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2020 / 11 / 13  18:57

パイロット・コンサルいろは考:第4講;『コツどころ』

『コツどころ』

【大利根飛行場から大利根川を上ってゆきます!】


前回は、地上走行(TAXING)のお話しから入りました。

おさらいの意味でもう少し・・・(^^♪

 

地上走行は、まず真っ直ぐに・・・が科せられる課題なのですが、今度は自由に曲線を
描いて曲がることをさせられます。
とはいっても、やはり飛行場にあるTaxingーWayと呼ぶ黄色線や滑走路から黄色
線に沿って出る訓練が主です。

 

初心者のうちは、どうしても自動車に慣れているせいか操縦桿(セスナなどはハンドルに
似ております)を操作して曲がろうとしてしまうのです(^^; 
しかし、いくら操縦桿を動かしても飛行機は曲がりません。
両足つま先にあるラダーという方向舵を使わなくてはなりません。
ラダーというのは、自動車でいいますとやや大きめのアクセル・ペダルのような形をして
おります。
足のかかとを床に付けて、つま先でラダー右側で踏みますと逆の左足のラダーペダルは
手前に来ます。
左右が逆の動きになるように設計されています。
右に曲がりたければ、右足を前に突き出します。左足を突き出しますと右足のラダーが
手前に来て、飛行機は左に曲がろうとします。
両足のラダーには、ブレーキもついています。
ブレーキは、ラダーのてっぺんを左右同時に踏みますと飛行機全体が止まろうとします。
片方のラダー・ブレーキを踏みますと、踏んだ方に飛行機が急回転しようとします。
カーブを曲がるとき低速(基本的にはパワーをオフ;自動車ではアクセルを踏まない状態)
にしてラダー・ブレーキを踏まなければなりません。ディスク・ブレーキがダメになるか
らです。

 

自動車ですとアクセルを外さなければブレーキを掛けることができないようになっています。

地上走行は、飛行場では黄色線に沿ってタキシングすることが決まっています。

 

今度、飛行機に乗られる時には、飛行場の線をご覧ください!

たくさんのいろいろな線、実線、点線、色別にルールが決められています。

滑走路の中心線は、白の点線となっています。

 

最初は、滑走路の白点線で行ったり来たりのタキシング訓練を受けますが、少し慣れてき
たら、滑走路外の黄色い線の上をタキシングさせられます。

 

セスナのような主車輪が後ろの2本、前に小さな前輪が1個のような後輪式飛行機では、
前輪がピタっと線に沿ってタキシングできるかどうか?また止めるときには、ピタッと
決められた位置に前輪が止まるか?がチェックされます。

こればかりさせられると飛行機を操縦したくなくなりますので、教官も心得たもので途中
から上空に行きます。

 

上空に行きますと、これまた基本を徹底的に訓練させられます。
これがなかなかうまくゆかないのですが、コツをつかめば・・・なんじゃぁ~こんなもん
かぁ~!となるのですが、意地悪な教官はそれを教えてくれません。
特に私が日本で最初に出会った教官がそうでした。

飛行時間1万5千時間を自慢する職人タイプで、
「だから高齢訓練者はダメなんだなぁ~」
なんて、ぬかし上がる(^^;・・・・あれれ、私としたことが・・・(^^;

 

米国の教官に習えば、一発でコツを教えてくれます。
日本での自家用パイロットが育たない原因はこの辺にありそうです。
ただ・・・、もちろん米国に行けば簡単かというと・・・一応、教官の話している英語が
聞き取れ、理解できなくてはなりませんので・・・訓練される人によっては同じであるこ
とも・・・(^^;

 

空の上での基本と言いますと、第1番目は水平直線飛行です。
書いて字のごとく、水平に、まっすぐ飛ぶことなんです。

 

空の上で飛んでいる飛行機を想像していただくのに、私は氷上と同じだとお話します。
飛行機は空の上を滑っています。
飛行機が少しでも前のめりになりますと、スキーで滑り落ちるのと同じようになります。
もし左に傾きますと、左斜面のようになっているのと同様に飛行機は左に先進しながら
滑り落ちてゆくのです。

飛行機には、スキー板のようにエッジがありませんから・・・スルスル滑ると思って下さい。

 

前のめりのことを機首を下げる(ピッチを下げる)と言います。左右どちらでも傾きます
とその方向に滑り落ちてゆきますから、高度がドンドン下がってゆきます。
そうすると・・・スピードが出始めるのです。
機首下げを止めようと、こんどは機首を上げますと飛行機は上昇しますが、急にスピード

ダウンします。
そうしますと推力がなくなり、それが結果的に揚力(浮き上がる力)を弱め、これまた
高度が落ちるのです(^^;

飛行機は水平でないと高度が上下します。

特に初心者が操縦をしますとスピードが速くなったり遅くなったりしながら波のように飛行機は

上下しながら飛びます。
後ろに座っている人は、船酔いすることがあります。

 

また飛行機は左右どちらかに傾きますと滑って高度が落ちると言いましたが、それだけで
はなく傾いた方に旋回を始めます。
そうしますとまっすぐ目的の方向に飛んでいってくれません(^^;
その上、高度が下がる・・・(^^;

このように飛行機を水平にまっすぐ飛ばすことが初心者には非常に難しいのです。

 

自動車や船は、上下になることはありません。もちろん道路が上下していたり、波があれ
ば確かに上下するでしょうが、簡単に姿勢は復元します。

 

飛行機は、その復元にコツをマスターしなければ大変なことになります。

直線水平飛行という基本ができてから、しっかり座学で航空工学の理論を学び、それから
今度は旋回という方向転換の訓練などに入ります。
旋回については次回、お話します。

 

仕事・作業も飛行機の訓練と同じなのです!
基本を学ぶ・・・実は「コツどころ」を学ぶことは非常に重要で、かつその後の教育訓練、
実務に欠かせないことであることを強調したいのです。

 

その「コツどころ」というのは、「教え方」によって天と地ほどの違いがあることを知る
必要があります!

