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ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第3講『論理力(Logical)』
【ピサの斜塔】
リーダーが備えるべき不可欠な78個の「キーワード」の解説を試んでいます。
くどいですが厚かましくも、事前にお断りを・・・再度、せねばなりますまい(^^;
私自身が、愚禿(有髪ですが・・・)ゆえ、余りにも偉そうな解説となってしまいましたら・・
・ゴメンやす~(^^;
論理的な思考、論理的に話すということは、所々でよく使われますよね!?
でぇ~・・・「論理的」とは、なんなんでしょうね!?
まず理詰めであることですね!?
そして首尾一貫していなきゃぁ・・・ね!?
それから、矛盾があっちゃぁ~いけません(^^;
そのためには、科学的であることでしょう!?
科学的っていうと、簡単に「観察」→「分析」→「判断」のプロセスがあることです。
本来、「ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード」に「意思決定力」を入れるべきだったので
すが、「論理力」を優先する余り飛ばしちゃっいましたぁ(^^;
今回はちょっと難解な言葉や事例を入れてしまいましたが、これは私の表現力の未熟さからです。
よろしくご理解下さい!
リーダーに不可欠な「意志決定力」というのは、「肯定」するのか「否定」するをハッキリする
ことなのです。
そう!
「やる」か? 「やらない」か? を明確にし、意思表示することですね。
もっと格好いい例を挙げるなら、
『制度改革すべし』;「するのか?、しないのか?、その理由は?」
『憲法を改正すべし』;「するのか?、しないのか?、その理由は?」
『規制緩和を推進すべし』;「するのか?、しないのか?、その理由は?」
『我が社は、新規事業(?)に進出すべし』;「イエスか?、ノーか?、その理由は?」
リーダーが備えるべき「論理力」を開発しながら、「意思決定能力」を身につけるべきですね!?
それ以前に必要とされる「問題発見能力」と「問題解決能力」をも身につけねばなりませんね!?
これらができるようになりますと、「現状改革」すべき「発想法」を身につけることができます。
「現状改革」につきものは、「危機感管理能力」なのですね!
そうすると、考えたくないことを無理やり考えることができるようになります。
これが前メルマガのテーマ「命がけ」になれる基盤なのでしょうね!?
さて論理を構築する上で3つのキーワードも知っておかねばなりません。
これは私が、「ディベート訓練」をするときに教える「ディベートの種類」にもなります。
まず、「事実」についての論理的思考をしなければなりません!
・論ずるべきテーマが「事実」であるか? 「事実」でないか? を論じるのです。
・可能性の高い「事実」を対象として、論理的に考えて、
「ありうるのではないか? (ありえたのではないか?)」と推定されるものを論じるので
す。たとえば・・・
・ネッシーは存在するかいなか?!
・タバコは遺伝子を傷つけるかいなか?!
・日本には、差別が存在するかいなか?!
・日本の少高齢化子時代は、日本を壊滅させるかいなか!?
次に「価値」についての論理的思考をしなければなりません!
⇒良いのか? 悪いのか?
⇒正しいか? 間違っているか?
⇒有益なのか? 有益でないのか?
などの「価値」を判断するための論理です。
たとえば・・・
・日本人は働き過ぎであるかいなか!?
・日本の市場は閉鎖的であるかいなか!?
・出生率低下の原因は女性にあるのか、男性にあるのか!? そうでないのか!?
・我が社は、○○分野においてF社よりも優れているのかどうか!?
そして、「政策(戦略)」についての論理的思考をしなければなりません!
⇒現状を変革したり、仮説を実験する場合の前提づくりに利用するんです。
たとえば・・・
・管理職には数値責任制度を導入すべきかいなか!?
・我が社は、新規事業に進出すべきかいなか!?
・規制緩和を推進すべきかいなか!?
・分社経営とホールディングスに戦略方向を持ってゆくべきかいなか!?
「論理」の構築で重要なことは、
1)論理の正しさを証明すること
2)その理由とエビデンス(証拠資料)の収集を怠らないこと
3)科学的な論理の組合わせ(構築)をすること
なのですね!
「論理学」には、原理・原則があります。
・前提が正しいと結論は正しい!
・前提が間違っていると、結論も間違っている
・前提を疑うこと、前提の真偽を検討すること!
だから、あらゆることに対して、
「なぜなんだろう?」
「どうしてなんだろう?」
「本当かなぁ?」
と「健全なる・・・懐疑的な疑問」を常に持たねばなりませんね!?
「事実」と「データ」は、もっとも人を説得できる必須条件なのですよね!?
その中でも「数字」は最も説得力のあるデータです!
ですから「事実」と「意見」ははっきり区別しなければなりません!
変な例を上げますよ(^^)
a)伊藤博文は、偉大な総理大臣であった!?
これは・・・「意見」なんですよね・・・(^^;
失礼ながら、伊藤博文はお妾さんが数人いました。
私からすると「うらやましい! 偉大、こりゃ~絶倫!!(^^;」
でも真面目な方からすると「何が偉大だぁ!」ってなる(^^)
b)伊藤博文は、初代の総理大臣であった!?
