ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第3講『論理力(Logical)』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2022 / 08 / 15  08:00

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第3講『論理力(Logical)』

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第3講『論理力(Logical)』

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【ピサの斜塔】

 

リーダーが備えるべき不可欠な78個の「キーワード」の解説を試んでいます。

 

くどいですが厚かましくも、事前にお断りを・・・再度、せねばなりますまい(^^;

私自身が、愚禿(有髪ですが・・・)ゆえ、余りにも偉そうな解説となってしまいましたら・・

・ゴメンやす~(^^;

 

論理的な思考、論理的に話すということは、所々でよく使われますよね!?

 

でぇ~・・・「論理的」とは、なんなんでしょうね!?

まず理詰めであることですね!?

そして首尾一貫していなきゃぁ・・・ね!?

それから、矛盾があっちゃぁ~いけません(^^;

そのためには、科学的であることでしょう!?

科学的っていうと、簡単に「観察」→「分析」→「判断」のプロセスがあることです。

 

本来、「ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード」に「意思決定力」を入れるべきだったので

すが、「論理力」を優先する余り飛ばしちゃっいましたぁ(^^;

今回はちょっと難解な言葉や事例を入れてしまいましたが、これは私の表現力の未熟さからです。

よろしくご理解下さい!

 

リーダーに不可欠な「意志決定力」というのは、「肯定」するのか「否定」するをハッキリする

ことなのです。

そう!

「やる」か? 「やらない」か? を明確にし、意思表示することですね。

 

もっと格好いい例を挙げるなら、

『制度改革すべし』;「するのか?、しないのか?、その理由は?」

『憲法を改正すべし』;「するのか?、しないのか?、その理由は?」

『規制緩和を推進すべし』;「するのか?、しないのか?、その理由は?」            

『我が社は、新規事業(?)に進出すべし』;「イエスか?、ノーか?、その理由は?」

 

リーダーが備えるべき「論理力」を開発しながら、「意思決定能力」を身につけるべきですね!?

それ以前に必要とされる「問題発見能力」と「問題解決能力」をも身につけねばなりませんね!?

これらができるようになりますと、「現状改革」すべき「発想法」を身につけることができます。

 

「現状改革」につきものは、「危機感管理能力」なのですね!

そうすると、考えたくないことを無理やり考えることができるようになります。

これが前メルマガのテーマ「命がけ」になれる基盤なのでしょうね!?

 

さて論理を構築する上で3つのキーワードも知っておかねばなりません。

 

これは私が、「ディベート訓練」をするときに教える「ディベートの種類」にもなります。

 

まず、「事実」についての論理的思考をしなければなりません!

 ・論ずるべきテーマが「事実」であるか? 「事実」でないか? を論じるのです。

 ・可能性の高い「事実」を対象として、論理的に考えて、

   「ありうるのではないか? (ありえたのではないか?)」と推定されるものを論じるので

   す。たとえば・・・

     ・ネッシーは存在するかいなか?!

      ・タバコは遺伝子を傷つけるかいなか?!

      ・日本には、差別が存在するかいなか?!

      ・日本の少高齢化子時代は、日本を壊滅させるかいなか!?

 

次に「価値」についての論理的思考をしなければなりません!

 ⇒良いのか? 悪いのか?

 ⇒正しいか? 間違っているか?

 ⇒有益なのか? 有益でないのか?

などの「価値」を判断するための論理です。

たとえば・・・

 ・日本人は働き過ぎであるかいなか!?

  ・日本の市場は閉鎖的であるかいなか!?

  ・出生率低下の原因は女性にあるのか、男性にあるのか!? そうでないのか!?

  ・我が社は、○○分野においてF社よりも優れているのかどうか!?

 

そして、「政策(戦略)」についての論理的思考をしなければなりません!

 ⇒現状を変革したり、仮説を実験する場合の前提づくりに利用するんです。

 

たとえば・・・

 ・管理職には数値責任制度を導入すべきかいなか!?

  ・我が社は、新規事業に進出すべきかいなか!?

  ・規制緩和を推進すべきかいなか!?

 ・分社経営とホールディングスに戦略方向を持ってゆくべきかいなか!?

 

「論理」の構築で重要なことは、

 1)論理の正しさを証明すること

 2)その理由とエビデンス(証拠資料)の収集を怠らないこと

 3)科学的な論理の組合わせ(構築)をすること

なのですね!

 

「論理学」には、原理・原則があります。

 ・前提が正しいと結論は正しい!

 ・前提が間違っていると、結論も間違っている

 ・前提を疑うこと、前提の真偽を検討すること!

 

だから、あらゆることに対して、

  「なぜなんだろう?」

  「どうしてなんだろう?」

  「本当かなぁ?」

と「健全なる・・・懐疑的な疑問」を常に持たねばなりませんね!?

 

「事実」と「データ」は、もっとも人を説得できる必須条件なのですよね!?

その中でも「数字」は最も説得力のあるデータです!

 

ですから「事実」と「意見」ははっきり区別しなければなりません!

変な例を上げますよ(^^)

 

 a)伊藤博文は、偉大な総理大臣であった!?

  これは・・・「意見」なんですよね・・・(^^;

    失礼ながら、伊藤博文はお妾さんが数人いました。

  私からすると「うらやましい! 偉大、こりゃ~絶倫!!(^^;」

  でも真面目な方からすると「何が偉大だぁ!」ってなる(^^)

 

 b)伊藤博文は、初代の総理大臣であった!?

