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2021 / 07 / 28  11:41

令和3年ビジネス・リーダーいろは講;第2講;『労働する』

DSC00529.jpg 

【万里の長城です】

 

TOKYOオリンピック2020、初日からゴールドラッシュが始まり、感動感動の連続です!

世界のトップアスリート達が今日まで、どれほど厳しい鍛錬に耐え、希望を抱いて励んできたのか

目を見るだけで分かりますね!

 

IMCの管理者研修の一単元に『サバイバル訓練』というのがあります。

なにも匍匐前進やタンポポの根っこを食ったりする軍隊式の訓練ではありません。

見ず知らずのところに出かけていって、日頃やっているような仕事ではなく草取りや窓拭きなどの

仕事をさせてもらうわけです。

 

初日は「勤労奉仕」などといってお金をもらってはきませんが、2日目は実際に働いた価値の分だ

け本当にお金をもらってこなければなりません。

 

初日はほとんど合格ですが、2日目には1割から2割の人が不合格です。

不合格者のショボクレた姿は見るに忍びないものです。

 

日頃、私たちがやっている仕事・作業、これを職務といいますが、すべて「労働する」ことです。

この「労働する」とは、本当はどういう意味なのでしょうね?

 

よく労働者、労働運動などの言葉を新聞やテレビで見たり聞いたりすることがあります。

概して良い印象をもった言葉のようには聞こえませんね!?

どうやら労働運動の実態が、暗い、ジメジメしたものだったからかも知れません。

最近あまり報じられなくなりましたが3K、5Kという言葉が一時期流行りましたね!?

 

テレビなどでは、いまだに野党が集会を開いた時や労働組合などがメーダーの日に皆で「○○で闘

うぞ!」などと時代錯誤もいいところのシュプレヒコールをする光景を見ます。

ますます現代の若者なんかには受け入れられなくなってしまうでしょうね(^^;

平和の時代にスポーツや戦争じゃあるまいし、戦争反対、平和を唱えている左派系思想の連中ほど

「闘う」なんて言葉を平気で使う(^^;

 

今は、討論、討議、ディベートの時代ですよね!?

 

さて、「労働」という言葉をもう一度じっくり考えてみましょう。

以前、「働くとは、周りの人を楽に、楽しくさせること」だとお話しました。

 

まず【労】という字は『勞』と書くのだそうですね。

「力を使って火を熾すこと」だそうです。昔は、火が最も大切なものでしたから【労】することは

非常に尊いものであったはずです。

 

次に【働】という字は、

 1)人 + 動 → 人が動くこと

 2)人 + 重 + 力 → 人が重要な事に力を入れること

に分解できますね。

 

だから、「火を熾し、重要の事に全力投球し、動き回る時、労してハタを楽に、楽しくさせる事に

なる」いうように訳してみてはどうでしょう!?

本当に素晴らしいことだということがわかりますね。

 

私は、『労働』という字を「朗働」、「良働」と理解するようにしております。

働くことの大切さ、尊さ、素晴らしさを知れば知るほど朗らかに、楽しく働くことができるからです。

 

人生一回しかないのですからね!

思いっきりエンジョイする!

そのためにはハタの人達に憂いを持たせなくしてからやらないと、やはり誤解を招いたり、怪訝に

思われますね!?

そうしたら、いつ遊べるようになるの? って質問を受けそうですね。

実のところ私の場合は、いつも遊んでいることと働いていることの区別はつけていないんです。

 

なぜ・・・働いていると疲れるのですかね???

遊んでいる時と同じ時間とエネルギーを使うとしたら、どちらも疲れの差はないはずですね!?

ということは疲労を感じるのは精神的なものだからなのです!

働いてハタの人に喜んでいただくことを意義あるものに感じているなら疲労は感じないものなのです。

 

「労働」をして行く価値目標は、もしかしたら上司、部下、後輩や同僚、そして家族の人々から

自分は本当に何を期待されているのかを具体的に理解することではないかと思うのです。

 

ある人から教わった貴重な教えをご披露します。

人間の最大の幸せは、

 1)人に愛されること

 2)人から誉められること

 3)人の役にたつこと

 4)人から必要とされること

なのですよね!

 

可能な限り、常に期待を上回ることをしつづければ、誰からも喜ばれ、感謝され、そして必要と

されると思うのです。

期待を裏切らないことが多い人は、やっぱり、多くの人から好かれ、協力してもらえることが多い

のではないでしょうか!?

 

期待を上回り続けるような生き方をすれば、人から好かれることはもとより愛されますよね!?

 

ちょっと仕事の実績が上がった人がいたのです。

仕事上においては称賛に値することには違いないのですが、はたして、ハタの人達が楽しく、楽に

なったかなあと考えるとあまり感心できないのですね(^^;

上司を誹謗したり同僚の仕事のとやかくを言う。

そして「オレはこんなにやっているのに・・・」という言葉が彼には多かったようですね。

部下、後輩達の協力に報いるための努力やいま以上の効率化のための工夫、提案に力を使うことを

継続せず、自分の評価について差を付けてほしい、今以上の報酬をもらいたいということにだけの

「言動」が先行したようです。

ご想像の通り、彼は弧軍奮闘するようになり、挙句の果てには退職を余儀なくされました。

 

大変生意気なことをいいますと、中途半端に頭のいい人、仕事がこなせる人に『労働価値観の勘違

い』をする人が多いです!

