出るパワーが一緒にやっている人に届きますと、こんどはその人
が出すパワーと合算されるのです。
そのパワーがまた、いろいろな相手に向かうのですね。
次々とパワーが加算されますから3倍、5倍、10倍、100倍にも膨らんで
ゆくのです。
これが無限に繰り返されると、ものすごいパワーになります。
実はレーザー光線の理論がこれなのです!
小さな小さなパワーも繰り返し加算されてゆきますと強力なパワーになりま
す。
一人だけのパワーだったら自分の中でグルグル回っているだけなのです。
外にパワーを向けて発っしますと、それを受け止める人がおり、そのパワーを
受けた人がまたパワーを付けて送り返してくれるキャッチボールが繰り返される。
これが本当の「和」じゃないかなあと思います。
そのためにはお互いが間違いなく、受け取ったパワーを投げ合う所(的)が
しっかりしていなければなりません!
そして、そこにちゃんと投げられることが肝心なのです。
お互いのコミュニケーションを常日頃からしておりますと、的確なパワーの
キャッチ・ボールできるのですね(^^)
お互いが「得手に帆をかける」心意気でつきあうことなのですね!
互いのすばらしいところを認め合い、補間し合うことでパワーの総和ができ
あがるのです!
それが、本物の「和(Harmony)」なのです。
聖徳太子の「和を以て、尊としとなす」という言葉はあまりにも有名ですね!
「和することは、なんてすばらしいことでしょう!」と聖徳太子はおっしゃっ
ています。
お互いのパワーを高めあうことは、一人一人の成長・向上につながってゆくの
ですね!
そして、その成長に感謝できる毎日毎日がおかげさまになるのですね!
お陰様の雰囲気を「和(Harmony)」と定義しましょうよ!
ありがとうございました。
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ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード;第20講:『若さ(Youth)』
【バチカンの大通りを隔てたローマ時代の城壁】
たったいま、FB上で致知出版社の2015/2月号』一日一言で作家の北方謙三さんが
お書きになった「清秋というのは~」が気に入りました(^^)
青春というのは
意味のあることを
成し遂げるのではない。
どれだけ馬鹿になれたか。
どれだけ純粋で
一途になれたかです
私の大好きな言葉があります!
サムエル・ウルマン氏の詩『青春とは心の若さである』の中に書かれている名言です。
青春とは人生のある期間ではなく、心の持ちかたを言う
年を重ねただけで人は老いない
理想を失うとき初めて老いる
頭が白くてもどうってことない
心と考えが若ければ
心の中に灯があれば
くちびるに歌があれば
私は悪漢の喉から、心からの笑いを聞いたことがない
そして快活な人が、 長い哀悼歌を歌ったことを知らない
だから幸せなときは幸せに、楽しいときは楽しく
青春とは心の若さである
いいですね~(^^)
さて、漢字をチィ~っといじくってみますね(^^)
「若」という字を右端から数ミリづつ切り落としていって見て下さい!
なんと・・・「老」という字に変化しますから・・・(^^;
「老」という漢字の成り立ちが、実際にこうだからというのではなく、いゃ~またぁよく
ぞ考えたなぁと感心しましたね(^^)
「若」という言葉の持つすべてが、少しずつ欠けてきて「老」になるとしたらまさにその
通りですね!
小さい頃、・・・若い頃は、なんでもできた!
