ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第4講『博愛精神(Charity) 』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2022 / 08 / 22  08:00

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第4講『博愛精神(Charity) 』

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第4講『博愛精神(Charity) 』

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【ピサの斜塔】

 

博愛となりますと・・・なんだか私のような不届き者は、「コソバゆく」なります(^^;

 

私が小学生の頃、「信ずる者こそは、・・・み~んな、救われる・・・・」とラッパと太鼓を

鳴らしながら歌い、街を練り歩くキリスト教関係の人たちがいました。

 

その直後に、「トン・ツク・トントン・ツクツク・・・」とうちわ太鼓をならしながら、「ナム

ミョウホウレンゲェギョウ・・・」と念仏を上げながら、街を刳り歩く日蓮宗関係の人たちが

いました。

 

そして、商店街や市場に行きますと「チンドン屋さん」が、厚化粧してチラシを配りながら踊り

歩いていました。

 

あぁ~懐かしの昭和・・・「3丁目の夕陽」・・・(^^)

そして、・・・高度経済成長期(^^)

おそらく今の中国を笑っても、同様の時代を流してきた我が日本を振り返ると・・・(^^;

 

まもなくクリスマスですね!?

大阪の梅田や心斎橋、東京銀座や渋谷には「救世軍」と呼ばれる人たちが、社会鍋という大きな

鍋をぶら下げて募金活動を始まめますよね!?

 

私は、恥ずかしながらこの活動に直接参加はしておりませんが、この救世軍創設者;ウィリアウ

ム・ブースが遺した言葉が好きです。

ご紹介します。

 

 今日そうであるように、女性が泣いている限り、私は戦う。

 幼い子供が飢えている限り、私は戦う。

 男達が刑務所に出入りしている限り、私は戦う。

 酔っぱらいが残っている限り、街頭に哀れな女性がいる限り、私は戦う。

 神の光を受けていない一人の魂でもある限り、私は戦う。

 終わりまで戦う。                ウィリアウム・ブース

 

1865年の英国の時代背景を想像すると、彼の遺した言葉の深い意味がある程度理解できます

よね!? 

「レ・ミゼラブル」も同様の時代背景の作品だと思います。

 

その名の通り、救世軍は軍隊的組織構成で成り立っているのですね!?

最高指導者の階級は「大将」なんですね(^^)

連隊があり、小隊があり、分隊ありなんですね(^^)

その隊の長は「隊長」なのです!

 

社会福祉事業をメインに、医療事業、教育事業をやっています。

いまでもイギリスでは、政府に次ぐ社会福祉事業をやっている団体なんだそうです!

以前一世を風靡した・・・「派遣村」とは規模もケタも違う・・・(^^;

それだけじゃぁない! 「派遣村発想」には継続性がない!(^^;

なぜか!? それは「理念」「哲学」「決意」「覚悟」の違いなのですね!?

そこまで私が偉そうなことを言うのは、「救世軍」は政府も行政も社会も批判しないのです!

また支援する対象者が違うのです!

 

「救世軍」の思想は、私の知る限りにおいて「博愛思想」だと思うのです!

それをやるのに「軍隊組織」のような組織化をしています。

その隊長になる人たちに、おそらく最も必要とされる資質が「博愛精神」なんでしょう!?

 

前置きが長くなりました。ゴメンなさい!

 

かつて私の大好きな連続TV番組で「坂の上の雲」がありました。

といっても、継続して観ることができないのでDVDを購入しました。

 

主人公の一人、本木雅弘さん扮する秋山真之(バルチック艦隊を破った連合艦隊旗艦三笠参謀)

が幹部候補生を集めて、海戦シミュレーション訓練をする場面があります。

このシミュレーション訓練で両軍が相打ちほぼ全滅に近い形になったとき、秋山真之が幹部候補

生を諭すんです。

撃沈されたシミュレーション艦船の乗組員の人数を訊くのです。

幹部候補生はそつなく384人と言います。

秋山はすぐさま、

「艦長の優柔不断、決断不足が自分の部下全員の命を亡くすのだ!」

(どんな言い方をしたのか忘れました?)

「戦闘が始まれば、矢継ぎ早に事態が急変し、その指示を仰ぐ部下からの量が激増する。

 そんな中にあって、的確な指示・命令がなければリーダーは勤まらない!」

というようなことも説諭するんですね!

 

秋山の言葉の奥には、部下の家族のことも言っているように聞こえました。

実は、リーダーの素養の中に「自利利他」が必要だと思うのです。

 

いまのウクライナ侵略戦争で、如実にプーチンの異常さが判りますね!?

 

これこそ西洋でいう「博愛精神」なんです!

私はそう確信しております。

「自利利他」の意味は以前に書かせていただきました。

「自利とは利他をいう」と訳すのですが、「利他」を実践すればいつかは巡り巡って自分の利益

になるという考え方ではないのんです!

「利他」の実践こそが「自分の使命」なのだという考え方なのです。

 

「馬鹿な大将、敵より怖い!」ということわざがあります。

これも「博愛精神」のない大将のいる部隊は、自滅も含めて、早晩、敵から簡単に殲滅させられ

るから怖いのですね!

 

「ビジネスは最高の道徳である!」と松下幸之助翁がおっしゃっております。

これもまさに、ビジネスを通じて多くの雇用を促進し、多くの人たちに便利を供給し、納税に

よって社会貢献する。

 

そうなんです!

「ビジネス」は、「博愛精神」そのものなのです!

そのビジネスを司るリーダーには、やはり「博愛精神」が不可欠ですよね!?

 

ありがとうございました。

 

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