人生設計の柱に「労働」の意義を入れてくださいね。

 

私は、皆さんが「一所懸命」に「労働」している姿を多く見せていただきます。

本当に美しいものです。

 人間、「一所懸命」やっている姿に出会うと不思議と幸せな気分になるものですね。

 

 

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2021 / 07 / 26  07:53

令和3年ビジネス・リーダーいろは講;第1講:『生き甲斐』をアップしました。

DSC00009.JPG

【イスタンブールです!】

 

先日、小生がお世話になった地元のスーパーマーケットに新規学卒入社して、配属先が気に食わな
いと退職してしまった青年の親御さんから相談を受けました。
退職後、どこにも就職することができなく、またそのスーパーマーケットに戻りたいのですが、
話を通じて欲しいのというものでした。
聞けば、青年は食品や雑貨を扱うドライ・グロッサリー部門に配属されたかったのに、鮮魚部門に
回されて面白くないからと辞めたのだそうです。

 

親御さんに言って差し上げました。
スーパーマーケットで将来最も嘱望される新人はほとんどの場合、生鮮食料品部門からスタートす
るのだと。
なぜなら、スーパーマーケットの主要部門であり、最も利益を上げる部署で、最も忙しい部門であ
ること。
優秀な人間を人材から人財に育成するには、仕事をいっぱい与えることで根性と努力と儲かる仕組
みを早く覚えさせるのです。
だから息子さんは、おそらく新入社員教育中に認められ鍛え上げようという意図で配属になったの
だと・・・。
しかし初っぱなから、自我の強さが出て、素直な人でないとハンコを押された可能性がある。
組織というのは、どこに配属されようと「はい!喜んで!」の精神がない人は将来伸びないですねぇ! 
戻っても、そのような目で見られたり、既に半年ほどのブランクがあり同期の人たちから遅れを
取っているし、息子さんが、これからの人生は厳しく、わがままの効かないことを知った上で復職
しないと難しいですね。 
というような返答をしておきました。

 

その後、何の返答もありません(^^;)

 

希望と一致しないことで職を手放す人が多くいます。
自尊心にかかわることでしょうけれど、失業する辛さを最初に感じるのは収入問題ではないでしょ
うか?
そして、「受け入れられない自分」と向きあい始める苦痛が訪れます。

 

ある年齢になってリストラにあい、家族にも言えず、奥さんがいつものように作ってくれるお弁当
を公園のベンチで食べる人の切迫した悲哀は、言いあらわしようがありませんね。

これから人生云々を書くことをします。

 

大変に生意気な試みですが、小生のライフワークの一つである「成功の研究」「夢実現」の一考を
これからシリーズでしたためたいと思っております。

 

さて『生き甲斐』ということばがあります。
そして、「働きがい」「やりがい」ということばがその後に続くようです。

 

私たちはちょっと苦しいことがありますと
「もう、参った!ヤル気をなくしちまったよ!」
などと開けなおってしまうことがあります。
仕事でこういうことが何度か続きますと、今度は「働く気がしなくなった」とかなりますね。
でもよほどのことがない限り「生きる勇気もなくなった」と考える人は少ないようです。

 

人生って、よく考えてみますと「たった一回きり」なんですね。
その人生は誰が何と言おうと自分のものなんですね。
どう使おうが、どう生きてゆこうが、どんな人生にしてゆくのかは、本当は自分でしっかりと決め
なければならないんですよね。

繰り返すようですが、ちょっと事がうまくいかないとき、たいていの人が「運が悪い」とかなんと
か理屈をつけてしまいます。
人のせいにする人もいますが、全くの勘違いですね。

 

『人生すべて自己責任』なんです。

少年であろうが大人であろうが、みんな全部自己責任なのです。

ちょっと裕福になったり、楽になったりした人は「成り上がってきた過程」があり、どうしても
自惚れることもできないから「人にやさしい振り」をすることがあります。

少年に係わる何かの事件が起こったら「社会の問題」にしてしまう人がいますが、果たして、大昔
からそのことが言われ解決したことがあるのでしょうか?

気が遠くなるほど解決に時間が掛かります。自分の生きている間に極楽世界・ユートピアができる
のでしょうか?
他人に依存していても決して解決になりますまい。

またうまくいかないときに、しまいには「ヤル気を亡くした」と言って開け直ってしまう人もいます。

 

私は、「ヤル気の心を亡くす人」はみんな、『忙しい人』だと思うのです。
「忙」は、読んで字のごとし「心辺に亡くす」ですよね?
余裕が無く、色々なことに気を奪われている状態です。

 

これから最も大切な事を、どのようにどうしてゆくか分らないことを「忙しい」というんですね?

心を亡くさないために、しっかり「自分の今」と「これから」を知っていなければなりません。
それは、自分で「感じて」、「行動して」、また、「実感する」ものなんです!

 

 一つ一つの自ら行動した結果に対しての満足を「やりがい」というんじゃないでしょうか。
人は「やりがい」を多く体験してゆきますと、自分のこれから進むべき方向やどのようにして他人
や社会に貢献してゆこうかを必ず考え始めます。

仕事をしていて、「やりがいや働きがい」は他人から与えられるもの、会社がつくるものと勘違い
している人が多いことに私はびっくりします。
会社が「労務管理」などといって、働く人のために環境整備をすることは決して悪いことではあり
ません。

 

がしかし、そのことは必要条件にはなりえず十分条件にしかなりません。

会社は本当に「従業員を大切にする」と言うなら、もちろん「価値ある仕事を与える」ということ
はしなければなりません。
しかし、「価値ある仕事」が与えられる本人にとって「働きがい」を感じるものになるかどうかは
疑問です。

 

実はここが重要なのです。

会社は、「営利」を追求するところであり、「慈善事業」をするところではないということも理解

しておかなければなりません。
ですから、従業員が与えられた仕事に「価値」を見出し、「働きがい」を感じるかどうかは実は
会社の責任ではないのです!

