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ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第21講;『和(Harmony)』
【イタリア;カプリ島碧の洞窟】
今回のテーマは「和(Harmony)」です。
中東でも、EUでも、中国でも、日本の政治経済をを見渡すと「和(Harmony)」
を感じませんね(^^;
「和する」ってどういうことでしょう?
もっともよく理解できるのは、算数で使う「和」ですね。
数と数を足すことを「和算」と言うのですね。
組織で行う仕事のほとんどは一人ではできないのです!
皆んなで、お互いに力を出しあって、助け合うことによって成し遂げられる
ことがほとんでどなのです!
一人の人が、人の二倍三倍仕事をやっても、他の人が逆に半分もしなかったら、
まったくいい仕事にはなりません(^^;
いい仕事というのは、全部足し算なのです!
一人一人が、自分の持ち分の仕事に責任を持って確実に行う。
皆んなが同じように力を出す!
そんなにいっぱい出すことではないのです。
仕事というのは分業されるているのです。
分業された仕事の一つ一つにパワーが集中され、それぞれがまた組み合わされ
たとき、すばらしい仕事になります。
それぞれのパワーの足し算を「和」というのですね!
算数では「一足す一は二」になるのですが、私たちがやっている仕事のほとん
どは算数のようにはならないのです(^^)
「一足す一が、三」になったり「五」になったりします。
いや実は無限大にもなることがあります。 不思議ですね!
人の力は全部測定可能だと思いますか?
残念ながらそうではないのですね!
人の能力はおおよそ140ほどあるそうなのです。
しかし、実際に測定できるのは半分の70ほどだそうです。
走ったり、暗記したりする能力は測定可能なのです。
学校での優劣はこれで決まってしまうのですね(^^;
不幸なことです(^^;
しかし人間には測ることのできない能力があるのです!
たとえば、
「気を配る能力」
「人の気持ちを察する能力」
「そろそろ、まもなく・・・と感じる能力」
などは測定できないのです!
測定できない能力の方が、はるかにはるかに仕事を達成させるには重要なこと
は成功している人たちを観ると判ります。
人と人が手を握ったり、体を支えあったりしたときには、目に見えない不思議
なパワーが出てくることがあるのです!
本当です!
「あの手、この手、奥の手、神の手、人の手」という「ことわざ」があります。
一人の人から出るパワーが一緒にやっている人に届きますと、こんどはその人
が出すパワーと合算されるのです。
そのパワーがまた、いろいろな相手に向かうのですね。
次々とパワーが加算されますから3倍、5倍、10倍、100倍にも膨らんで
ゆくのです。
これが無限に繰り返されると、ものすごいパワーになります。
実はレーザー光線の理論がこれなのです!
小さな小さなパワーも繰り返し加算されてゆきますと強力なパワーになりま
す。
一人だけのパワーだったら自分の中でグルグル回っているだけなのです。
外にパワーを向けて発っしますと、それを受け止める人がおり、そのパワーを
受けた人がまたパワーを付けて送り返してくれるキャッチボールが繰り返される。
これが本当の「和」じゃないかなあと思います。
そのためにはお互いが間違いなく、受け取ったパワーを投げ合う所(的)が
しっかりしていなければなりません!
そして、そこにちゃんと投げられることが肝心なのです。
お互いのコミュニケーションを常日頃からしておりますと、的確なパワーの
キャッチ・ボールできるのですね(^^)
お互いが「得手に帆をかける」心意気でつきあうことなのですね!
互いのすばらしいところを認め合い、補間し合うことでパワーの総和ができ
あがるのです!
それが、本物の「和(Harmony)」なのです。
聖徳太子の「和を以て、尊としとなす」という言葉はあまりにも有名ですね!
「和することは、なんてすばらしいことでしょう!」と聖徳太子はおっしゃっ
ています。
お互いのパワーを高めあうことは、一人一人の成長・向上につながってゆくの
ですね!
そして、その成長に感謝できる毎日毎日がおかげさまになるのですね!
お陰様の雰囲気を「和(Harmony)」と定義しましょうよ!
ありがとうございました。
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