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2022 / 06 / 20  10:51

新ビジネス・リーダーいろは講;第46講:『成功』

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【イタリア・カプリ島;碧の洞窟】

『成功』についてお話します。

 

またまた~! 『成功』なんてありきたりなんだからとおっしゃるかもしれませんね。

 

しかし、世の中にはやっぱり『成功』している人とそうでない人がいることは事実ですよ

ね!?

ですからもう少し考えてみると、私たちも『成功者』に成れると思いたいわけです。

もちろん、私も『成功者』に成りたいから、こうすればという気持ちでお話させていただ

きます。

 

さてその前に、最近、私はあることに危惧(心配)していることがあります。

そのことを述べたいと思います。

 

景気が良くても悪くても、この世の中には、一般的に恵まれない人たちが数多くいます。

でも、五体満足でそれなりの家庭環境で育ってきたのに、ニートや閉じこもり、転職ばか

りしながら、自分のことはどこかに置いて、世の中のせい、家庭のせい、他人のせい、

環境のせい、・・・と自分の上手く行かないことを全部、自分以外に責任転嫁するヤツが

いることなのです!

また、それを助長する似非善人がいることが危惧することなのです。

これは個人のことを言うだけでなく、企業にもそのようなことを思う勘違い甚だしいもの

があります。

もちろんその元凶は経営者ですが・・・(^^;

 

激変する環境下にあって、企業の課題解決や問題解決に当たっては、今までとは違った

ことを果敢に実行する必要があります。

そのために「構造改革」「ゼロベースでの改革計画実行」が不可欠なのです!

最たるものは「事業転換」、まったく違った事業をおこなったり、業態をガラッと変えた

りすることがあります。

このことを「リ・ストラクチャリング」と言います。

略して「リストラ」と言います。

「リストラ」を行うに際して、どうしても新しい事業、新しいやり方、今までやったこと

がないやり方をやなねばならないのです!

 

ここが重要なのです!

そのために、それをしようとしたとき「ゴネ」たり、「サボタージュ」したりする人が

出てきます。

と同時に、やろうとすることに「できない」「ついてゆけない」人たちが出てきます。

企業はどんなにきれい事を言っても、慈善事業を優先することはありません。

日々、ビジネスでの戦いがありますから・・・。

ですから、「リストラ」の対象になる人達が残念かな・・・出るのです(^^;

 

そのように残念な人たちが出ることは実に無念なことですが、「自己責任の原則」から

考えて見ますと、そのような人たちは、基本的にその企業にとって〈不要〉であったから

なのです。

 

芸人さんが売れなくなるのだって同様です!

視聴者から〈不要〉のレッテルを貼られるからなのです!

 

企業でリストラの対象となる人は、その企業の職務を担うに足りる能力が〈不足〉してい

たということなのです!

 

なぜ〈能力〉が不足していたのでしょう?

もちろん会社の責任などもあるでしょうが、もっとも大きな原因は本人にあるのです!

それまで〈自己啓発〉を怠っていたということに他なりません。

 

なぜ〈自己啓発〉を怠っていたのでしょう!?

とりもなおさず自分がうぬぼれて自信過信であったり、サボっていたりしただけなのです!

おそらく、誰かが、いつでも、なんとかしてくれるという「他力本願」な心を持っていた

のだと思います。

「寄らば大樹」の精神も同様の甘さです!

 

全員がそうだとは言いません。

またこんな言い方も、皆さんからお叱りを受けるかも知れないのですが、あえて言わせて

いただきます。

「リストラ」の対象になった人は、ハッキリ言って「バカ」だったのです。

考えが浅はかだったのです!

 

企業の強制人員削減などをせざるを得ないときには、「リストラ」の対象者にはだいたい、

一時金などが支給されるようです。

ご存知のように労働基準法で一方的な解雇(首切り)はできませんから、退職金に一時金

を支給して、募集を募り「依願退職」の形をとるわけです。

 

お叱りを受けること覚悟で、まだまだ書きます!

多くの人はそうではないでしょうが、・・・中には「バカ」がいます。

 

「馬鹿(バカ)」というのは、先の見えない人のことと私は定義しております。

「馬」や「鹿」という万物の霊長人間以外の動物は、人間に比べると・・・驚くほど前頭

葉が小さいのです。

前頭葉は、先々を考え想像する力を司る機能があります。

だから将来、「~になりたい!」「~したい!」「~を持ちたい!」という自己実現の欲求

を持つのです。

すなわち「先を読む力」があるのは、人間では普通なのです!