 

これから少し難しいお話をするかもしれません。

あなたの手元にお茶碗があったりお箸がありますね。
いつかはこれらのお茶碗やお箸も割れたり折れたりして使えなくなります。
そのとき、お茶碗やお箸は役に立たずに死んでゆくと考えてみます。
そうすると誰かがお茶碗やお箸をつくったとき、それらは生まれてきたいってもいいのです。
生まれと死ぬまでに、お茶碗やお箸にも命があるように思います。

もちろん、それらが我々人間のように考えたりはしないでしょうが、 事実、一生を持ちます。
ほとんどのお茶碗やお箸は、その命を何に役立てるか考えてみますと、「使命」をもって一生を
生かされてゆくように思います。

 

私たちは人間ですから、自分の一生、自分の命は「何のためにあるのか?」と考えてみるべきです。
このことについては、また後で詳しくお話をします。

「使命」を知ることや自分の命は「何のためにあるのか?」を知ることが間違いなく、『生き甲斐』
になるからです。

 

自分自身の人生に「使命感」を持って努力している多くの仲間がいます。
彼らは本当にすがすがしく、いつもハツラツとしております。なにかエネルギーを発散しているの
がありありとわかるんですね!

彼らから教えられることがいっぱいあります。
ハタから見ていると実に忙しそうで汗水垂らして頑張っている。
なんでそこまで?と感じるものですから、素直にそのことを聞きますと『生き甲斐』だなぁ!・・
・と彼らは異口同音に言います。

 

私がいままで彼らから教えられた「尊い人生」、『生き甲斐』をこれからご紹介し続けてゆきたい
と思います。

さあ、「意義ある人生コース」にご一緒しましょう!それはあなたにとって「ビジネス成功方程式」
になることは間違いありません。

 

ありがとうございました。

 

 

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2020 / 11 / 13  18:57

パイロット・コンサルいろは考:第4講;『コツどころ』

『コツどころ』

【大利根飛行場から大利根川を上ってゆきます!】


前回は、地上走行(TAXING)のお話しから入りました。

おさらいの意味でもう少し・・・(^^♪

 

地上走行は、まず真っ直ぐに・・・が科せられる課題なのですが、今度は自由に曲線を
描いて曲がることをさせられます。
とはいっても、やはり飛行場にあるTaxingーWayと呼ぶ黄色線や滑走路から黄色
線に沿って出る訓練が主です。

 

初心者のうちは、どうしても自動車に慣れているせいか操縦桿(セスナなどはハンドルに
似ております)を操作して曲がろうとしてしまうのです(^^; 
しかし、いくら操縦桿を動かしても飛行機は曲がりません。
両足つま先にあるラダーという方向舵を使わなくてはなりません。
ラダーというのは、自動車でいいますとやや大きめのアクセル・ペダルのような形をして
おります。
足のかかとを床に付けて、つま先でラダー右側で踏みますと逆の左足のラダーペダルは
手前に来ます。
左右が逆の動きになるように設計されています。
右に曲がりたければ、右足を前に突き出します。左足を突き出しますと右足のラダーが
手前に来て、飛行機は左に曲がろうとします。
両足のラダーには、ブレーキもついています。
ブレーキは、ラダーのてっぺんを左右同時に踏みますと飛行機全体が止まろうとします。
片方のラダー・ブレーキを踏みますと、踏んだ方に飛行機が急回転しようとします。
カーブを曲がるとき低速(基本的にはパワーをオフ;自動車ではアクセルを踏まない状態)
にしてラダー・ブレーキを踏まなければなりません。ディスク・ブレーキがダメになるか
らです。

 

自動車ですとアクセルを外さなければブレーキを掛けることができないようになっています。

地上走行は、飛行場では黄色線に沿ってタキシングすることが決まっています。

 

今度、飛行機に乗られる時には、飛行場の線をご覧ください!

たくさんのいろいろな線、実線、点線、色別にルールが決められています。

滑走路の中心線は、白の点線となっています。

 

最初は、滑走路の白点線で行ったり来たりのタキシング訓練を受けますが、少し慣れてき
たら、滑走路外の黄色い線の上をタキシングさせられます。

 

セスナのような主車輪が後ろの2本、前に小さな前輪が1個のような後輪式飛行機では、
前輪がピタっと線に沿ってタキシングできるかどうか?また止めるときには、ピタッと
決められた位置に前輪が止まるか?がチェックされます。

こればかりさせられると飛行機を操縦したくなくなりますので、教官も心得たもので途中
から上空に行きます。

 

上空に行きますと、これまた基本を徹底的に訓練させられます。
これがなかなかうまくゆかないのですが、コツをつかめば・・・なんじゃぁ~こんなもん
かぁ~!となるのですが、意地悪な教官はそれを教えてくれません。
特に私が日本で最初に出会った教官がそうでした。

飛行時間1万5千時間を自慢する職人タイプで、
「だから高齢訓練者はダメなんだなぁ~」
なんて、ぬかし上がる(^^;・・・・あれれ、私としたことが・・・(^^;

 

米国の教官に習えば、一発でコツを教えてくれます。
日本での自家用パイロットが育たない原因はこの辺にありそうです。
ただ・・・、もちろん米国に行けば簡単かというと・・・一応、教官の話している英語が
聞き取れ、理解できなくてはなりませんので・・・訓練される人によっては同じであるこ
とも・・・(^^;

 

空の上での基本と言いますと、第1番目は水平直線飛行です。
書いて字のごとく、水平に、まっすぐ飛ぶことなんです。

 

空の上で飛んでいる飛行機を想像していただくのに、私は氷上と同じだとお話します。
飛行機は空の上を滑っています。
飛行機が少しでも前のめりになりますと、スキーで滑り落ちるのと同じようになります。
もし左に傾きますと、左斜面のようになっているのと同様に飛行機は左に先進しながら
滑り落ちてゆくのです。

飛行機には、スキー板のようにエッジがありませんから・・・スルスル滑ると思って下さい。

 

前のめりのことを機首を下げる(ピッチを下げる)と言います。左右どちらでも傾きます
とその方向に滑り落ちてゆきますから、高度がドンドン下がってゆきます。
そうすると・・・スピードが出始めるのです。
機首下げを止めようと、こんどは機首を上げますと飛行機は上昇しますが、急にスピード

ダウンします。
そうしますと推力がなくなり、それが結果的に揚力(浮き上がる力)を弱め、これまた
高度が落ちるのです(^^;