冒頭に書いた、日本でのあのクソッタレ教官(あれっ・・・また私としたことが・・・)
に教わっていたのでは、未だに私は飛行機の操縦ができていないでしょう!

 

もちろん創意工夫によって実技が上手になり、考えることによって、より的確な実技能力
がつくことを否定するのではありません!

 

教育・訓練の基本は「コツどころ」なのです!

 

教育・訓練は、教育する側の「情熱」と「心づかい」なんですね!?
教育・訓練される立場にいる者より、教育する者によって、その成否が左右されることは

自明なんです!

 

教育・訓練を担当する者は、
 1)教育・訓練をやりつづける環境づくりをしなければならない。
  お膳立てのための計画、根回しができることなのです。そして、何よりも大切なこと
  は企業のトップが、我が社の教育・訓練の重要性を認識していることなんです!
  本来、人事の総責任者はナンバー2が司るべきなんです。会社にある仕事は、すべて
  人がやるんですから・・・。仕事と人を結び付けることのできるのは多くの経験を積
  んでいる人にほかならないでしょう!?

 

 2)教育・訓練をやらねばならない環境をつくっていくことも重要です!
  まさに動機づけなんです!
  そのための方法として、
   ・報酬による奨励
   ・懲罰による恐怖
   がありますが、これらはどちらも一時的なもので外部から与えられるものですよね!?

 

  そこで、教わる人の「心構え」を変えることが最も大切な環境づくりとなります。
  良い思考と良い習慣づくり、言うことは簡単なのですが非常に難しい・・・。

  『教育・訓練には時間がかかる』ことを肝に命じておかなければなりません。
  忍耐のいる事業なんですよ!

    生半可なビジネスライクな気分で教える側に立つことが絶対にやっちゃぁダメですよ!

 

 3)教育・訓練は、「教える者」と「教わる者」との『戦い』なのです!
  教わる者が『なるほどぉ~わかった!』と言って、身をもって例外なく実践し続けた
  とき、教えた者は教えたことになるのです!

  教えたにもかかわらず、それができなかったり、それを実行しなかったら教えたこと
  にはなりません!
  『教えた』という自己満足のみなんです!

 

 4)教育・訓練から習慣へ
  『しつけ』という字は躾』と書きますよね!?
  書いて字のごとく「からだが美しい」となっています。
  『しつけ』とは、「しつづける」ことでもあります。当たり前のことを当たり前に
  しつづけることは並大抵のことではありません!だからこそ、それが自然とできるよ
  うになったら、その姿は美しいですよね!?

  スポーツなどのプロ選手のフォームが美しいのも自然だからなんです!
  簡単なことと、楽なこととは違うもです。簡単なことほどやりつづけることは辛い
  ことはご存じですよね!?

 

人が簡単だと思うことをきちんとやりつづけることができるようになったとき楽になるんです。

 

辛いことに一本筋を通すと『幸』という字に変わることは以前にもお話しました。

また働くというのは「ハタを楽にさせること」ですよね!?
面倒なこと、他人がやりたくないことがやれることでもあるんです。

 

企業においても、当たり前のことを、簡単なことが、やり続けられることのできる時、企業文化が

明確になっていると言います。
CI(コーポレート・アイデンティティ)戦略などと一時、もてはやされた時期がありましたよね!?

 

最も大切なポイントは『企業のしつけ』を確立することなんです。

ロゴを作ったり、色を決めたりするのがCIではないのです。

 

例えば、販売接客トークをきちんとロール・プレイング(役割演技法;互いに役割を演じながら話しかた

の訓練をする手法)によって繰り返し、飽きもせずやりつづける企業はさすがに競争に強いです!

 

筆者のお手伝いしてる企業は、毎朝の朝礼時、男子も女子も一緒になって行進訓練と大声を出す訓練を

やりつづけています。
ですから営業所に入っていきますと、それはそれは素晴らしく気持ちのいい応対を受け感激します。

もちろんその地域の名物にもなっておりまして、実績もどんどん上がっております。

 

また、教育・訓練の基本は、良いことを素直に受け入れることであります。
『学ぶ』とは『まねる』⇒『まねぶ』⇒『まなぷ』に変化したものなんです!

 

日本のお稽古ごとは、すべて型から入りますね!?型をきちんとやりっづけることによって心を知るんです!

 

    「千日の稽古を鍛とし、百日の稽古を練とす」(宮本武蔵〉

 

「千日」「百日」も同じことを繰り返し、繰り返し練習、訓練して始めて、身につくんです。
飛行機の操縦も自動車、自転車の運転も・・・。
そのために教える人の「コツどころ」が絶対不可欠となるんです!

 

御社の組織風土に、教える人の「心構え、心得」というのがきちんと示され、醸成されていますか?

 

私が、日米中の三つの国で飛行機の操縦訓練を受けた実感を述べますと、
 ・まず中国は、お国柄、日本人をお客様として扱い、飛行機に乗せてその楽しさを
  教えるために観光フライトを主とした。

 

 ・日本では、欠点を見つけてボロかすに言い、質問すれば「何々を読めば判る!」って
     逃げるんです。
     そして、操縦訓練中も「なにやってんだぁ~!」と罵声だけ(^^;
     帰還してきたら、「今日、何がまずかったか思い返して、復習しておくように!」 
     だけ(^^;

 

 ・米国では、フロントガラスにマークを入れてくれたり、計器の重要ポイントにマーク
  を貼ってくれたり、帰還してから飛行機の模型とモデル計器を使って、丁寧に教えて
  くれるのです。その上、操縦訓練中は「いいね!」マークを多用し、ミスったら
  「もう一度やってみましょう!」と先にお手本を示してくれるのです。

 

それだけではありません!