まさに「事実」ですよね(^^)
そんじゃぁ・・・、
c)温度が下がったのは、放熱したからである!
・「事実」ですか「意見」ですか?
d)故障の原因は、バッテリーが放電したためであった
・「事実」ですか「意見」ですか?
e)これは最善の方法である!
・「事実」ですか「意見」ですか?
f)サンマはうまい魚である!
・「事実」ですか「意見」ですか?
g)この色は、あの色より白っぽい!
・「事実」ですか「意見」ですか?
そして、「論理力」を養うために、常に「論拠(論理になる証拠)」の提示を心がけるべきです
ね!
すでに「証明済の命題」、あるいは「証明を必要としない心理・公理・定理」などのことをいい
ます。
「論拠」として有効なものは、第1に「法則」「定理」「公理」がありまよね!?
そして第2に、「文献」や「論文」「公的発表資料」「マニュアル」などがあります。
またまた設問ですよ(^^)
a)物が落下する
・その論拠は「ニュートンの万有引力の法則」で証明すればいいのですよね!?
でも、ニュートンがリンゴが落ちるのを観て、その法則を発見するに至ったということは
言い切れません!
私なんか、ニュートンがドボン式のトイレで、落ちた自分の排泄物が下に到達したとき、
溜まった糞尿水が跳ね返ってきて、ベッタとおしりについちゃったぁ(^^;
ことから彼は真剣に考えたことで・・・なんて言って、話を始めますが・・・(^^;
b)キリスト教の教義を説明するには
・その論拠は「聖書」なんですね!
仏教なら「仏典」、イスラム教なら「コーラン」ですよね!
論理展開をする上で、「意見」には必ずその「理由」を述べるべきですね!?
その理由を裏付けるもの、エビデンス(証拠)を付けることを意識しましょう!
というのは、「意見」というのは、「仮説」なんです!
「仮説」は、「証明」「検証」「実証」しないと単なる思いでしかないのですよ!
そこで、余計なお節介になっちゃいますが、「論理展開」にとって非常に有効な方法をお話します!
第1は、「弁証法的ものの見方・考え方」を持つことなのです!
あらゆるものごとには、「正」と「反」の相対があるのです!
だからなんでも「絶対視」しちゃいけません!
そう「決めつけちゃダメ!」なんです。
たとえば、・・・
「プラス」があれば「マイナス」がりますね!
「長所」があれば「短所」がある!
「男」がいれば「女」がいなきゃ・・・(^^)
「出ているもの」があれば、「へっこんでいるか」「入るもの」がなきゃぁ・・・(^^)
「肯定」があるなら「否定」もある!
「表」には、かならず「裏」がある!
「陰」と「陽」、「右」と「左」、「上」と「下」、「前」と「後」、「長い」と「短い」、「太い」と
「細い」、「敵」VS「味方」、「正義」と「不正義」・・・・・等々
なんせ「頭の硬い人」は、とかくものごとを絶対視したり、ものごとを一面的に見ますよね!
たぶん、「頭が硬い」と・・・「下は柔らかい」(^^;
・・・F・Fの法則って言うんです!
F;藤本(^^) F・F(フリップ・プロップ)なのです(^^)
「絶対視していること」をひっくり返された人間は、まぁ・・・私の経験では、「茫然自失」と
なることが多いですね!
これが・・・・・「鬱病」の原因でもあると私は「仮説」をたてています(^^)
そう! 概して、「中途半端に頭のいいと言われる人」に「鬱」が多いですものね・・・!?
リーダーになりますと、多くの多種多様な部下・後輩を持つようになりますね!
議論をする人も飛躍的に増える!
ですから議論が始まったら、「相手の論旨・論調の前提事項はなんなのか?」をトコトン読む
ことが必要ですね!
「この人はどういう前提で議論をしようとしているんだろうか?」
リーダーであるなら、部下や後輩の論理前提に誤りがあったなら指摘すべきですね!
その前提が、偏見に基づいていたり、間違いがあれば、そこを正すことがリーダーなんですよ!
先ほども書きましたが、リーダーは「健全なる懐疑心」を持つべき何ですよ!
「論理的思考力」が身につくようになりますとね・・・ 目先にとらわれている者を観ています
と目的が不明な人の多いことを発見できるようになります。
だいたい狼狽える人たちは、「手段」が「目的」に変化・転化してしまうんです(^^;
「論理力」を身につける方法論ですが、
1)常に、話に出す言葉を定義をすること!
2)いつも現状を変えようとする「必要性」を説くこと!
3)問題の重要さ・深刻さを、明確に説明できること!
4)それらの問題の「内因性」を証明すること!
問題の本質」や「切っても切れない原因」のことを「内因性」といいます!
5)プラン(計画・提案)の実行可能性を必ず証明することです!
そして、実現した時の明確なビジョンを描き、説くことなのですね(^^)
6)多くのこれから取り組むべきことは、「メリット」よりも「デメリット」を上回ることを
証明するのです!
いかがでしょうか!?
今回は、リーダーの有するべき論理力(Logical)についてお話ししました。
ありがとうございました。
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