飛行機は水平でないと高度が上下します。

特に初心者が操縦をしますとスピードが速くなったり遅くなったりしながら波のように飛行機は

上下しながら飛びます。
後ろに座っている人は、船酔いすることがあります。

 

また飛行機は左右どちらかに傾きますと滑って高度が落ちると言いましたが、それだけで
はなく傾いた方に旋回を始めます。
そうしますとまっすぐ目的の方向に飛んでいってくれません(^^;
その上、高度が下がる・・・(^^;

このように飛行機を水平にまっすぐ飛ばすことが初心者には非常に難しいのです。

 

自動車や船は、上下になることはありません。もちろん道路が上下していたり、波があれ
ば確かに上下するでしょうが、簡単に姿勢は復元します。

 

飛行機は、その復元にコツをマスターしなければ大変なことになります。

直線水平飛行という基本ができてから、しっかり座学で航空工学の理論を学び、それから
今度は旋回という方向転換の訓練などに入ります。
旋回については次回、お話します。

 

仕事・作業も飛行機の訓練と同じなのです!
基本を学ぶ・・・実は「コツどころ」を学ぶことは非常に重要で、かつその後の教育訓練、
実務に欠かせないことであることを強調したいのです。

 

その「コツどころ」というのは、「教え方」によって天と地ほどの違いがあることを知る
必要があります!

冒頭に書いた、日本でのあのクソッタレ教官(あれっ・・・また私としたことが・・・)
に教わっていたのでは、未だに私は飛行機の操縦ができていないでしょう!

 

もちろん創意工夫によって実技が上手になり、考えることによって、より的確な実技能力
がつくことを否定するのではありません!

 

教育・訓練の基本は「コツどころ」なのです!

 

教育・訓練は、教育する側の「情熱」と「心づかい」なんですね!?
教育・訓練される立場にいる者より、教育する者によって、その成否が左右されることは

自明なんです!

 

教育・訓練を担当する者は、
 1)教育・訓練をやりつづける環境づくりをしなければならない。
  お膳立てのための計画、根回しができることなのです。そして、何よりも大切なこと
  は企業のトップが、我が社の教育・訓練の重要性を認識していることなんです!
  本来、人事の総責任者はナンバー2が司るべきなんです。会社にある仕事は、すべて
  人がやるんですから・・・。仕事と人を結び付けることのできるのは多くの経験を積
  んでいる人にほかならないでしょう!?

 

 2)教育・訓練をやらねばならない環境をつくっていくことも重要です!
  まさに動機づけなんです!
  そのための方法として、
   ・報酬による奨励
   ・懲罰による恐怖
   がありますが、これらはどちらも一時的なもので外部から与えられるものですよね!?

 

  そこで、教わる人の「心構え」を変えることが最も大切な環境づくりとなります。
  良い思考と良い習慣づくり、言うことは簡単なのですが非常に難しい・・・。

  『教育・訓練には時間がかかる』ことを肝に命じておかなければなりません。
  忍耐のいる事業なんですよ!

    生半可なビジネスライクな気分で教える側に立つことが絶対にやっちゃぁダメですよ!

 

 3)教育・訓練は、「教える者」と「教わる者」との『戦い』なのです!
  教わる者が『なるほどぉ~わかった!』と言って、身をもって例外なく実践し続けた
  とき、教えた者は教えたことになるのです!

  教えたにもかかわらず、それができなかったり、それを実行しなかったら教えたこと
  にはなりません!
  『教えた』という自己満足のみなんです!

 

 4)教育・訓練から習慣へ
  『しつけ』という字は躾』と書きますよね!?
  書いて字のごとく「からだが美しい」となっています。
  『しつけ』とは、「しつづける」ことでもあります。当たり前のことを当たり前に
  しつづけることは並大抵のことではありません!だからこそ、それが自然とできるよ
  うになったら、その姿は美しいですよね!?

  スポーツなどのプロ選手のフォームが美しいのも自然だからなんです!
  簡単なことと、楽なこととは違うもです。簡単なことほどやりつづけることは辛い
  ことはご存じですよね!?

 

人が簡単だと思うことをきちんとやりつづけることができるようになったとき楽になるんです。

 

辛いことに一本筋を通すと『幸』という字に変わることは以前にもお話しました。

また働くというのは「ハタを楽にさせること」ですよね!?
面倒なこと、他人がやりたくないことがやれることでもあるんです。

 

企業においても、当たり前のことを、簡単なことが、やり続けられることのできる時、企業文化が

明確になっていると言います。
CI(コーポレート・アイデンティティ)戦略などと一時、もてはやされた時期がありましたよね!?

 

最も大切なポイントは『企業のしつけ』を確立することなんです。

ロゴを作ったり、色を決めたりするのがCIではないのです。

 

例えば、販売接客トークをきちんとロール・プレイング(役割演技法;互いに役割を演じながら話しかた

の訓練をする手法)によって繰り返し、飽きもせずやりつづける企業はさすがに競争に強いです!

 

筆者のお手伝いしてる企業は、毎朝の朝礼時、男子も女子も一緒になって行進訓練と大声を出す訓練を

やりつづけています。
ですから営業所に入っていきますと、それはそれは素晴らしく気持ちのいい応対を受け感激します。

もちろんその地域の名物にもなっておりまして、実績もどんどん上がっております。

 

また、教育・訓練の基本は、良いことを素直に受け入れることであります。
『学ぶ』とは『まねる』⇒『まねぶ』⇒『まなぷ』に変化したものなんです!

 

日本のお稽古ごとは、すべて型から入りますね!?型をきちんとやりっづけることによって心を知るんです!

 

    「千日の稽古を鍛とし、百日の稽古を練とす」(宮本武蔵〉

 

「千日」「百日」も同じことを繰り返し、繰り返し練習、訓練して始めて、身につくんです。
飛行機の操縦も自動車、自転車の運転も・・・。
そのために教える人の「コツどころ」が絶対不可欠となるんです!