 

米国のマニュアル、テキストは数え切れないほどあるのです。最近では、eラーニングもあり、

インターネットでビデオ・マニュアルがあります。
クイズと呼ぶ、テスト問題も豊富なのです!

 

私が、チェーンストアの世界に足を踏み込んだとき、米国のスーパーマーケットと日本のスーパーマーケットの

違いを米国本土で確信しました。米国に存在するマニュアルが、当時の日本にはほとんどなく、それを日本にも

という使命感を持ったのも、飛行機の教習(教育訓練のこと)で確信した「コツどころ」なんだよなぁ~という

べき感動があったからです。

 

人類生成発展のために「コツどころ」を伝授し続ける風土を作ろうではありませんか!
もちろん「以心伝心」の、書けない、話せない深い深意・真意をマニュアルにせよなんて言っておりませんから・・・(^o^)/

 

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2020 / 11 / 13  18:56

パイロット・コンサルいろは考:第3講;『水平直線飛行』

『水平直線飛行』

【茨城県竜ヶ崎大利根飛行場から飛び立ってすぐです!】

 

地上走行は、まず真っ直ぐに飛行機を自転車の速度で走らせる・・・が科せられる課題な
のですが、できるようになりますと、自由に曲線を描いて曲がることをさせられます。

とはいっても、やはり飛行場にあるTaxingーWayと呼ぶ黄色線や滑走路から黄色
線に沿って出る訓練が主です。

 

初心者のうちは、どうしても自動車に慣れているせいか操縦桿(セスナなどはハンドルに
似ております)を操作して曲がろうとしてしまうのです(^^; 
しかし、いくら操縦桿を動かしても飛行機は曲がりません。
両足つま先にあるラダーという方向舵を使わなくてはなりません。
ラダーというのは、自動車でいいますとやや大きめのアクセル・ペダルのような形をして
おります。

 

足のかかとを床に付けて、つま先でラダー右側で踏みますと逆の左足のラダーペダルは
手前に来ます。
左右が逆の動きになるように設計されています。
右に曲がりたければ、右足を前に突き出します。左足を突き出しますと右足のラダーが
手前に来て、飛行機は左に曲がろうとします。

 

両足のラダーには、ブレーキもついています。
ブレーキは、ラダーのてっぺんを左右同時に踏みますと飛行機全体が止まろうとします。
片方のラダー・ブレーキを踏みますと、踏んだ方に飛行機が急回転しようとします。
カーブを曲がるとき低速(基本的にはパワーをオフ;自動車ではアクセルを踏まない状態)
にしてラダー・ブレーキを踏まなければなりません。ディスク・ブレーキがダメになるか
らです。

 

自動車ですとアクセルを外さなければブレーキを掛けることができないようになっています。

 

地上走行は、飛行場では黄色線に沿ってタキシングすることが決まっています。
今度、飛行機に乗られる時には、飛行場の線をご覧ください!たくさんのいろいろな線、
実線、点線、色別にルールが決められています。

滑走路の中心線は、白の点線となっています。

 

最初は、滑走路の白点線で行ったり来たりのタキシング訓練を受けますが、少し慣れてき
たら、滑走路外の黄色い線の上をタキシングさせられます。
セスナのような主車輪が後ろの2本、前に小さな前輪が1個のような後輪式飛行機では、
前輪がピタっと線に沿ってタキシングできるかどうか?また止めるときには、ピタッと
決められた位置に前輪が止まるか?がチェックされます。

 

こればかりさせられると飛行機を操縦したくなくなりますので、教官も心得たもので途中
から上空に行きます。

上空に行きますと、これまた基本を徹底的に訓練させられます。

これがなかなかうまくゆかないのですが、コツをつかめば・・・なんじゃぁ~こんなもん!

になるのですが、意地悪な教官はそれを教えてくれません。

 

私の日本での、最初に出会った教官がそうでした。
飛行時間1万5千時間を自慢する職人タイプで、
「だから高齢訓練者はダメなんだなぁ~」
なんて・・・抜かしやがる(^^;  あれれ・・・私としたことが・・・(^^; )

 

米国の教官に習えば、一発でコツを教えてくれます。
日本での自家用パイロットが育たない原因はこの辺にありそうです。

ただ・・・、もちろん米国に行けば簡単かというと・・・一応、教官の話している英語が
聞き取れ、理解できなくてはなりませんので・・・訓練される人によっては同じである
ことも・・・(^^;

 

空の上での基本と言いますと、第1番目は水平直線飛行です。
書いて字のごとく、水平に、まっすぐ飛ぶことなんです。

空の上で飛んでいる飛行機を想像していただくのに、私は氷上と同じだとお話します。
飛行機は空の上を滑っています。
飛行機が少しでも前のめりになりますと、スキーで滑り落ちるのと同じようになります。
もし左に傾きますと、左斜面のようになっているのと同様に飛行機は左に先進しながら
滑り落ちてゆくのです。

前のめりのことを機首を下げる(ピッチを下げる)と言います。左右どちらでも傾きます
とその方向に滑り落ちてゆきますから、高度がドンドン下がってゆきます。
そうすると・・・スピードが出始めるのです。
特に機首下げを止めようと、こんどは機首を上げますと飛行機は上昇しますが、急にスピ
ードダウンします。
そうしますと推力がなくなり、それが結果的に揚力(浮き上がる力)を弱め、これまた
高度が落ちるのです(^^;

 

飛行機は水平でないと高度が上下します。特に初心者が操縦をしますとスピードが速く
なったり遅くなったりしながら波のように飛行機は上下しながら飛びます。
後ろに座っている人は、船酔いすることがあります。

 