しかし、その先々を刹那主義であったり、開け直って考えようとしないのがいるわけです。

特に過保護で育った人間に多いように思います。

そんな先を読む能力に劣る人間のことを、私は「バカ(馬鹿)」と定義します。

 

この「馬鹿」に一時金を支給しますとどうなると思いますか?

後先を考えることができないから、いざとなったとき、持ち金もないのです!

ましてや、今までやるべき、やっておかねばならなかった自己啓発や蓄積を怠ってきた

人が多い訳です。

こんな人に一時的に大金を与えますと舞い上がってしまいます。

先々のことなど読めませんから、〈家〉、〈高級乗用車〉〈贅沢品〉を衝動買いしていまっ

たり、〈海外旅行〉についつい出かけてしまったりします。彼ら馬鹿にとっては、あぶく

銭なのですから・・・すぐに喰い果たしてしまうのです(^^;

 

それだけではありません!

「馬鹿」は退職したあと、やりたいこと・やることが決まっていませんから時間を持て

余します。

結局、〈パチンコ三昧〉などに陥ったりします。

今のパチンコ需要が二十兆円とも三十兆円とも言われているのは、「バカ」の一時金が

使い果たされるまでのことでもあるのです。

誤解を招かぬようにしなければなりません。

私は「パチンコ」を否定しません。

日本文化として娯楽の域を創ったパチンコ産業の方々には深い敬意を持っております。

 

控えねばならない発言かも知れませんが・・・この福島県いわき市では原発事故に被災し

避難を余儀なくされた人々に配られる補償金のたぐいを受けて、遊び惚けている人がいる

のです!

この人たちも同様の「バカ」と言えます!

福島第1原子力発電所原発事故によって、賠償金・補償金という莫大な金額が企業にも

個人にも支払われています。

それを受け取ることはも、もちろん決して悪いことではないと思います。

が・・・しかし、そのもらったお金を湯水のごとく浪費する馬鹿、将来の為に蓄積して

おこうと考えない馬鹿がいます!います!

 

さあ、どうでしょう!?

今、私の憂いていることがお分りいただけましたでしょうか!?

 

お経の多くの最後の文章に書かれている文言は、

「このお経は、誰にでも功徳がありますが、無知無明の者は除く」

と書かれているのです。

 

実は、『成功』するための最も大切なことは「これからどうなるのか?」ということを

突き詰めることなのです。

そしていつも、最悪の事態が発生しても対処できる状態を作っておくことだと思います。

 

いつもいつも自分の「能力を向上」させるために、少しでもいいから「自己啓発」を怠ら

ないことなのです。

そのために今、得ている収入の何%かを「自己啓発」のために「投資」し続けていくこと

なのです。

 

「自己啓発」のための「投資」は、

  1)「時間」を万障繰合せて作ること

  2)自分を導いてくれる人を見つけるための時間づくりと

   そのための費用を捻出すること

  3)大切な情報を入手するための費用を捻出すること

  4)お世話になった方には、「礼」を尽くすこと

  5)努めて「プラス志向」の人と付きあうための費用を捻出すること

とお考え下さい。

 

本当に厳しい時代になってきました!

だからこそ「ちょっとの努力」で格段の差ができる時代なのです!

これを『千載一遇のチャンス』と言います。

 

そうなんです!

「成功」してる多くの人たちは、厳しい時代に、以前からの「自己啓発」で蓄えた能力を

開花する「チャンス」を見つける人たちなのです。

 

ビジネスの成功には、たった2つの要素のどちらかがあればいいのです!

  ・人のできないことをやる!(他社のできないことをやる!)

   やり続ける・・・ことも。

 

  ・人のやりたくないことをやる!(他社がやりたくないことをやる)

 

もうお解りでしょう!?

「面倒」なことを、「人よりもちょっと努力」することなんです!

 

あなたも「成功」への道を歩んで下さい!

 

ありがとうございました。

 

いわき経営コンサルタント事務所の詳細は、

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2022 / 06 / 14  08:09

新ビジネス・リーダーいろは講;第45講: 『儲け』

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【向こうにヴェスヴィオ山が見えます!