 

御社の組織風土に、教える人の「心構え、心得」というのがきちんと示され、醸成されていますか?

 

私が、日米中の三つの国で飛行機の操縦訓練を受けた実感を述べますと、
 ・まず中国は、お国柄、日本人をお客様として扱い、飛行機に乗せてその楽しさを
  教えるために観光フライトを主とした。

 

 ・日本では、欠点を見つけてボロかすに言い、質問すれば「何々を読めば判る!」って
     逃げるんです。
     そして、操縦訓練中も「なにやってんだぁ~!」と罵声だけ(^^;
     帰還してきたら、「今日、何がまずかったか思い返して、復習しておくように!」 
     だけ(^^;

 

 ・米国では、フロントガラスにマークを入れてくれたり、計器の重要ポイントにマーク
  を貼ってくれたり、帰還してから飛行機の模型とモデル計器を使って、丁寧に教えて
  くれるのです。その上、操縦訓練中は「いいね!」マークを多用し、ミスったら
  「もう一度やってみましょう!」と先にお手本を示してくれるのです。

 

それだけではありません!

 

米国のマニュアル、テキストは数え切れないほどあるのです。最近では、eラーニングもあり、

インターネットでビデオ・マニュアルがあります。
クイズと呼ぶ、テスト問題も豊富なのです!

 

私が、チェーンストアの世界に足を踏み込んだとき、米国のスーパーマーケットと日本のスーパーマーケットの

違いを米国本土で確信しました。米国に存在するマニュアルが、当時の日本にはほとんどなく、それを日本にも

という使命感を持ったのも、飛行機の教習(教育訓練のこと)で確信した「コツどころ」なんだよなぁ~という

べき感動があったからです。

 

人類生成発展のために「コツどころ」を伝授し続ける風土を作ろうではありませんか!
もちろん「以心伝心」の、書けない、話せない深い深意・真意をマニュアルにせよなんて言っておりませんから・・・(^o^)/

 

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2020 / 11 / 13  18:56

パイロット・コンサルいろは考:第3講;『水平直線飛行』

『水平直線飛行』

【茨城県竜ヶ崎大利根飛行場から飛び立ってすぐです!】

 

地上走行は、まず真っ直ぐに飛行機を自転車の速度で走らせる・・・が科せられる課題な
のですが、できるようになりますと、自由に曲線を描いて曲がることをさせられます。

とはいっても、やはり飛行場にあるTaxingーWayと呼ぶ黄色線や滑走路から黄色
線に沿って出る訓練が主です。

 

初心者のうちは、どうしても自動車に慣れているせいか操縦桿(セスナなどはハンドルに
似ております)を操作して曲がろうとしてしまうのです(^^; 
しかし、いくら操縦桿を動かしても飛行機は曲がりません。
両足つま先にあるラダーという方向舵を使わなくてはなりません。
ラダーというのは、自動車でいいますとやや大きめのアクセル・ペダルのような形をして
おります。

 

足のかかとを床に付けて、つま先でラダー右側で踏みますと逆の左足のラダーペダルは
手前に来ます。
左右が逆の動きになるように設計されています。
右に曲がりたければ、右足を前に突き出します。左足を突き出しますと右足のラダーが
手前に来て、飛行機は左に曲がろうとします。

 

両足のラダーには、ブレーキもついています。
ブレーキは、ラダーのてっぺんを左右同時に踏みますと飛行機全体が止まろうとします。
片方のラダー・ブレーキを踏みますと、踏んだ方に飛行機が急回転しようとします。
カーブを曲がるとき低速(基本的にはパワーをオフ;自動車ではアクセルを踏まない状態)
にしてラダー・ブレーキを踏まなければなりません。ディスク・ブレーキがダメになるか
らです。

 

自動車ですとアクセルを外さなければブレーキを掛けることができないようになっています。

 

地上走行は、飛行場では黄色線に沿ってタキシングすることが決まっています。
今度、飛行機に乗られる時には、飛行場の線をご覧ください!たくさんのいろいろな線、
実線、点線、色別にルールが決められています。

滑走路の中心線は、白の点線となっています。

 

最初は、滑走路の白点線で行ったり来たりのタキシング訓練を受けますが、少し慣れてき
たら、滑走路外の黄色い線の上をタキシングさせられます。
セスナのような主車輪が後ろの2本、前に小さな前輪が1個のような後輪式飛行機では、
前輪がピタっと線に沿ってタキシングできるかどうか?また止めるときには、ピタッと
決められた位置に前輪が止まるか?がチェックされます。

 

こればかりさせられると飛行機を操縦したくなくなりますので、教官も心得たもので途中
から上空に行きます。

上空に行きますと、これまた基本を徹底的に訓練させられます。

これがなかなかうまくゆかないのですが、コツをつかめば・・・なんじゃぁ~こんなもん!

になるのですが、意地悪な教官はそれを教えてくれません。

 

私の日本での、最初に出会った教官がそうでした。
飛行時間1万5千時間を自慢する職人タイプで、
「だから高齢訓練者はダメなんだなぁ~」
なんて・・・抜かしやがる(^^;  あれれ・・・私としたことが・・・(^^; )

 

米国の教官に習えば、一発でコツを教えてくれます。
日本での自家用パイロットが育たない原因はこの辺にありそうです。

ただ・・・、もちろん米国に行けば簡単かというと・・・一応、教官の話している英語が
聞き取れ、理解できなくてはなりませんので・・・訓練される人によっては同じである
ことも・・・(^^;

 

空の上での基本と言いますと、第1番目は水平直線飛行です。
書いて字のごとく、水平に、まっすぐ飛ぶことなんです。

空の上で飛んでいる飛行機を想像していただくのに、私は氷上と同じだとお話します。
飛行機は空の上を滑っています。
飛行機が少しでも前のめりになりますと、スキーで滑り落ちるのと同じようになります。
もし左に傾きますと、左斜面のようになっているのと同様に飛行機は左に先進しながら
滑り落ちてゆくのです。