また飛行機は左右どちらかに傾きますと滑って高度が落ちると言いましたが、それだけで
はなく傾いた方に旋回を始めます。
そうしますとまっすぐ目的の方向に飛んでいってくれません(^^;
その上、高度が下がる・・・(^^;

 

このように飛行機を水平にまっすぐ飛ばすことが初心者には非常に難しいのです。
自動車や船は、上下になることはありません。もちろん道路が上下していたり、波があれ
ば確かに上下するでしょうが、簡単に姿勢は復元します。
飛行機は、その復元のコツをマスターしなければ大変なことになります。

 

直線水平飛行という基本ができてから、しっかり座学で航空工学の理論を学び、それから
今度は旋回という方向転換の訓練に入ります。

旋回については次回、お話します。

 

 

実は本来、仕事・作業も飛行機の訓練と同じなのです!
基本を学ぶ・・・実は「コツどころ」を学ぶことは非常に重要で、かつその後の教育訓練、
実務に欠かせないことであることを強調したいのです。

その「コツどころ」というのは、「教え方」によって天と地ほどの違いがあることを知る
必要があります!

 

冒頭に書いた、日本でのあのクソッタレ教官(あれっ・・・また私としたことが・・・)
に教わっていたのでは、未だに私は飛行機の操縦ができていないでしょう。

 

もちろん創意工夫によって、実技が上手になり、考えることによって、より的確な実技能
力がつくことを否定するのではありません!

 

いわき経営コンサルタント事務所ホームページ       
https://imcfujimoto.net/

 

いわき夢実現塾
https://imcfujimoto.net/free/school

2020 / 11 / 13  18:55

パイロット・コンサルいろは考:第2講;『チャレンジ(Charange)』

『チャレンジ(Charange)』

【フライトシミュレター;ラスベガス空港夕闇迫る滑走路】

 

「パイロット・コンサルの経営いろは考」;第2講です!

 

今回も私事を長々と述べさせていただきます。

 

何事も動機がなければチャレンジしたり、「事(コト)」を起こすことはありません!

私が行う経営指導のほとんどは「How to」を教えることがありません。

 

以前にもお話をしましたが、重要ですので「玄人」「素人」「タダの人」を定義します。

まず「タダの人」ですが・・・、この人はなんの目標もなく、朝、目が覚めたら手洗い・
洗面、朝食~夜就寝するまで有効・有用な時間を過ごしていない人です。

 

ビジネスリーダーとなる人たちを対象にした管理者研修の初期の段階で、私は研修生に
問いかけます。
「あなたが棺桶の蓋を閉めるまで、具体的にやりたいこと”夢”を揚げて下さい!」
と・・・、そこから「人生設計」に着手します。

 

リーダーに「夢」がなくて、企業の「将来ビジョン」がなくて、・・・どうして部下・
後輩に良い影響を与えることができるのでしょうか?
この管理者研修で「人生設計」のためにかなりの時間を使います。朝まで費やします。

 

そう!
「夢」をありったけ書き出してもらうのです。
そうすると・・・どこからか「もうないやぁ~」「難しい~」とか・・・声が上がります。
このことを「弱音を吐く」と言います。

 

私は妥協しません!
「あのさぁ~、吐くという漢字;口遍に何って書く?」
「・・・・土」
「もっと別には?」
「・・・?」
「実は、口からプラス・マイナスって書くんじゃぁない!?」
「へぇ~」
「じゃぁ~、この十一の一を取ったら、なんて字に変わる?」
「叶う(^^)v」
「マイナスの言葉を吐かないで、プラスの自分をうんと想像(イメージ)しようよ!」

 

だんだん、イメージングができてきますと・・・「素人」になれるのです!
「素人」=「知ろうとする人」のことなのです。

 

目標を持った人は、その目標を手に入れる、できるようになるために「できない」「知ら
ない」ことが山ほどあることに、そこで気づきます。

 

企業も「素人集団」であればあるほど活性度が高いですね!?

「素人」=「素直な人」とも書けます。

 

なんとかして目標に向かいたいと「ド真剣」に考える人は、やはり「素直」です。


「できないことはできない」と言える勇気、「知らないことを知ったかぶりしない」で「知
らない・わからない」と言える勇気を持とうじゃありませんか!

 

素人(知ろうとする人)になると「ご縁」=「人脈」が引き寄せられてきます。
もうお分かりと思いますが、「ご縁」=「人脈」はすべて「何か事を成した人たち」なん
です。

 

特に、素人にもっとも必要なのは「玄人」に出会うことなんです!
「エキスパート」「メンター」と呼びます。

「玄人」=「苦労した人」なんです。
「夢」「目標」を明確にして、その実現のために普通の人なら「不可能だ!」「ただ事で
はない!」「まさかぁ~!」の努力を成し遂げた人だからです。

 

「玄人」のことを「名人」「達人」「匠」「スペシャリスト」とか・・・いろいろな呼び方を

付けますが、共通することは「苦労」しているんです!
自分を磨き上げてゆくために、「辛」いことにも「一本筋を貫いて」やってきた人ばかり
です。

と書くと・・・「やっぱ大変なんだぁ~(^^;」って思ってしまう人もいます。

 

「玄人」は、傍で見ていると大変なことをやっているように見えますが、「玄人」ご本人は

概して、そう感じてやっているのではなく「好き」でやっているんです。

だから、傍で見ているよりも実は「楽しん」でやっているのです。

 

それは「素直」に自分の「夢」が叶うイメージができているからなのです(^^)v

 

「素人」と「玄人」は紙一重・・・「タダの人」はステージが違う(^^;

 

さて、いよいよ私のパイロット資格チャレンジのお話しです!

