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新人ビジネス・リーダーいろは考;第38講:『雑魚』
第38講:『雑魚』
『雑魚(ザコ)』というのは、ご承知のように「小魚」のことを言います。
「小物」のことでもあります。
よく「プロ」とか「アマ」とか言いますが、本当の意味を知っておきましょうか・・・。
まず「プロ」というのは、漢字で「玄人」と書きます。
「玄人」は「苦労した人」を早口で何度か言いますと「クロウト」と聞えますから、まさにピッタリの意味です。
もちろん、ただ苦労しただけでは「プロ」ではありません。
その前のステップをきちんと這い上がってきている人なのです。
「プロ(玄人)」というのは、かつては「アマ」であったことが必要なのです。
「アマ」というのは、漢字で「素人」と書きます。
「素人」というのも、同様に「知ろうとする人」を早口で何回も唱えますと「シロウト」になります。
「プロ」になる人は、すなわち苦労した人はみんな、「シロウト」からスタートしております。
「プロ」、すなわち「玄人」を目指す人は、多くの知識や技能・技術を体得してゆく人です。 「大きな実現可能な正しい夢」を持っている人です。
こんな人のことを「ロマンをもった人」、そう「ロマンチスト」と呼びます。
誰でも「プロ」になる素養はあります。
ただ「大きな実現可能な正しい夢」を持つに至らないため、能力を活かせず人生を終わる人が多くいます。
最初の「決意」をすれば、その「夢」の実現のために「知らないこと」「出来ないこと」を、知ったり、出来るようになるため努力をします。
「努力」という言葉も、めったに使うべきではありません。
読んで字のごとく、
「女のマタに力を入れて、それよりもっと力を入れろ!」
と訳すなら、女性がお産をする時以上に苦しいことをやることとなります。
「プロ」は、目標を何としてでもクリアするために貪欲に「知ろうと」します。
そして、自分のものにするために失敗を繰り返しながら苦しくてもやらねばならないことをやり続けます。
はた目にも凄いエネルギーを感じます。
どうしても、先輩や上司も手を差し伸べたくなります。
ましてや、同じプロセスを経てきた先輩などは、自分の生き写しを見るような感じで、ホノボノとした気持ちになります。
だから、心底から手助けしようとします。
「アマ」である「知ろうとする人」はとにかく素直です。
多くの人から「学ぼう」とします。
「学ぶ」は、「まねぶ」そして「まねる」が元言葉です。
「まねる」ことには力みがありません。早く形ができあがるものです。
しかし「アマ」にもならず、もちろん、「プロ」にもなれない人には共通することがあります。
成功したり、うまくいっている人のことを妬みます。
週刊誌のスキャンダラスな記事が最もよく読まれる理由もその妬みにあります。
有名人のアラ探しをして、宝も物を拾ったようになる人のほとんどは「プロ」にも「アマ」にもなれない人です。
大変に残念ですが、努力を放棄した人は、とかく同じ類の者だけで集まり、一人では何もできないのに集団になると元気づきます。
そしてお互いに励ますのではなく、「傷の舐め合い」をします。
自分たちがうまくいかない原因をすべて外に向けます。
「人のせい」「社会のせい」「会社のせい」「上司・先輩のせい」、はたまた「親のせい」にまでなってしまいます(^^;
悪いのは全部、自分以外です。
このような人達を私は『雑魚』と呼びます。
もちろん軽べつした呼び方ですから、お叱りを受けるでしょう。
かなりひんしゅくを買うことは覚悟です。
しかし決して差別している呼び方ではありません。
五体満足なのに「不平・不満・グチ」を言う人の言は、能力の無い者の「ホザキ」だと思うのです。
力があれば人を説得できます。
人を動かすことができます。
「お金のある人は、無い人や困って入る人に施すこと」ができます。
同じように能力のある人、幸せな人は「人に施し」をすることができるのです。
「力の無い人」や「困っている人」が、「施し」などできっこないのです。
だから、オウムなどはおかしいのです。
「他力本願」「世の中をマイナスに考え」「集団でしか、ことが成せず」にいるような人を『雑魚』と私は呼びます。
ここで読むのを止めないで下さい!
魚の世界では早く、「幼魚」から「成魚」にならなければ、大きな魚に一気に呑み込まれてしまいます。
大きく見せかけるために「樹上開花(中国戦略書三十六計)」をします。
当然です!
自然の摂理でDNAがそうしているのでしょう!?