 

 

円安が止まりません!
欧米の消費者物価の波を観ると日本の波は、コロナと同様にさざ波程度です!
マスコミは現在進行形で日本景気悪化を煽っております。
日本で物価が8%から10%上がったら、ガソリンが2倍になったら・・・は想像しても
良いことですが・・・そこまでマスコミが言わないのを不気味と捉え、優秀なビジネス

リーダーは今から、「最善を願い、最悪の事態を想定する」真剣な準備を怠らないで下さい!

 

『儲け』という漢字は、幾つかの文字に分解することができますね!?

 

たとえば、

  1)〈人〉+〈言〉+〈者〉

  2)〈信〉+〈者〉

  3)〈人〉+〈諸〉

です。

 

まず一番目を考えてみましょう。

『儲け』とは、「人が言葉を使って、ある者に伝えること」と訳してみてはどうでしょう!?

もう少し分りやすくしますと「人が特定の人(者)に情報(言葉)を提供すること」に

よって『儲け』が得られるんだと考えたいわけです。

 

もちろん情報は、与えられる人にとっては価値ある物でなくてはなりません。

そうでないと見向きもしません。すなわち、価値ある情報を人に与えることは『儲ける』

ための大原則なのです。

 

私たちの扱う商品もサービスも、お客様という「者」に、

  ※ここにすばらしい、おいしい商品・サービスがありますよ!

って伝えない限り売れません。

価値ある商品・サービス情報を伝えなければ売れるわけがありません。

 

じゃぁ~、どうして伝えるのか?

もう、お分りですよね。

接客用語などによる言葉での伝達やPOPによる提案、放送・呼込みによる推奨、そして

商品そのものの見栄えや陳列状態の如何によって価値が違ってきますよね。

このことを「プレゼンテーション」といいますよね。

 

実は「プレゼンテーション」の上手・下手で売れ行きが全然違ってきます。

とりもなおさず、売上機会(チャンス)を活かすか、損なうかどうかに関わってきます。

ですから『儲け』に直接影響してきます。私たち小売業・サービス業者は、この「プレゼ

ンテーション」技術を身に付けなければ一人前とは言えません。

 

次に『儲け』を「信」ずる「者」と訳しますと、これは「ファン」、「信者」ということ

になります。

 

『儲ける』ことは「ファンづくり」「信者づくり」に他なりません。

スポーツ選手のファン、歌手のファン、宗教団体の信者といえば理解できますね。

みんな、ファンがいることで収入やお布施が増えるのです。

 

「ファン、信者」は、ファンになる対象である人や団体や商品・サービスを原則的には

無条件で信頼します。

ですから、だいたい従順です。

いい意味でも、悪い意味でも、「ファン、信者」を持つと大変に仕事がやりやすくなります。

すなわち『儲け』につながのです!

 

私たちのお店も「ファンづくり」をすることは、何にもまして重要なことです。

「ファン」が多ければ多いほど「客数」が増えます。

なおかつ、お客様は安心してお買物され、サービスを受けられますから、いちいち他の店

に行く必要なないのです!

小売業なら、お客様はまとめてお買物されるから買上点数も増えます。

 

「ファン、信者づくり」の基本は『正しい商売』をしつづけることのみです。

もちろんオームのように、インチキ論理で信者をつくることもできるでしょうが長続きは

しません。

ですから「老舗(しにせ)」と呼ばれるお店は、長きに渡って「ファン」を持ち続けた

結果、存続するわけです。

 

最後の『儲け』は「諸々」の「人」と訳しましょう。

「諸々」とは、「分け隔てのない」ということです。

すなわち、差別のない、公平、公正な目で見た「一般大衆」を「諸々」の「人」と考える

わけです。

 

特定な人に偏らない、「人間」として当たり前に生きてゆく過程で必要とする消費財を

扱うことこそ、最も多くの人から支持されます。

 

そして、この「大衆」の生活が「より豊かに」なるための努力をすることは、人類の『生

成発展』のための命題ではないでしょうか。

 

いつも、「大衆志向」で仕事をしてゆくことが、『経済民主主義の実現』をめざす者の

使命です。

 

特にスーパーマーケットなどの小売業では、ごくごく普通の最も重要で欠かすことのでき

ない食料品とその関連消費財を分け隔てなく、可能な限り「お安く」提供してゆくことを

誇りしなければなりません。

 

『儲け』ることは、人間として『正直』に生きることに他なりません。

正しくない『儲け』は搾取ではないでしょうか。こんな行為が長く続くことなどありえま

せん。

 

ありがとうございました。

 