 

かつて、良くハワイに行く機会がありました。
ノース・ショアー(オアフ島北端海岸沿い)にデリンハム(Dillingham)というところが
あります。


ここでは、スカイダイビングやグライダー体験飛行をやっていました。

 

もちろん私は最初、スカイダイビングにチャレンジしました。

 

地上で両手両足の開け方レクチャーとシミュレーション訓練を少し受けるのです。

 

同じ飛行機でダイビングしようと米国本土からきた白人男性がはしゃいでいます。
私は、高所恐怖症ではないのですが・・・、ハワイのツアー・ガイドさんが1年に数回は
ダイビング失敗があり、その悲惨な光景をガイドが説明していたのが頭に浮かぶんです。

・・・本音は怖かった(^^;

 

いよいよ、7人乗りほどの飛行機に一緒に飛ぶインストラクターと乗り込みます。
離陸までは良かった。

まだ、あのアメリカ人・・・はしゃいでやがる・・・(^^;

実は違ったんですねぇ・・・(^^)

 

いよいよとなったら、インストラクターとカメの親子方式の格好になります。
飛び降りる地点にまで着ましたら、そのアメリカ人が一番先に飛び降りることを宣告され
たのです。

おそらく、私の顔が引きつっていたからなのでしょう?

 

飛行機のドアーを引き開け、そのはしゃいでいたアメリカ人とインストラクターがドア越
しに立とうとしたら・・・そのアメリカ人が叫き出したのです(^^;
「やっぱり止める!いやだぁ~!」
インストラクターは一所懸命に彼の背中からなだめているのですが・・・顔は笑っている。
「大丈夫だから!」
「いい! もういいんだぁ! いやなんだ! 止める! 止める!」
「だって、お金返さないって誓約書に書いてあったでしょう?」
「うるさい! そんなものいらない!」
「本当にいいの?」
「いいって言いてるだろう! この野郎! 止めるぅ~!」
「あっそう! OK! OK! そんじゃぁ、手を放してこっち向いて・・・」

 

「あいよ・・・」って言ったかどうかは知らない・・・???
あれぇ~、二人がいなくなっているではありませんか!(^^;
飛び降りたんですねぇ~。

 

あれだけ泣き叫んでも、飛び降りてしまうインストラクターの強引さを目の当たりに観ていた

私は観念しました(^^;
確かにドア越しに下を覗いた時、怖い! いやだなぁ!って思いましたが、観念した私には
・・・どうにでもなれのが湧いていました。

 

軽く「行こかぁ~!」の声が耳元聞こえたときには、飛び降りていました。
あっという間に、パラシュート(当時はまだパラシュートでした)が開いて、体がフワァ
~っと上昇したかと思うと、ゆらりゆらりと大きな螺旋を描きながら夢見心地で地上に降りて

ゆきました。
あれは・・・快感でした(^^)v

 

地上に着地してから、あの泣き叫び屋アメリカ人はどうなったか?・・・ふと思い出したの

ですが、インストラクターが金具などを外していますと走り寄ってきたのが彼なんです!
「もう最高! 最高だったよぉ~!」
って感嘆の声、こえ、コエぇ・・・(^^)v
「怖くなかったのぉ??!」
「ぜぇ~んぜん! でもさぁ~、飛び降りるまでは怖かった(^^;
 ・・・チビッちまったよ(^^; 」
「コンニャロー・・・!」
「今から、もうワン・トライしてくるから~(^^)v」
もう別人なんです!(^^♪

 

確かに怖いのです。
でも一度、経験をすると・・・病みつきになる人がいるというのはこういうことなんですねぇ。
「やらずに・・・何も変わらない!」
至言です。

 

私はそのあと、グライダーの体験操縦予約を入れておりましたので、別人となってしまった

アメリカ男と別れました。

 

私の最初の飛行機経験はグライダーです。
もちろん、乗る前に地上で簡単なレクチャーを受けるのですが、スカイダイビングとはまったく

違って難しい。
でも、「なんとかならぁ~な!」の気分優先でした。

 

タンデムといって、前席に私、後部座席にインストラクターが乗り込んで、セスナに牽引され

徐々に高度を取ってゆきます。
ある高さに来たら、こちらの操縦席から牽引しているセスナ機に「離すよ!」って合図を無線で

送り、向うから「ラジャー」って返事がありますと床にあるレバーを引きます。
ロープがガシャンって外れるのです。

 

そこから、風切る音だけがヒュンヒュン聞こえます。
後部座席のインストラクターがいろいろ説明をしてくれながら、

「あなたもやってごらん!」

って優しく指示を出します。
言われた通り操縦桿を動かすと、あれれ・・・気持ちいい・・・鳥になった気分が味わえるのと

ハワイのエメラルド・ブルーの海岸線に魅せられるのです。

 

「どう~、アクロバットやってみたい!?」
ってインストラクターが尋ねるのです。
「やって! やって!」
と返事をしましたら、急に機首を真上にしました。
ひっくり返ると思いきや・・・前のめりになって機首が今度はガクンと真下を向くのです。
これはストール(失速)っていいます。
そのままジェットコースターと同様に落ちて行くのです。
最高スピードが出たと思ったら・・・宙返りです。
そのあと、急旋回などをしてくれました。

 

はじめての経験ですから、おっかなビックリとスカッと気分が入り交って、時間になったから飛行場に

戻るよってインストラクターに声を掛けられたら、これまた急旋回と急降下で飛行場末端まで着て、

静かにストンという感じで着陸・・・(^^♪

 

グライダーから降りてきたらインストラクターが、

「あなたはパイロットになれるよ!」

って褒められました。

 

それが動機となったことは間違いありません。

グライダー学校に入校を薦められましたが、その気にはなれず、しかし、いつかパイロットにはなりたい

という「夢」が芽生えました。

 

都度つど、ハワイに行くたびにノース・ショアー:デリンハムに足を運び、グライダーに乗ることを楽しみに

しておりました。

 