たくさんの「夢」にも、チャレンジする「気力」「体力」「知力」を持っていた。
少しずつ、その「気力」が衰えたり・・・「体力」なんて格段に落ちますね(^^;
「知力」もしかり・・・(^^;
やはり、冒頭のサムエル・ウルマン氏の詩文は言い得て妙ですね(^^)
私のように古希(70歳)を見事に超しますと「不老不死」「万年長寿」なんて言葉の
書いてあるパッケージや本に目が行ってしまうのです(^^;
おそらく、女性でしたら「永遠の美貌」なんてぇ・・・のにも・・・(^^;
大昔から、人間はどんなに大きな富と権力を手中にしても、決して手に入れることのでき
ない最後の「夢」が「不老不死」「万年長寿」「永遠の美貌」だったんですよね(^^;
秦の始皇帝も、クレオパトラも、楊貴妃だって・・・、そうだったぁ小野小町でも、爺ち
ゃん、婆ちゃんになっちゃたぁ(^^;
お釈迦様もおっしゃったように、
生・・・生きる苦しみ
老・・・老いの苦しみ
病・・・病気の苦しみ
死・・・死への苦しみ
私たち人間は、命を授かり生まれた瞬間から、この「四苦八苦」は持っているようですね(^^;
さて最近はやたらと「アンチエイジング」が叫ばれていますが、私は本当に必要なのは「ア
ンチエイジング」ではなく「お年なりに! 年齢なりに! 」が大事だと思っています。
50代になりますと、自分の30代の頃のことを想い起こして、今を嘆きますね(^^;
70代の方は、50代の頃のことを想い起こして、今を嘆きますね(^^;
「あぁ~、あのときこうしておけばよかったぁのにぃ・・・(^^;」
そんなこと言ったって、思ったって、過去は消しゴムで消せないし、その頃には絶対に
もどれないしぃ・・・(^^;
でも、考えて見ますと「その年、その年齢に応じた生き方や輝きがある」と思うのです!
漢方の古典書物「素問」にこんなことが書かれています!
人間の生涯の流れをこのように説いております。
まず女子は、「七歳を一紀」とするのだそうです。
7歳・・・腎気が活発になり、永久歯が生え、髪が伸びる。
14歳・・・腎気が成熟したため、月経が始まり、子供をはらむ能力が備わる。
21歳・・・腎気が体のすみずみまで行きわたる。
28歳・・・髪の毛が豊かで、身体の最も強壮な時期である。
35歳・・・顔がやつれ始める。
42歳・・・顔にしわが寄り、白髪が目立ち始める。
49歳・・・血脈に血が少なくなり、月経が止まり、子供を生むことができなくなる。
あれれ・・・それ以降の年齢は???
一方、男子は「八歳を一紀」とするそうです!
8歳・・・腎気が活発になり、髪がふさふさと伸び、永久歯が増える。
16歳・・・腎気が成熟し、生殖能力が備わる。
24歳・・・腎気が身体のすみずみまで行きわたる。
32歳・・・筋骨がたくましくなり、肌肉が豊かになる。
40歳・・・腎気が衰え始め、髪の毛が抜け、歯が揺れる。
48歳・・・陽気が衰え、顔面にしわが寄り、髪の毛が白くなる。
56歳・・・肝気が減り、筋肉が衰え、生殖能力が弱まり、体が弱り始める。
64歳・・・歯も髪の毛も抜け去る。
おや~・・・それ以降の年齢は???
昔は「人生五十年」でしたからねぇ・・・(^^)
ちと自慢話です!
私は現在満72歳にして、すべての歯が完璧なんです!
虫歯が一本もないのです(^^)
歯茎も歯槽膿漏なし(^^)
足腰やや丈夫!
あっちは・・・・・・そっち(^^)
もう少し、中国四千年の知恵をご披露いたしますと、この漢方「素問」に「四時陰陽」と
いうのがあります。
夫れ四時陰陽は万物の根本なり、
故に聖人は春夏は陽を養い秋冬は陰を養う、
以てその根に従う、
以て万物と生長の門に沈浮す、
その根に逆らえば則ち本を伐ちその眞を破る、
故に陰陽四時は万物の終始なり、死生の本なり、
これに逆らえば則ち災害生じ、
これに従えば則ち苛疾起こらず、
これを道を得るという。
聖人はこれを行い患者はこれを排す、
陰陽に従えば則ち生き、これに逆らえば則ち死す
まぁ~知ったかぶりで言いますと・・・季節や自然の規則に応じて飲食に節度を持ち、
寝起きを規則正しくすれば心身ともに健やかに百年の寿命を全うすると・・・説いており
ます(^^)
そして、
無理な欲望も持たず、
肉体をほどよく労働させ、
食物を美味しく感じ、
着物は質素に!
悪い道楽におぼれず、不良な誘惑にも心を惑わさせず、
自然のままの生活を楽しみなさい!
よくよく考えてみますと・・・「リーダー」なる者の心得でもありますよね!?
すなわち、「若さ(Youth)」とは「品行方正」にて、「夢(ビジョン)」を持って、多くの
人たちを導いてゆく原動力・元素なんですね!?
ありがとうございました。
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