前のめりのことを機首を下げる(ピッチを下げる)と言います。左右どちらでも傾きます
とその方向に滑り落ちてゆきますから、高度がドンドン下がってゆきます。
そうすると・・・スピードが出始めるのです。
特に機首下げを止めようと、こんどは機首を上げますと飛行機は上昇しますが、急にスピ
ードダウンします。
そうしますと推力がなくなり、それが結果的に揚力(浮き上がる力)を弱め、これまた
高度が落ちるのです(^^;

 

飛行機は水平でないと高度が上下します。特に初心者が操縦をしますとスピードが速く
なったり遅くなったりしながら波のように飛行機は上下しながら飛びます。
後ろに座っている人は、船酔いすることがあります。

 

また飛行機は左右どちらかに傾きますと滑って高度が落ちると言いましたが、それだけで
はなく傾いた方に旋回を始めます。
そうしますとまっすぐ目的の方向に飛んでいってくれません(^^;
その上、高度が下がる・・・(^^;

 

このように飛行機を水平にまっすぐ飛ばすことが初心者には非常に難しいのです。
自動車や船は、上下になることはありません。もちろん道路が上下していたり、波があれ
ば確かに上下するでしょうが、簡単に姿勢は復元します。
飛行機は、その復元のコツをマスターしなければ大変なことになります。

 

直線水平飛行という基本ができてから、しっかり座学で航空工学の理論を学び、それから
今度は旋回という方向転換の訓練に入ります。

旋回については次回、お話します。

 

 

実は本来、仕事・作業も飛行機の訓練と同じなのです!
基本を学ぶ・・・実は「コツどころ」を学ぶことは非常に重要で、かつその後の教育訓練、
実務に欠かせないことであることを強調したいのです。

その「コツどころ」というのは、「教え方」によって天と地ほどの違いがあることを知る
必要があります!

 

冒頭に書いた、日本でのあのクソッタレ教官(あれっ・・・また私としたことが・・・)
に教わっていたのでは、未だに私は飛行機の操縦ができていないでしょう。

 

もちろん創意工夫によって、実技が上手になり、考えることによって、より的確な実技能
力がつくことを否定するのではありません!

 

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2020 / 11 / 13  18:55

パイロット・コンサルいろは考:第2講;『チャレンジ(Charange)』

『チャレンジ(Charange)』

【フライトシミュレター;ラスベガス空港夕闇迫る滑走路】

 

「パイロット・コンサルの経営いろは考」;第2講です!

 

今回も私事を長々と述べさせていただきます。

 

何事も動機がなければチャレンジしたり、「事(コト)」を起こすことはありません!

私が行う経営指導のほとんどは「How to」を教えることがありません。

 

以前にもお話をしましたが、重要ですので「玄人」「素人」「タダの人」を定義します。

まず「タダの人」ですが・・・、この人はなんの目標もなく、朝、目が覚めたら手洗い・
洗面、朝食~夜就寝するまで有効・有用な時間を過ごしていない人です。

 

ビジネスリーダーとなる人たちを対象にした管理者研修の初期の段階で、私は研修生に
問いかけます。
「あなたが棺桶の蓋を閉めるまで、具体的にやりたいこと”夢”を揚げて下さい!」
と・・・、そこから「人生設計」に着手します。

 

リーダーに「夢」がなくて、企業の「将来ビジョン」がなくて、・・・どうして部下・
後輩に良い影響を与えることができるのでしょうか?
この管理者研修で「人生設計」のためにかなりの時間を使います。朝まで費やします。

 

そう!
「夢」をありったけ書き出してもらうのです。
そうすると・・・どこからか「もうないやぁ~」「難しい~」とか・・・声が上がります。
このことを「弱音を吐く」と言います。

 

私は妥協しません!
「あのさぁ~、吐くという漢字;口遍に何って書く?」
「・・・・土」
「もっと別には?」
「・・・?」
「実は、口からプラス・マイナスって書くんじゃぁない!?」
「へぇ~」
「じゃぁ~、この十一の一を取ったら、なんて字に変わる?」
「叶う(^^)v」
「マイナスの言葉を吐かないで、プラスの自分をうんと想像(イメージ)しようよ!」

 

だんだん、イメージングができてきますと・・・「素人」になれるのです!
「素人」=「知ろうとする人」のことなのです。

 

目標を持った人は、その目標を手に入れる、できるようになるために「できない」「知ら
ない」ことが山ほどあることに、そこで気づきます。

 

企業も「素人集団」であればあるほど活性度が高いですね!?

「素人」=「素直な人」とも書けます。

 

なんとかして目標に向かいたいと「ド真剣」に考える人は、やはり「素直」です。


「できないことはできない」と言える勇気、「知らないことを知ったかぶりしない」で「知
らない・わからない」と言える勇気を持とうじゃありませんか!

 

素人(知ろうとする人)になると「ご縁」=「人脈」が引き寄せられてきます。
もうお分かりと思いますが、「ご縁」=「人脈」はすべて「何か事を成した人たち」なん
です。

 

特に、素人にもっとも必要なのは「玄人」に出会うことなんです!
「エキスパート」「メンター」と呼びます。

「玄人」=「苦労した人」なんです。
「夢」「目標」を明確にして、その実現のために普通の人なら「不可能だ!」「ただ事で
はない!」「まさかぁ~!」の努力を成し遂げた人だからです。

 

「玄人」のことを「名人」「達人」「匠」「スペシャリスト」とか・・・いろいろな呼び方を

付けますが、共通することは「苦労」しているんです!
自分を磨き上げてゆくために、「辛」いことにも「一本筋を貫いて」やってきた人ばかり
です。

と書くと・・・「やっぱ大変なんだぁ~(^^;」って思ってしまう人もいます。

 

「玄人」は、傍で見ていると大変なことをやっているように見えますが、「玄人」ご本人は

概して、そう感じてやっているのではなく「好き」でやっているんです。

だから、傍で見ているよりも実は「楽しん」でやっているのです。

 

それは「素直」に自分の「夢」が叶うイメージができているからなのです(^^)v

 

「素人」と「玄人」は紙一重・・・「タダの人」はステージが違う(^^;

 

さて、いよいよ私のパイロット資格チャレンジのお話しです!