そうこうするうちに、福島県いわき市に住む友人が、茨城県日立で飛行機に乗ってるんだっていうのです。
「日立に飛行場なんてあるの? 免許はどうしたの?」
「ほら~コレ! 簡単に取れるんですよ!」
彼に、早速そこへ連れて行ってもらいました。

 

なんとまぁ~、そこは300mほどの土を固めた滑走路のある飛行場でした。
吹き流しが滑走路端に垂れていました。

プレハブ小屋とそれなりにしっかり作られた格納庫に2機のウルトラ・ライト・プレーンなるものがありました。
日本語に訳しますと「超軽量飛行機」です。

 

オーナー兼インストラクターのおっちゃんがツナギを着て、ニコニコして待っていました。
オートバイのヘルメットにマイクとヘッドフォンがついているものを渡され、

「このヘルメットつけな!」

って言われました。
タンデム式(2人乗り)カヌーに羽根が付き、後ろにプロペラのある風防なしのおもちゃのような飛行機です。

 

早速、やや凸凹飛行場滑走路をタキシング(走行)しながら、無線交信が正常かどうかチェックします。
「これタキシングっていうの・・・聞こえる?」
「ハイ!」
「どこも触らないでねぇ・・・今からテイクオフ(離陸)するから~」
「ハイ!」

あっという間に空の上に・・・。

 

「飛行機に乗ったことある?」
「ハイ! グライダーに少し・・・」
「あっそぉ~、じゃぁ操縦してよ!」
「あっ、ハイ!」
「あれれできるじゃん! ラダー(方向舵)も使わないとダメよん!」
「えっ???」
「旋回する時、このように・・・」

 

はじめて、両足の位置にあるペダルがラダーであり、なぜ使うのか分かったのです。
グライダーに乗っているときには、お客様なのでそんな小難しいことは教えないのですね!
全部、インストラクターがやっていてくれていた。

 

20分ほど、空の上を満喫して着陸し、一応、クラブハウスと呼ぶプレハブ小屋に戻っててきたら、
「どうだった? 楽しかった?」
「いやぁ~、面白かったですよ!」
「〇〇君から藤本さんのこと聞いているので、うちのクラブに入会したら、すぐ免許上げるよ! 

 僕は審査員でもあるから・・・」

 

狐につままれた気持ちでクラブ入会誓約書にサイン。
なんとまぁ~、本人のサイン&印鑑欄があり、かつ保護者または配偶者承認サイン&印鑑欄があるのです。
家内に話したら一貫の終わりを感じましたので・・・私文書偽造(時効成立)。
左手で家内の名前をサイン、三文判を買って押印。
「今度来るとき、お医者さんに行って、健康診断書(この飛行機ではこの程度でOK)をこの用紙に貰って

 きて・・・」
「ハイ!」
「それから、これ学科試験問題集なんだけれど・・・一応、読んできて。そうしたら免許申請すっから・・・」

てな具合で入手した似非ULPライセンス。

 

本来なら、タキシング〇時間、ジャンプ(3mほど飛んでは着陸)30回以上、上空〇時間、ソロフライト

〇時間が実技検定条件なのに・・・。

 

もちろん免許をもらってから、時間があれば飛行場にに出かけ何度も乗っていたのですが・・・、途中で

つまらなくなってきました(^^;
航空法でスポーツ飛行機と呼ばれるULPは、飛行場から3km以上遠くに飛んではならないのです。
向こうに日立の海岸線があるのですが・・・、そこまで行ってはダメって言われるし・・・、
でも、行っちゃいましたが。

 

風が少しでも強くなると飛行中止・・・こっちの方が多い(^^;

 

今では、軽飛行機(セスナなど)の基本的計器類がきちんと搭載設置されていないULPはおっかなくて

乗れません(^^;

あのままのめり込んで無茶なことをして、よくぞ万が一になっていなかったなぁ~と、いまさら運の良さを

嬉しく思っております。

 

いつの頃なのか・・・その日立にあったULP飛行場がなくなっていました。
理由、原因も知りません。

 

なぜ・・・無茶なと書いたかといいますと・・・「チャレンジ」というのは、無茶で無理があってはならない

のです!
綿密な状況判断と必要な技量を持ってチャレンジするならいいのですが、我流のチャレンジは運がいいか

悪いかで結果が大きく違います。

 

飛行機や船の世界では、最悪の結果は「死」なんです。

 

全世界の飛行免許取得で勉強しなければならない必須科目が「航空法」です。
同時にAIM(Aeronautical Information Manual)も必須科目です。
これは・・・いちいち面倒な!と思われる規制(ルール)がたくさん書かれています。
でも、よくよく勉強して理解してきますと・・・パイロットの命を守るために書かれたものだということが

解ってきます。

 

御社の規定・規則は、誰のためにありますか?

「命」を掛ける全社員のためのルールや哲学になっていますか?
そうでないと・・・、結局、上手くゆかなかった時には、人のせい、社会のせい、政治経済のせい、はたまた

自分を産んでくれた親のせいになってゆくのです。

 

「チャレンジ」をするには、「勇気」が要ります!
空振りの「勇気」ではいけません!
しっかりした素地、知識、知見を身に着けたものを訓練するのです!

 

このシリーズの核心は・・・「命をかける」社業、人生をつくることなんです。

 

今回はここまでとします。ご精読ありがとうございました。

 

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いわき夢実現塾
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2020 / 11 / 13  18:52

パイロット・コンサルいろは考:第1講;『はじめに』

プロローグ『はじめに』

【フライト・シミュレターで香港啓徳空港離陸直後ナイトフライト

 です!(低空飛行)】

 

皆さん、お久しぶりです。

 

「パイロット・コンサルの経営いろは考」;第1講です!