人間は大人の感覚を持つようになったら、あらゆることが「自己責任」となります。
もちろん群れるなと!は言っておりません。
自分で考え、自分で責任を取る行動をすべきです。
そこに手伝ってくれる人や共鳴して一緒に行動を共にする人がいることは勇気を持つことができます。
今、自分がどんな「気分」「感情」でどんな人たちと一緒にいるのか見渡して下さい。
お互い「叱咤激励」しているなら素晴らしい仲間と歩んでいます。
でも「傷の舐め合い」「グチばっかり」「人の悪口ばかり」なら、怖がらないで、勇気を持って違った場所に出て来て下さい。
必ず、手を差し出してくれる素晴らしい仲間がいます!
ありがとうございました。
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新人ビジネス・リーダーいろは考;第37講:『挨拶』
第37講:『挨拶』
『挨拶』についてお話しさせていただきます。
非常に重要なことなのです。
なぜかといますと世の中で一応うまくいっている人と、そうでない苦労の多い人とではどこが違うか考えて見れば、その意味が分ってきます。
『挨拶』の「挨」とは、心を開くという意味があります。
そして「拶」は、相手に迫るという意味があります。
ですから『挨拶』とは自分のことをオープンにし、素直になって、色々な人に接してゆくことと解することができるのではないでしょうか。
私は、多くの方々とお付き合いさせていだく仕事をしております。
読者の皆さんも不特定多数のお客様と接する機会がありますから、人との接する数では圧倒的に今の私に比べれば多いといわれても結構でしょう。
私ははじめての人と一度会う機会ができたら、その後もズッと手紙やハガキでの交際の続く方が相当います。
もちろん、たまに会うことも意外と多くあります。
残念ながら多くの人は、一回ポッキリの出会いがほとんどではないでしょうか!?
その理由はもちろんあなたにあります。その人と今後もお付き合いしてゆきたいとういう
願望があるかないかですね・・・!?
出会いを大切にできない人は、いつも心の中で会う人と「対等でありたい」というエゴが働くからだと思います。
「自分の方が偉く、優位でありたい」と思ったり、「その人に迎合なんかしたくない」とか「負けたくない」とか、不思議なくらい間違った人間観を持っているからではないでしょうか!?
吉川英治さんは、『人皆我師』とおっしゃっています。
禅宗の大家の道元禅師は、『脚下照顧』とおっしゃています。
どちらも
「良く考えなさい、世の中は自分より優る人ばかりいますよ!もっと素直に周囲の人からいっぱい学びなさい!」
と言っておられるのだと思います。
『挨拶』の基本は、「多くの人から学ぶぼうとすること」でしょう。
そのためには、「一期一会」を大切にし、その時、その時に会う人と良好な関係になるべく「笑顔」で「先手」で「こちら」から「進んで」「言葉」を「交わし」にゆくことだろうと思います。
はじめて会ったその時から、もしやすると生涯の友や師にめぐりあうことにもなるのです。
そのように出会った人が恐らく、不思議なくらい自分の困っている時、手を差し延べてくれるものです。
もしくは、その人がもっと多くの人を紹介してくれます。
そして知らず知らずに沢山の友人、人生の師を持つことができるようになります。
『挨拶』って、どう考えても「コストがゼロ」なんですね!?
コストがゼロで、多くの人脈という財産を持つことができるということは、コスト分の財産で考えたら「無限大の価値」となります。
このことを「御利益〈ごりやく〉」と言います。
残念ながらごくたまに、久しぶりに出会っても「知っていて、知らない振りをする人」がいますね(^^;
こちらから「こんにちは!」って言おうと思うのですが、スーっとあっちを向いてしまう人がいるのです。
恐らく、自分の好き嫌いで人を区別しているのでしょうか?
もしくは恥ずかしいのでしょうか?
わかりませんが、他の人に対してもそうなんじゃないかなと思います。
もし何かあったら、どんな人に助けてもらえるんでしょう?
こんな人に限ってうまくいかない時、「他人のせい」「社会のせい」などの言い訳をすることを見受けることが多々あります。
また、こんな人ほど「差別意識」が高いのにも驚かされます。
以前、あるスーパーマーケットでの店舗クリニックの時でしたが、入社してまだ数年の一般社員が私に
「うちの部長はオレに挨拶をしないんです!」
なんて不平不満を言ったのです。
もちろん、その人はまもなくして退職しましたが・・・。
彼は、自分から先手で『挨拶』をしない新人でした。
優秀な人でしたが・・・。
おかしな社会的に認められるはずのない社外の組織に入り、仕事そっちのけで、その組織が勧める物品を売ろうとしました。
そう『ネットワーク・ビジネス』=『マルチ商法』に入ってしまったのです。
本当に残念でなりません(^^;
そのために職場で浮き上がってしまいました。
もちろん本人は、そのことが解りません。
彼はますます昂じてゆきました。
職場の上司や同僚など周囲の人が「オレに挨拶をしない! なんてヤツラだ!」と勘違いするようになりました。
自分の能力を発揮する、能力を磨くために多くの先輩や上司や師に出会うことがなければ「花開く」に至りません。
『挨拶』は、「先手」で「グッと接近して」やって見て下さい。
保証します!
