経営における問題や課題にアドバイスを行う「内部顧問」と「外部顧問」 - いわき経営コンサルタント事務所

どのような企業も、経営における何かしらの問題や課題を抱えています。そうした問題や課題に対して、専門的な知識や経験に基づきアドバイスを行うのが経営顧問です。経営顧問は大きく分けて「内部顧問」と「外部顧問」の2種類あるため、それぞれの特徴をご紹介します。

内部顧問とは、文字通り内部の人間が顧問を務めるパターンです。取締役や監査役を退任した方が顧問になる、もしくは、経営者や専務など経営に携わっている役員が兼務するパターンがあります。

内部顧問は会社の経営事情に精通しているため、部署あるいは従業員ごとに、アドバイスや指導を行うことができるというメリットがあります。ただ、権力を持つようになってしまうと偏った考えになってしまったり、責任の所在がわかりにくくなったりするため、内部顧問を廃止する企業は多いです。

外部顧問とは、コンサルタントや弁護士など特定の知識や経験を持つ専門家を外部から迎えるパターンです。客観的に経営状況を分析し、対策のためのアドバイスができるというメリットがあります。

また、必要なときだけアドバイスや指導を受けることができるため、内部顧問を設置して高額な報酬を支払うよりも、費用を安く抑えられるというメリットもあります。こうしたことから、外部の専門家に顧問を依頼する企業は増えています。