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2022 / 06 / 07  09:18

新ビジネス・リーダーいろは講;第44講:『非情の情』

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【ピサの斜塔近くの町の広場】

 

『非情の情』という言葉があります。

読んで字のごとしです。

「情け容赦のない、傍目に見るとひどい導き方、厳しい教え方なのですが、本当は最も

 情のあること」をいいます。

決して、狂気集団:オームのような修業ではありません。

くれぐれもご注意下さい。

 

私事で恐縮ですが、母が亡くなった時のことです。

亡くなる一ケ月程前に、母と一緒に父のお墓参りに行こうと約束をしていたのですが、

残念ながら母はそのままお墓に入ってしまいました。

 

初七日の日、法要が午前中に終わったものですから、一人で母の供養も兼ねて京都の北部

のお寺参りをしました。

 

金閣寺から始まって、周辺の観光コースになっているお寺を順にレンタ・カーで回りました。

皆さんもご存知の大覚寺では、時間もありましたのでお写経をさせていただきました。

 

その次に念仏寺にもいきました。

本堂の開けられている扉の左側に目を止めますと、次の言葉の書かれた紙が貼ってありました。

 

    わらわれて、わらわれて、かしこくなるんだよ

    しかられて、しかられて、上手になるんだよ

    たたかれて、たたかれて、つよくなるんだよ

 

実は少しこの詩に私が手を入れておりますが、こんな言葉が目に入ってきまして、少しの

間、そこにくぎ付けになっておりました。

 

少し感傷的かもしれませんが、

「ああ、これは母が私に贈ってくれた最後の言葉なんだ」

と素直に受け止めることができ、しばらくジーンとなっておりました。

 

人は「笑われたくない」、「クドクドしかられたくない」し、もちろん「たたかれたくな

い」っていうのは本性ではないでしょうか?

ですから、そんな場面に遭遇したら、どうにかして逃れようとするんではないでしょうか!?

 

しかし物事がなかなか上達しなかったり、頭角をあらわさない人のほとんどが「笑われた

くないない」から、「恥をかきたくない」から思い切ったことをしようとしません。

「チャレンジ」する「勇気」を持ち合せていないようです。

 

「しかられたくない人」は、どうも教えられても判った振りをしたり、最初に言い訳をし

たりします。

「たぶん、こういう場合はダメだと思います!」

なんて言うのです。

 

「叩かれる」ことは、もちろん誰も嫌がるでしょうし、本当に叩くことは、よっぽどでな

い限りやれば暴力になります。

 

でも出る杭はたたかれるという場合は、本当に邪魔をされたり、陥れられそうになったり

することです。

もちろん、これは人のやっかみや嫉妬から起こります。

 

それでも負けずにシッカリやれば、「出過ぎた杭は、打ってもうまく打てない」結果に

終わることになり、こんどは、打たれようとする人に対して打とうとする人は畏怖するよ

うになります。

 

『わらわれて、しかられて、たたかれて』いきますと、そばで見ている人はもとより、

実際にやっている人ですら「こんなに頑張る奴なら、ちょっと手助けしてやろう!手を

差し伸べてやろう!」という気持ちにさせます。

 

『非情の情』は、先ほども書きましたように、一見ひどく見えても本当のところは愛情が

存在し、結果として情のあることをいいます。

 

『非情』に徹する一例に私が過去からやってきた「行動訓練」があります。

いまは免許皆伝した人たちにすべてやっていただいております。

大変に厳しい訓練です。

訓練の暴騰から「罵声」を浴びせかけられます。

しょっぱなから、柔な訓練生の何人かは「過呼吸症候群」になったり、涙をこぼしたりし

ます。

訓練生は教官を「生まれて初めて出会う意地悪な奴」と思い込んでしまうくらい憎く感じ

ます。

しかし、一つ一つの訓練で合格をもらった時の教官の目は違うのです。そこには『本当に

よくやった』という心からの誉めと、『よくやれたなぁ~』という敬服と、『有難う』の

感謝が目に表れています。

もちろん、『ごめんよ!』というお詫びの目もあります。

 

仕事も先輩の心構えでぜんぜん違ってきます。

甘やかされてダメになる人の方が、厳しくされてダメになる人より、はるかはるかに多い

のです!