  まさに「事実」ですよね(^^)

 

そんじゃぁ・・・、

 c)温度が下がったのは、放熱したからである!

   ・「事実」ですか「意見」ですか?

 

 d)故障の原因は、バッテリーが放電したためであった

   ・「事実」ですか「意見」ですか?

 

 e)これは最善の方法である!

   ・「事実」ですか「意見」ですか?

 

 f)サンマはうまい魚である!

   ・「事実」ですか「意見」ですか?

 

  g)この色は、あの色より白っぽい!

   ・「事実」ですか「意見」ですか?

 

そして、「論理力」を養うために、常に「論拠(論理になる証拠)」の提示を心がけるべきです

ね!

すでに「証明済の命題」、あるいは「証明を必要としない心理・公理・定理」などのことをいい

ます。

 

「論拠」として有効なものは、第1に「法則」「定理」「公理」がありまよね!?

そして第2に、「文献」や「論文」「公的発表資料」「マニュアル」などがあります。

 

またまた設問ですよ(^^)

 a)物が落下する

  ・その論拠は「ニュートンの万有引力の法則」で証明すればいいのですよね!?

   でも、ニュートンがリンゴが落ちるのを観て、その法則を発見するに至ったということは

   言い切れません!

   私なんか、ニュートンがドボン式のトイレで、落ちた自分の排泄物が下に到達したとき、

   溜まった糞尿水が跳ね返ってきて、ベッタとおしりについちゃったぁ(^^; 

   ことから彼は真剣に考えたことで・・・なんて言って、話を始めますが・・・(^^;

 

 b)キリスト教の教義を説明するには

   ・その論拠は「聖書」なんですね!

       仏教なら「仏典」、イスラム教なら「コーラン」ですよね!

 

 

 論理展開をする上で、「意見」には必ずその「理由」を述べるべきですね!?

その理由を裏付けるもの、エビデンス(証拠)を付けることを意識しましょう!

というのは、「意見」というのは、「仮説」なんです!

「仮説」は、「証明」「検証」「実証」しないと単なる思いでしかないのですよ!

    

そこで、余計なお節介になっちゃいますが、「論理展開」にとって非常に有効な方法をお話します!

 

第1は、「弁証法的ものの見方・考え方」を持つことなのです!

あらゆるものごとには、「正」と「反」の相対があるのです!

だからなんでも「絶対視」しちゃいけません!

そう「決めつけちゃダメ!」なんです。

 

たとえば、・・・

「プラス」があれば「マイナス」がりますね!

「長所」があれば「短所」がある!

「男」がいれば「女」がいなきゃ・・・(^^)

「出ているもの」があれば、「へっこんでいるか」「入るもの」がなきゃぁ・・・(^^)

「肯定」があるなら「否定」もある!

「表」には、かならず「裏」がある!

「陰」と「陽」、「右」と「左」、「上」と「下」、「前」と「後」、「長い」と「短い」、「太い」と

「細い」、「敵」VS「味方」、「正義」と「不正義」・・・・・等々

 

なんせ「頭の硬い人」は、とかくものごとを絶対視したり、ものごとを一面的に見ますよね!

たぶん、「頭が硬い」と・・・「下は柔らかい」(^^;

・・・F・Fの法則って言うんです!

F;藤本(^^) F・F(フリップ・プロップ)なのです(^^)

 

「絶対視していること」をひっくり返された人間は、まぁ・・・私の経験では、「茫然自失」と

なることが多いですね!

これが・・・・・「鬱病」の原因でもあると私は「仮説」をたてています(^^)

そう! 概して、「中途半端に頭のいいと言われる人」に「鬱」が多いですものね・・・!?

 

リーダーになりますと、多くの多種多様な部下・後輩を持つようになりますね!

議論をする人も飛躍的に増える!

 

ですから議論が始まったら、「相手の論旨・論調の前提事項はなんなのか?」をトコトン読む

ことが必要ですね!

「この人はどういう前提で議論をしようとしているんだろうか?」

 

リーダーであるなら、部下や後輩の論理前提に誤りがあったなら指摘すべきですね!

その前提が、偏見に基づいていたり、間違いがあれば、そこを正すことがリーダーなんですよ!

    

先ほども書きましたが、リーダーは「健全なる懐疑心」を持つべき何ですよ!

 

「論理的思考力」が身につくようになりますとね・・・ 目先にとらわれている者を観ています

と目的が不明な人の多いことを発見できるようになります。

だいたい狼狽える人たちは、「手段」が「目的」に変化・転化してしまうんです(^^;

 

「論理力」を身につける方法論ですが、

 1)常に、話に出す言葉を定義をすること!

 2)いつも現状を変えようとする「必要性」を説くこと!

 3)問題の重要さ・深刻さを、明確に説明できること!

 4)それらの問題の「内因性」を証明すること!

    問題の本質」や「切っても切れない原因」のことを「内因性」といいます!

 5)プラン(計画・提案)の実行可能性を必ず証明することです!

  そして、実現した時の明確なビジョンを描き、説くことなのですね(^^)

 6)多くのこれから取り組むべきことは、「メリット」よりも「デメリット」を上回ることを

  証明するのです!

  

いかがでしょうか!?

今回は、リーダーの有するべき論理力(Logical)についてお話ししました。

 

ありがとうございました。

 

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