 

この連載を始めるにあたってのプロローグを書かせていただきます。

まぐまぐのメルマガ連載を始めたのは、平成18年(2006年)4月30日です。
「ビジネス人生いろは考」という見出しで第1号を発刊しました。

 

当初は、中国地方で大成長中(現在も・・・)のスーパーマーケットが毎月発刊する社内
報に、1ページ分の新入社員や若い社員向けの人生の生き方論や精神的態度のあり方につ
いて連載させていただいたものを、テーマ別に「いろはにほへと」の頭文字にキーワード
を代え、書き始めたものです。

 

毎週書きましたら、ちょうど1年で52週ありますから、同じ頭文字でできている重要
キーワードを数回使って、1クールが1年となる勘定でした。

 

当時は恥ずかしながら・・・、毎週、書くことが能力不足で完遂できずズルズルと週間
発行の約束を守れず10日毎になったり、はたまた1カ月も放ったらかしにしてしまった
りしました。

なんとまぁ~そうしますと、まぐまぐから「約束通りの期日を過ぎて、最近、発行されて
おりません。このまま放置されたら発行中止処分とします!」

という警告までいただき、遂には本当に中止処分を受けたことがあります。

メールで、何回かお詫びの文章をまぐまぐに送り、なんとか中止解除までしていただいた
経緯があります(^^;

 

先般、新人ビジネスいろは考シリーズを書き終えましたら、お陰様で836号にまでなって

おりました。

A4版1行40文字×40行で原稿を書いており、まぐまぐ投稿毎にまぐまぐ指定の1行
文字数に変換しております。
原稿は毎度、プリントアウトしてファイリングいたしておりますが、コクヨ-フ650S
が4巻目になっております。

総枚数4600ページを優に超えております。

 

またこれから、ブラッシュアップした「パイロット・コンサルの経営いろは考」を837号

からスタートです。

どうかよろしくお願いいたします。

 

さて、やや長くなりますがお付き合い下さい!

 

実は、私は58歳の時に念願のパイロットの資格(自家用操縦士;陸上単発ピストン)を
取得しました。

 

30才代前半に、スポーツ飛行機ULP(超軽量飛行機;ウルトラ・ライト・プレーン)
の免許を取得したのですが、あまりのめり込むことができませんでした。

 

それは航空法上、飛行場を飛び立ったら半径3km以内しか飛行範囲がないのです(^^;
ですから真面目に飛行していても・・・ついつい飽きてきます。
ましてや、ナビと飛ばれる他の飛行場には余程近くに他の飛行場がなければ飛んで行けないの

です。

その頃、受託する仕事も激増し、止む無くでもなく・・・後悔なしにULPの趣味を止め、

仕事に没頭することができました。

 

その後、いまから20年ほど前に釣り具販売店の社長がチェーン化したいということで、
チェーンストアーを幹部候補生にお教えすることと経営のお手伝いをするご縁をいただき
ました。

 

このメルマガを読んでおられる方に似通ったパターンをお持ちの人がおいでかも知れませ
んね!?

 

この釣り具業界では、シーズンオフというのが当たり前の慣習があったのです!
もちろん、その釣具屋にとっては冬がそのシーズンオフなんです。
冬は売上が落ちても当たり前の風潮があるのです。

 

ところが、彼らに損益分岐点の勉強をしてもらい、月次の損益分岐点を出してもらったら
・・・なんとまぁ~、秋から春先まで完ぺきに赤字経営なんです(^^;
ですから稼げるときに蓄えるのが釣具屋の真骨頂のような、特異な世界を作っていたんです。

 

面白いんですよ!

釣り具メーカーの日本におけるビッグ2というのは、シマズとダイワなんです!
この2つの企業は、ですから・・・冬場は赤字を計上して経営しているのか?・・・と
思いきや、とんでもない!

利益、バリバリ上げています!
自転車用部品の世界トップメーカーは、ご存知の方も多いと思います。 

シマズなんですよ!
ダイワといえば、釣り具のほかにゴルフ・テニス用品でも大変有名なブランドです。
ですから、この企業にはシーズンオフがある訳がない!

 

なのに当社は、シーズンオフでも細々と店を開けているけれど・・・開店休業状態なんです!

おかしいんじゃぁない!?・・・って、言いましたねぇ。
だって赤字でも経営をしているんですから・・・。
もし夏場、競争店舗が近くに出店したり、何かのことで夏場に客数が激減したどうするん
ですか?!

「マーケティングとは、・・・、いや経営とは需要の創造なんだよ!」

って強く言いましたね。

 

ビジネス・リーダーの皆さんに強く訴えます!
単月であっても・・・赤字はまかりならんのです!
絶対に言い訳は無用です!
業界のせいでも・・・、お魚さんのせいでもありません!

 

当社で当初から行っていたのが、幹部研修基礎訓練なんです。
これは「考えて、考えて、考え抜いて」もらう訓練です。
そして、何事もプラス発想する!

 

この基礎ができていない企業の共通する言動は、上手くゆかなかったら全部、「他人、業界・

競争競合企業、社会・経済」のせいになってしまうのです(^^;

 

「知恵を絞るクセ(躾)」ができていない企業・個人は、うまくゆかなければ・・・他人の

せいで終わり(^^;

 

ですからこの企業では基礎訓練を終えてから、「冬場のマーケティング」というのを、
乾いたぞうきんであっても1滴の水が垂れるほど、深く深~く考えろ!という課題を出し
ました。
結局は、これが当社の経営計画書を作る発端になりました。

 

私はもちろん、釣りのことについてはド素人です。
ですから、初っ端からこんな質問をしたことがあります。
「お魚さんって、冬眠するの?」・・・「そんなことありません」
「漁師さんは、冬は休業しているの?」・・・「いいえ!」
「なに釣っているの?」・・・「冬には冬の魚が・・・」
「それじゃぁ~、それをなぜ一般の釣り人は、その魚を釣ろうとしないの?」
「先生!冬の釣り場に行ったことがないでしょう!あんな寒いところで釣りなんかできな
 いですよ!」
「寒くならないようにするためには、どうしたらいいの?」
「防寒具や暖房器具を手に入れなきゃ・・・」
「じゃぁ~、それを売れば・・・!」
「・・・そうかぁ~!(^^)」

 

それだけではなく、四季を通じて釣り船の受付窓口を請負い、釣り船屋さんとコラボする
ことも提案しました!