そんなに遠くない将来、「良かった」と心から思える時が来ます。
ありがとうございました。
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新人ビジネス・リーダーいろは考;第45講: 『儲け』
第45講: 『儲け』
『儲け』という漢字は、幾つかの文字に分解することができますね!?
たとえば、
1)〈人〉+〈言〉+〈者〉
2)〈信〉+〈者〉
3)〈人〉+〈諸〉
です。
まず一番目を考えてみましょう。
『儲け』とは、「人が言葉を使って、ある者に伝えること」と訳してみてはどうでしょう!?
もう少し分りやすくしますと「人が特定の人(者)に情報(言葉)を提供すること」によって『儲け』が得られるんだと考えたいわけです。
もちろん情報は、与えられる人にとっては価値ある物でなくてはなりません。
そうでないと見向きもしません。すなわち、価値ある情報を人に与えることは『儲ける』ための大原則なのです。
私たちの扱う商品もサービスも、お客様という「者」に、
※ここにすばらしい、おいしい商品・サービスがありますよ!
って伝えない限り売れません。
価値ある商品・サービス情報を伝えなければ売れるわけがありません。
じゃぁ~、どうして伝えるのか?
もう、お分りですよね。
接客用語などによる言葉での伝達やPOPによる提案、放送・呼込みによる推奨、そして商品そのものの見栄えや陳列状態の如何によって価値が違ってきますよね。
このことを「プレゼンテーション」といいますよね。
実は「プレゼンテーション」の上手・下手で売れ行きが全然違ってきます。
とりもなおさず、売上機会(チャンス)を活かすか、損なうかどうかに関わってきます。
ですから『儲け』に直接影響してきます。私たち小売業・サービス業者は、この「プレゼンテーション」技術を身に付けなければ一人前とは言えません。
次に『儲け』を「信」ずる「者」と訳しますと、これは「ファン」、「信者」ということになります。
『儲ける』ことは「ファンづくり」「信者づくり」に他なりません。
スポーツ選手のファン、歌手のファン、宗教団体の信者といえば理解できますね。
みんな、ファンがいることで収入やお布施が増えるのです。
「ファン、信者」は、ファンになる対象である人や団体や商品・サービスを原則的には無条件で信頼します。
ですから、だいたい従順です。
いい意味でも、悪い意味でも、「ファン、信者」を持つと大変に仕事がやりやすくなります。
すなわち『儲け』につながのです!
私たちのお店も「ファンづくり」をすることは、何にもまして重要なことです。
「ファン」が多ければ多いほど「客数」が増えます。
なおかつ、お客様は安心してお買物され、サービスを受けられますから、いちいち他の店に行く必要ないのです!
小売業なら、お客様はまとめてお買物されるから買上点数も増えます。
「ファン、信者づくり」の基本は『正しい商売』をしつづけることのみです。
ですから「老舗(しにせ)」と呼ばれるお店は、長きに渡って「ファン」を持ち続けた結果、存続するわけです。
最後の『儲け』は「諸々」の「人」と訳しましょう。
「諸々」とは、「分け隔てのない」ということです。
すなわち、差別のない、公平、公正な目で見た「一般大衆」を「諸々」の「人」と考えるわけです。
特定な人に偏らない、「人間」として当たり前に生きてゆく過程で必要とする消費財を扱うことこそ、最も多くの人から支持されます。
そして、この「大衆」の生活が「より豊かに」なるための努力をすることは、人類の『生成発展』のための命題ではないでしょうか。
いつも、「大衆志向」で仕事をしてゆくことが、『経済民主主義の実現』をめざす者の使命です。
特にスーパーマーケットなどの小売業では、ごくごく普通の最も重要で欠かすことのできない食料品とその関連消費財を分け隔てなく、可能な限り「お安く」提供してゆくことを誇りしなければなりません。
『儲け』ることは、人間として『正直』に生きることに他なりません。
正しくない『儲け』は搾取ではないでしょうか。こんな行為が長く続くことなどありえません。
ありがとうございました。
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新人ビジネス・リーダーいろは考;第36講:『出会い』
第36講:『出会い』
『出会い』、『一期一会』という言葉についてお話させていただきます。
皆さんは、今までの人生でどれくらい貴重な『出会い』がありましたでしょうか?