 

かつて、良くハワイに行く機会がありました。
ノース・ショアー(オアフ島北端海岸沿い)にデリンハム(Dillingham)というところが
あります。


ここでは、スカイダイビングやグライダー体験飛行をやっていました。

 

もちろん私は最初、スカイダイビングにチャレンジしました。

 

地上で両手両足の開け方レクチャーとシミュレーション訓練を少し受けるのです。

 

同じ飛行機でダイビングしようと米国本土からきた白人男性がはしゃいでいます。
私は、高所恐怖症ではないのですが・・・、ハワイのツアー・ガイドさんが1年に数回は
ダイビング失敗があり、その悲惨な光景をガイドが説明していたのが頭に浮かぶんです。

・・・本音は怖かった(^^;

 

いよいよ、7人乗りほどの飛行機に一緒に飛ぶインストラクターと乗り込みます。
離陸までは良かった。

まだ、あのアメリカ人・・・はしゃいでやがる・・・(^^;

実は違ったんですねぇ・・・(^^)

 

いよいよとなったら、インストラクターとカメの親子方式の格好になります。
飛び降りる地点にまで着ましたら、そのアメリカ人が一番先に飛び降りることを宣告され
たのです。

おそらく、私の顔が引きつっていたからなのでしょう?

 

飛行機のドアーを引き開け、そのはしゃいでいたアメリカ人とインストラクターがドア越
しに立とうとしたら・・・そのアメリカ人が叫き出したのです(^^;
「やっぱり止める!いやだぁ~!」
インストラクターは一所懸命に彼の背中からなだめているのですが・・・顔は笑っている。
「大丈夫だから!」
「いい! もういいんだぁ! いやなんだ! 止める! 止める!」
「だって、お金返さないって誓約書に書いてあったでしょう?」
「うるさい! そんなものいらない!」
「本当にいいの?」
「いいって言いてるだろう! この野郎! 止めるぅ~!」
「あっそう! OK! OK! そんじゃぁ、手を放してこっち向いて・・・」

 

「あいよ・・・」って言ったかどうかは知らない・・・???
あれぇ~、二人がいなくなっているではありませんか!(^^;
飛び降りたんですねぇ~。

 

あれだけ泣き叫んでも、飛び降りてしまうインストラクターの強引さを目の当たりに観ていた

私は観念しました(^^;
確かにドア越しに下を覗いた時、怖い! いやだなぁ!って思いましたが、観念した私には
・・・どうにでもなれのが湧いていました。

 

軽く「行こかぁ~!」の声が耳元聞こえたときには、飛び降りていました。
あっという間に、パラシュート(当時はまだパラシュートでした)が開いて、体がフワァ
~っと上昇したかと思うと、ゆらりゆらりと大きな螺旋を描きながら夢見心地で地上に降りて

ゆきました。
あれは・・・快感でした(^^)v

 

地上に着地してから、あの泣き叫び屋アメリカ人はどうなったか?・・・ふと思い出したの

ですが、インストラクターが金具などを外していますと走り寄ってきたのが彼なんです!
「もう最高! 最高だったよぉ~!」
って感嘆の声、こえ、コエぇ・・・(^^)v
「怖くなかったのぉ??!」
「ぜぇ~んぜん! でもさぁ~、飛び降りるまでは怖かった(^^;
 ・・・チビッちまったよ(^^; 」
「コンニャロー・・・!」
「今から、もうワン・トライしてくるから~(^^)v」
もう別人なんです!(^^♪

 

確かに怖いのです。
でも一度、経験をすると・・・病みつきになる人がいるというのはこういうことなんですねぇ。
「やらずに・・・何も変わらない!」
至言です。

 

私はそのあと、グライダーの体験操縦予約を入れておりましたので、別人となってしまった

アメリカ男と別れました。

 

私の最初の飛行機経験はグライダーです。
もちろん、乗る前に地上で簡単なレクチャーを受けるのですが、スカイダイビングとはまったく

違って難しい。
でも、「なんとかならぁ~な!」の気分優先でした。

 

タンデムといって、前席に私、後部座席にインストラクターが乗り込んで、セスナに牽引され

徐々に高度を取ってゆきます。
ある高さに来たら、こちらの操縦席から牽引しているセスナ機に「離すよ!」って合図を無線で

送り、向うから「ラジャー」って返事がありますと床にあるレバーを引きます。
ロープがガシャンって外れるのです。

 

そこから、風切る音だけがヒュンヒュン聞こえます。
後部座席のインストラクターがいろいろ説明をしてくれながら、

「あなたもやってごらん!」

って優しく指示を出します。
言われた通り操縦桿を動かすと、あれれ・・・気持ちいい・・・鳥になった気分が味わえるのと

ハワイのエメラルド・ブルーの海岸線に魅せられるのです。

 

「どう~、アクロバットやってみたい!?」
ってインストラクターが尋ねるのです。
「やって! やって!」
と返事をしましたら、急に機首を真上にしました。
ひっくり返ると思いきや・・・前のめりになって機首が今度はガクンと真下を向くのです。
これはストール(失速)っていいます。
そのままジェットコースターと同様に落ちて行くのです。
最高スピードが出たと思ったら・・・宙返りです。
そのあと、急旋回などをしてくれました。

 

はじめての経験ですから、おっかなビックリとスカッと気分が入り交って、時間になったから飛行場に

戻るよってインストラクターに声を掛けられたら、これまた急旋回と急降下で飛行場末端まで着て、

静かにストンという感じで着陸・・・(^^♪

 