普通、釣り船屋さんが釣具屋さんでもあるのです。
ですから、釣り具を売るわけにはいかないと言い出すんです!
「何を言ってるの!釣り具を釣り船屋さんよりも安く仕入れて、釣り船屋さんに卸せばい
 いじゃん! もしくは、売れた釣り具の歩銭を払えばいいでしょう!?」
「また必ず、まとまったお客様の受付をしたらチャーター船を出してもらって、そこでは
 インストラクターと題してわが社のスタッフも同乗して、教えながら釣りを楽しめば!?」
「・・・・・なるほど~(^^)v」

 

私も何度か釣りに同行しました。
そうしたら、良く釣れるポイントというのは、岸壁からでも、海岸砂地からでも、船から
でも共通します。

特に、底魚というのは岩場で藻がたくさん生えている場所に多く棲んでいます。

 

私のようなド素人は、当たり前に何度も根架かりするのです。
そう!岩や藻に針が引っかかるのです(^^;
ですから結局、針を糸から切ってしまうのです。餌と釣り針はなんども失なってしまうん
です(^^;
高いルアーやジグも、すぐになくなるのです(^^;

「釣り船で、釣り具も売ろうよ!」
「釣り場に駅弁のような、餌とか釣り具小物も売り歩こうよ!」

実際の話です。

 

もっとたくさんのアイデアを私も彼らも出し、月次で黒字を継続して出すことができるよ
うになりました。

 

その後、冬場でも好業績が出始め・・・いよいよという時、誠に無念なことが起こりました。
3・11東日本大震災と原発事故でした。

 

その企業の本店・拠点は、福島県いわき市にありました。
それ以降のお話しはいたしません。 ご想像下さい!
もちろん、今は多くの釣具屋が店を畳んだおかげで、業績は好調と聞き及んでおりますが、
3・11以降、経営指導のご縁はありません。

 

釣り船の請負・斡旋キャンペーンを何度もするうちに、当社独自の船をいつかは持とうよ!
ってことになりました。
そこで、幹部社員と一緒に「船舶免許」を取ろうということになったのですが・・・、
なかなか彼らは取ろうとしないのです。

既に、私は忙しい仕事の合間に東京江戸川にあるヤマハ・ボートの教室に通って、2級船
舶免許を取得して、「あなた方も早く取なさい!私は、次に1級船舶免許を取るから!」

というアファーメーションを行って、きちんと試験を受けて取得してしましました。

 

この1級船舶免許の勉強の過程で、航法や海上気象なども勉強しますが、これが面白かった

のです。

 

勉強しているうちに、かつて、ULPの免許取得時に勉強した航空工学や航空気象にも範囲が

および、そのころ沸々と・・・飛行機の本式免許を取ろう!と決断したのです!
もちろん、多くの方々に「今から、2年以内に飛行機の操縦免許を取得するから!」なんて宣言

をもしてしまいました。

 

まずは、どのように勉強したり操縦の訓練を受けたらいいのか・・・、やろうと決めたら、
インターネットで「パイロットになる」と検索して情報を集めたり、大型書店に行って
飛行機の本を買い込んできました。

 

仕事は自慢するようですが・・・激務に近い状態です。
まずは筆記試験の勉強から始めました。調べたら、飛行時間40時間で実技試験が受けら
れると書かれていましたから、操縦技術より知識・原理原則だ!という意思決定をしまし
た。

 

お陰様で、きちんと2年でJCAB(Japan Civil Aviation Bureau;国土交通省航空局)の
自家用操縦士免許(陸上単発ピストン型)を取得しました。

 

2年の間に、3級アマチュア無線技士(本当は2級を大昔に取得したのですが、免許証が
なくなったので)、特殊航空無線技士、航空無線通信士、中国自家用操縦士筆記試験、
中国自家用操縦士免許、国交省自家用操縦士(固定翼)国家試験全5教科、中国で約40時間

操縦訓練、・・・、そして現在、総飛行時間約200時間以上になっております。
一応、きちんとした「パイロット」なのです。

 

前述しましたように、1級船舶免許と特定免許(海のタクシー運転手免許のようなもの)
も持っておりますので、・・・「セイラー」でもあるのです。

 

ですから、私は冗談ですが「万年筆コンサルタント」と自己紹介をすることがあります。


ですが、「パイロット・コンサルタント」の方が、なんとなく格好がいいように勝手に
思うので、これから「パイロット・コンサル」と通称させていただきます。

 

釣具屋さんとご縁ができてから、「五十の手習い」とはよく言ったものですが、学生時代
よりも猛勉強をしたように思います。

頭が固くなっている時に丸暗記はいけません!
ですから、今勉強しているのが経営姿勢、経営技術、環境分析、管理技術にどのように
活かせるかを紐づけしてみましたら・・・見事にほとんどすべてが当てはまるのです!

なぜか・・・船も飛行機も「命をかける」からなんです!

 

特に、飛行機は落っこちたら一巻の終わりですから!!
これが最も簡単な理由なのです!

 

これから毎回、「経営に命を賭ける」けれども、先陣先達が教えてくれている原理原則・

定石を、飛行機や船の航法技術や操縦精神姿勢などを経営に置き換えてお話してゆきます。

 

第一回目は・・・これくらいにいたしまして・・・すぐまたお目にかかれること楽しみに
致しております。

 

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2021.05.14 Friday