もちろん、いっぱいおありだとは思います。
私事で申し訳けないのですが、私の素晴らしい『出会い』の話をさせていただきます。
私が社会人となった第一番目の会社での『出会い』の話です。
富士通という当時コンピューター・メーカーでは日本一の会社でした。
私が配属された部署には、学者になってもおかしくない人達がいっぱい周囲におりました。
ですから、私にとっては毎日が啓発させてもらえる人との『出会い』ばかりでした。
特にその中でも、ある先輩との『出会い』は、私の人生観を変えるものでした。
もちろん、人間観をも変えていただくものでした。
彼は、日本の最高学府の理学部数学科の修士過程を修了した人でした。
非常にユニークな人でした。趣味と実益を兼ねて競馬の予想を得意にされておりました。
有名競馬新聞の予想コラム、常連執筆者でもあり、そこからアルバイト料を稼いでいる人でした。
そのアルバイト料の方が、本業の月給よりも多いんですから・・・。
彼は合気道四段、剣道三段、将棋四段、囲碁五段と、まあすごい多趣味の持ち主でもありました。小説も書いておられましたし、ピアノ、ギターも玄人はだしでした。
世の中には、こんな人がいるのかと思われるでしょうが本当に実在するのです。
私にとっては、ただただ憧れと尊敬を通り越したような人でした。
私は、彼から基礎数学を教えていただきました。
元々、好きだった数学ですから、より高度な数学の領域に魅せられような、本当に上手に教えてくれました。
おかげで本物の数学の面白さを知り、人並みか、それ以上の理解をすることができました。
もちろん、時には厳しく教えていただきました。
しかし振返ると本当に暖かい教え方でした。
いつも、深く追及してゆくクセをつけるように導いてくれるのでした。
いつしか、数学にのめり込むようになっていた自分を発見することができました。
心から彼を尊敬し、いつしか恩返しのできることがあればと思うようになりました。
そんなある日、彼がこう言いました。
「藤本くん!人から受けた恩を普通の人は、恩を与えた人に返そうとするよね?でも人類 生成発展の理っていうのがあってねぇ!
受けた恩は次に続く後輩・後進に伝えてゆくことだけで恩返しをしているんだよ!」
「もし君が、数学を教わったことやいろいろ奢ってもらったと僕に恩を感じるとしたら、
今度は自分の持っているすべてを後輩や後進のために放出するんだよ。それが僕に
とって一番うれしいことなんだぁ~(^o^)」
「得たものを放そうとしない、取られたくないといった気持ちを、残念ながら普通の人は
持つってしまうんだねぇ。
でもそれでは器は大きくならないよね!? コップにいっぱい入った水と同じくらいの
量の水をそのコップに入れようとするなら、どうすればいいと思う?」
「答えは簡単なんだよねぇ!コップの中にある水を全部、投げ出せばいいんだよねぇ。
そうすれば新しい水をまた入れることができる・・・(^^)」
私はあの時、体中に電気が走るような身震るいする感動を覚えました。
あの時から、本当に私の人生観は変り、生きざまが変ってゆきました。
仏教の教えに「布施行」というのがあります。
まさに自分の得た知識や経験を後輩・後進に伝えてゆくことこそ「布施行」ではないでしょうか!?