グライダーから降りてきたらインストラクターが、

「あなたはパイロットになれるよ!」

って褒められました。

 

それが動機となったことは間違いありません。

グライダー学校に入校を薦められましたが、その気にはなれず、しかし、いつかパイロットにはなりたい

という「夢」が芽生えました。

 

都度つど、ハワイに行くたびにノース・ショアー:デリンハムに足を運び、グライダーに乗ることを楽しみに

しておりました。

 

そうこうするうちに、福島県いわき市に住む友人が、茨城県日立で飛行機に乗ってるんだっていうのです。
「日立に飛行場なんてあるの? 免許はどうしたの?」
「ほら~コレ! 簡単に取れるんですよ!」
彼に、早速そこへ連れて行ってもらいました。

 

なんとまぁ~、そこは300mほどの土を固めた滑走路のある飛行場でした。
吹き流しが滑走路端に垂れていました。

プレハブ小屋とそれなりにしっかり作られた格納庫に2機のウルトラ・ライト・プレーンなるものがありました。
日本語に訳しますと「超軽量飛行機」です。

 

オーナー兼インストラクターのおっちゃんがツナギを着て、ニコニコして待っていました。
オートバイのヘルメットにマイクとヘッドフォンがついているものを渡され、

「このヘルメットつけな!」

って言われました。
タンデム式(2人乗り)カヌーに羽根が付き、後ろにプロペラのある風防なしのおもちゃのような飛行機です。

 

早速、やや凸凹飛行場滑走路をタキシング(走行)しながら、無線交信が正常かどうかチェックします。
「これタキシングっていうの・・・聞こえる?」
「ハイ!」
「どこも触らないでねぇ・・・今からテイクオフ(離陸)するから~」
「ハイ!」

あっという間に空の上に・・・。

 

「飛行機に乗ったことある?」
「ハイ! グライダーに少し・・・」
「あっそぉ~、じゃぁ操縦してよ!」
「あっ、ハイ!」
「あれれできるじゃん! ラダー(方向舵)も使わないとダメよん!」
「えっ???」
「旋回する時、このように・・・」

 

はじめて、両足の位置にあるペダルがラダーであり、なぜ使うのか分かったのです。
グライダーに乗っているときには、お客様なのでそんな小難しいことは教えないのですね!
全部、インストラクターがやっていてくれていた。

 

20分ほど、空の上を満喫して着陸し、一応、クラブハウスと呼ぶプレハブ小屋に戻っててきたら、
「どうだった? 楽しかった?」
「いやぁ~、面白かったですよ!」
「〇〇君から藤本さんのこと聞いているので、うちのクラブに入会したら、すぐ免許上げるよ! 

 僕は審査員でもあるから・・・」

 

狐につままれた気持ちでクラブ入会誓約書にサイン。
なんとまぁ~、本人のサイン&印鑑欄があり、かつ保護者または配偶者承認サイン&印鑑欄があるのです。
家内に話したら一貫の終わりを感じましたので・・・私文書偽造(時効成立)。
左手で家内の名前をサイン、三文判を買って押印。
「今度来るとき、お医者さんに行って、健康診断書(この飛行機ではこの程度でOK)をこの用紙に貰って

 きて・・・」
「ハイ!」
「それから、これ学科試験問題集なんだけれど・・・一応、読んできて。そうしたら免許申請すっから・・・」

てな具合で入手した似非ULPライセンス。

 

本来なら、タキシング〇時間、ジャンプ(3mほど飛んでは着陸)30回以上、上空〇時間、ソロフライト

〇時間が実技検定条件なのに・・・。

 

もちろん免許をもらってから、時間があれば飛行場にに出かけ何度も乗っていたのですが・・・、途中で

つまらなくなってきました(^^;
航空法でスポーツ飛行機と呼ばれるULPは、飛行場から3km以上遠くに飛んではならないのです。
向こうに日立の海岸線があるのですが・・・、そこまで行ってはダメって言われるし・・・、
でも、行っちゃいましたが。

 

風が少しでも強くなると飛行中止・・・こっちの方が多い(^^;

 

今では、軽飛行機(セスナなど)の基本的計器類がきちんと搭載設置されていないULPはおっかなくて

乗れません(^^;

あのままのめり込んで無茶なことをして、よくぞ万が一になっていなかったなぁ~と、いまさら運の良さを

嬉しく思っております。

 

いつの頃なのか・・・その日立にあったULP飛行場がなくなっていました。
理由、原因も知りません。

 

なぜ・・・無茶なと書いたかといいますと・・・「チャレンジ」というのは、無茶で無理があってはならない

のです!
綿密な状況判断と必要な技量を持ってチャレンジするならいいのですが、我流のチャレンジは運がいいか

悪いかで結果が大きく違います。

 

飛行機や船の世界では、最悪の結果は「死」なんです。

 

全世界の飛行免許取得で勉強しなければならない必須科目が「航空法」です。
同時にAIM(Aeronautical Information Manual)も必須科目です。
これは・・・いちいち面倒な!と思われる規制(ルール)がたくさん書かれています。
でも、よくよく勉強して理解してきますと・・・パイロットの命を守るために書かれたものだということが

解ってきます。

 

御社の規定・規則は、誰のためにありますか?

「命」を掛ける全社員のためのルールや哲学になっていますか?
そうでないと・・・、結局、上手くゆかなかった時には、人のせい、社会のせい、政治経済のせい、はたまた

自分を産んでくれた親のせいになってゆくのです。

 

「チャレンジ」をするには、「勇気」が要ります!
空振りの「勇気」ではいけません!
しっかりした素地、知識、知見を身に着けたものを訓練するのです!

 

このシリーズの核心は・・・「命をかける」社業、人生をつくることなんです。

 

今回はここまでとします。ご精読ありがとうございました。

 

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2021.09.17 Friday