『厳しい、情け容赦のない先輩』の方が数年経った時に違いが分るものですね。

 

ありがとうございました。

 

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2022 / 05 / 30  09:28

新ビジネス・リーダーいろは講;第43講:『益者三友』

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【ピサの斜塔】

論語の中に『益者三友』という教えがあります。

 

あなたにとって有益な友達は、

  1)正直な人

  2)誠実な人

  3)博学な人

であると・・・孔子様はおっしゃっています。

 

「正直」であることは非常に重要です。

西郷南洲翁遺訓の中に

  講学の道は敬天愛人を目的とし、

  身を修するに克己を以て終始せよ

というのがあります。

「正直」というのは「敬天愛人」を進めて行くために「身を修する」ことと理解してみたいのです。

 

「愛する」ということは、「その人を無視しないこと」ことなのです。

「正直」であることは、「ウソをつかない」ことではなく「気を配る」ことと理解する訳です。

そうしますと私たちの仕事の一つひとつについても、

  「正直な商売」

  「商品を愛する」

  「隅々まで気を配る」

と言葉の使われる意味が解ってきます。

それをやっている人こそは『益者』の第一条件に合致しています。

 

次に「誠実」というのは、「本当に実のあることをやっていること」と訳すと簡単に理解できるのではないでしょうか。

 

「今日、努力したことが無駄にならない生き方」をしている人は、禍根を残さないものです。

すなわち、後々の問題のタネを残さない人です。

「一所懸命」の意味も同じではないでしょうか!?

そんな人があなたの友達なら、これまた『益者』の第二条件に合致します。

 

次は「博学な人」ですが、私は「向上心」「好奇心」のある人と解釈しております。

このような人は多くの人脈を持っております。

なぜなら物事の道理を「探求」してゆくためには、「知らない」「出来ない」ことを「素直」に教わる姿勢がなければなりません。

ですから人を選びません。

「好き嫌い」でなく「知っている、知っていない」「出来る、出来ない」が優先しますから、『人皆な、我師』になってゆきます。

 

「博学な人」というのは、本をたくさん読んだり、暗記している人ではないのです!

多くの友達から見聞きしたことを「蘊蓄(うんちく)」として語ることができる人なのです!

ただ「蘊蓄」ばかりを口にする人はちょっと眉唾です。

よく私が口にする「知る」⇒「分かる」・・・よりも「できる」⇒「できた」域にいない人が知ったかぶりするのは嫌われることがおおいですね!?

なにかあったとき、しっかりした「蘊蓄」を述べ、演繹的に物事の論理を説明することのできる人は一目置かれます。

そんな人ですから『益者』であることは疑いの余地がありません。

 

さあ、どうでしょう!?

自分には、どれくらい多くの『益者三友』がいますでしょうか?

 

『益者三友』の数を測る方法をお教えしましょう。

それは「年賀状」でやるのです。

毎年、自分のところに来る「年賀状」は、自身の『益者三友』に成り得る条件を有している人たちが圧倒的に多いものです。

毎年、何枚来るかも大切です!

もちろん現代は、メールやSNSメッセージに変わってきているのも事実ですから、それも含めましょう!

年賀状が自分のところに来るためには、出さなきゃ駄目ですね。

 

その年賀状や年賀状メール、メッセージを一つ一つ見て、その人は自分にとって「正直」「誠実」「博学」なのかを記号で表現しましょう。

どれかに当てはまるでしょう!?。

また、それぞれの記号の横に度合いとしての点数もつけます。

その合計点の高い人が、あなたにとって『益者』として高いランクにできる訳です。

 

毎年、年賀状がきますと去年の総合点数と比べて、どのくらい伸びたか比較してみましょう。

点数の増加率が、不思議なくらい一年間の所得の伸びに近似していることを発見します。

もちろん、去年、1枚だったのが3枚になったからといって、年収が3倍になることはありませんよ・・・!

 

所得だけでなく、困ったことがあっても『益者』のおかげで苦労しなくて済んだことが沢山現象として現れてきます。

そうなりますと「ああ~有難い!お蔭様!」という言動が増えてきます。

 

もちろん、生活態度まで変化してきます。

それが習慣を変え、あなたの人生そのものが変ってきます。

『実るほど、頭を垂れる稲穂かな』の句が正しいことも分ってきます。

 

『運のいい人』というのは、『益者三友』との付き合いが極めて多い人です。

最初は『運のいい人』とのお付き合いはお奨めです!