ヘンテコリンな新興宗教で、出家の時、全財産を宗教団体に布施する(実際には没収されるだけ)ことが最高の美徳とすることが、どれほど間違っているかわかるでしょう。
お陰様で、なんとか今まで彼の教えに少しでも近づくようにやってこられたように思います。
「学んで足らざるを知り、教えて至らざるを知る」
ということわざ通り、ますます、自分の未熟さと学ぶことの大切さを理解できるようになりました。
「教えられ」、そして「教える」関係を継続しつづけることを念頭において生きてゆきますと、不思議なくらい多くの素晴らしい『出会い』があります。
多くの師と仰げる方々との『出会い』と、その後の『お尽き合い』によって、私は「私の知らないことを知っている人」「私のできないことのできる人」といった人脈が増えてゆきました。
ご紹介したその素晴らしい先輩との『出会い』が、私にとって人生の転機になったことは間違いありません。
『一期一会』という言葉は、『出会い』による発見・救い・縁(えにし)のあることを示唆しているようです。
今回、新しく知り合った仲間を幾末永く大切にしていただきたいと思います。
ありがとうございました。
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新人ビジネス・リーダーいろは考;第35講:『得手に帆をかける』
第35講:『得手に帆をかける』
中国へ飛行訓練に行った時、なんとまぁ~海抜高度200ftで飛びました・・・日本では完全に航空法違反です(^^;
『得手に帆をかける』ということについてお話します。
『得手』というのは「得意なこと」です。
『帆をかける』とは、「そのことに徹底する」「そのことをもっと伸ばす」というふうに理解しましょう。
人間は「わかっちゃいるけど・・・、やめられない」ことが随分あるはずです。
また、「不得意」「不得手」なことを直すことはなかなかできません。
なぜなら自分自身を変身させるためには、よほどの覚悟をしなければなりませんし、並み大抵でない努力を強いられるからです。
元来、人は「イヤなこと」には興味を持ちません。
なかなか、嫌なことには「好き」にはなれません。
ですから前回、お話しましたが、『好奇心』をもっと持つことにつながるようにしてゆく基本的態度は、自分の長所や得意なことに気づき、そのことにもっと人生の時間を費やすことなのです!
「好きこそ物の上手なれ」のことわざの通り、『得手』なことは、誰でも「好き」になります。
これが、また、ますます上達に拍車をかけます。
「集中力」も一段と飛躍します。
「そんなこと言ったって、自分の希望とは違う部署に回されたんだから、好きになれとは・・・?」という人がいます。
たとえば、「僕は、コンピューターが好きなのにシステム課に配属してもらえなかった!」などと文句を言う人がいます。
しかし、こんな人にはチョット苦言ですが言わせていただきます。
「それじゃ~、あなたは何ができるんですか?」
「コンピュータをいじるのが好きならば、仕事を終えてカラオケや飲みに行かないで、家でコンピューターをやればいいのです。
会社は、あなたに娯楽施設を提供するために配属するのではないのです!」
会社では、システム設計と開発が「好き」で、そのことを実際に「設計・開発できる」人でなければシステム課には配属しません!
というのは、あなたが会社の現場のことに本当に精通している人でなくてはできないことだからです。
本当は現場の仕事が好きで好きでたまらない人で、なんとか改善や改革をしたい。
そのためにコンピューター・システムを利用したいと考える人なら本物の仕事ができます。
なおかつ、コンピューターの知識と経験があり、そして「好き」で開発したソフトの利用率を向上させるために現場とのコミュニケーションを『得手』とするならば、あなたは最適者です。
少々「知っている」、「できる」からと言って『得手』とは言えません!
また「今の仕事がどうも巧くいかないから」とか、「なんとなくやりたくない」から、別の仕事が良く見えたりもします。
「たぶん、あれならできるや~」とか「あれなら、好きになれるはず~」などと思う「逃げ」の仕事をする人や自信のない人ほど、案外、この傾向があります。傾向としてあります。
ですから『得手』の勘違いをします。
『得手』とは「知る」「わかる」を卒業して、「できる」「できた」の域に入っていることが前提条件です。
「好き」だけではダメなのです。
『得手』であるなら、その事について誰よりも勉強していること、体系だてて知識や経験を整理できることができているはずです。
『得手』であるなら、そのことに関して「非凡」であるはずです。
とりもなさず『プロ』を目指していることです。
中途半端さを『得手』とは言いません。
厳しいことを言うかもしれませんが、あなたが『プロ』なら・・・、たとえば販売業では「販売士」の資格程度の知識があって当たり前です。飲食業なら「調理師・栄養士」の資格程度の知識があって当たり前です。
『コンピューターのプロ』と自負したいなら、「情報処理技術者試験」の資格程度の体系だった知識があって当たり前です。
ダメな人は「仕事が忙しくて・・・」と言い訳します。
何をホザいているんですか!
「好き」なら万障繰り合せて、なんとしてでも時間をやり繰りしますよ!
甘い誘惑にも負けませんよ!
『誇り』をもって仕事をし、「知らない」、「できない」を『恥』とする精神を『プロ』なら持ちます。
そのための努力は、他人から見れば厳しく見えますが、自分ではそうでありません。
だから、楽に目的を果たします。
『得手に帆をかける』ことこそ『プロ』、すなわち『玄人(苦労した人)』への道ですが「泣き言」「言い訳」は無用です。
『辛い』ことに一本筋を貫けば、『幸い』に変ります。
「風と波にのる帆船」はスイスイと気持ちいいものです。
ありがとうございました。
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