 

ありがとうございました。

 

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2022 / 05 / 23  07:00

新ビジネス・リーダーいろは講;第42講:『面倒見』

 

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【ご存知、ピサの斜塔】

 

皆さんは他人に対しても、動物や植物に対しても『面倒を見る』ということをいっぱい

されているんじゃないでしょうか。

 

『面倒を見る』というのは本来どうも、本能なのではないでしょうか。

動物の親も集団のボスでも『面倒』を見ます。

人間もまったく同じではないでしょうか。

 

ところが職場においては、意外と『面倒を見る』と言う言葉がナリを潜めることがありま

す。

良い会社の社風というのは、上司や先輩が部下・後輩の成長のために、とことん面倒を

見ることが当たり前となっております。

私は、管理職手当、監督者手当は『面倒見手当』とも呼び、賃金の一部にするべきだと

考えております。

もちろん、それだけが手当の内容ではありませんが・・・。

 

仕事を離れた集団、集まりでは『面倒を見る』ことで、そのお返しを受けようとするで

しょうか?

たとえば宗教団体や愛好会などでは、無償が「当たり前」のことです。

 

実は一般的に歴史があり、いい会社と呼ばれているところでは、今のような無償の「当た

り前」が周知の事実として存在します。

私はこのような当たり前になってる企業の風土を『企業文化』と呼んでおります。

 

マズローという心理学者は『欲求の五段階説』という大変有名な理論を発表した人です。

人間は五つの段階的な欲求を持つというのです。

 

まず第一番目は「生理的欲求」です。

生きて行くための必要最低限の欲求で「食べる」「寝る」等々です。

 

次の第二番目の欲求は「安全の欲求」です。

生きられるならより安全でありたい、雨をしのいだり、危険を回避したい欲求です。

「服を着る」「家に住む」などがそうです。

 

そして、第三番目の欲求は「社会的欲求」です。

今度は一緒にいたいといった欲求です。群生する欲求です。一人ぽっちに誰もなりたくな

いですよね。

 

それから第四番目が「自己尊重の欲求」です。

集団の中で自分の存在を認めて欲しいという欲求です。「目立ちたい」というのもそうです。

 

最後が「自己実現の欲求」です。

すなわち、自分のあるべき姿、理想、夢の実現です。しかしなかなかここまで来るのは

大変です。

 

自分が存在する集団の中にあって、勝手な振舞はできません。

そして本当に自分の理想を実現するためには、多くの周りの人々の協力を得なければなり

ません。

 

ですから結局、集団のための理想を実現することが、とりもなおさず自分の理想とならな

ければ、多くの絶大な協力を得ることができません。

そうでないと自分勝手な夢では、「利己主義」のレッテルを貼られることになります。

 

この世の中で成功している人々の基本的な特徴を挙げますと、彼等は、自分の理想、夢は

『世のため、人のため』になることをシッカリ掲げております。

 

そして、その理想、夢を実現するための下積みをしております。

この下積みこそ『面倒見』に他なりなりません。

もっと別の表現をしますと『徳』という言葉になると私は思います。

 

そうなんです!

自分の「高き理想」を実現してゆく人が、まず必ずやらなければならないことは、多くの

「協力者」づくりなのです。

すなわち「人脈」づくりなのです。

 

「人脈」というのはなにも自分より上の人や何でも知っている、できる人のことではない

のです。

すべての自分を「支える協力者」のことなのです。

 

まず、家族がいます。

ですから家庭を大切にできない人が成功なんてできません。

そして次に職場です。

お客様、取引先様との関係もまったく同じくらい大切です。

 

『面倒見』というのは、後輩や部下にだけするのではないのです。

 周り巡って自分を補佐、協力していただけるすべての人に施せることではないでしょう

か!?

お釈迦様は、これを「布施業」とおっしゃいました。

どこかのヘンテコ宗教の「布施」とはまったく違います。

 

もう一つ、『面倒見』という言葉の前二文字は「面倒」と書きます。

そうです!

部下や後輩、子供を育てるのは当たり前に「面倒」なのです!

大変なこと、やっかいなこと、難しいこと・・・全部「面倒」なことです!

それを進んで受けようとする精神態度は「難」を「受け入れる」のですから・・・「受難」

なのです!

英語で「Passion」と書きます。英和辞書では「Passion」を引きますと「情

熱」となっています(^o^)

 

「難」を受け入れるには「情熱」が必要なのです!

そして、「難」が自分自身にあることはまさに「有難い」ことなのです!

 

ありがとうございました。

 

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2025.06.14 Saturday