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新人ビジネス・リーダーいろは考;第37講:『挨拶』
第37講:『挨拶』
『挨拶』についてお話しさせていただきます。
非常に重要なことなのです。
なぜかといますと世の中で一応うまくいっている人と、そうでない苦労の多い人とではどこが違うか考えて見れば、その意味が分ってきます。
『挨拶』の「挨」とは、心を開くという意味があります。
そして「拶」は、相手に迫るという意味があります。
ですから『挨拶』とは自分のことをオープンにし、素直になって、色々な人に接してゆくことと解することができるのではないでしょうか。
私は、多くの方々とお付き合いさせていだく仕事をしております。
読者の皆さんも不特定多数のお客様と接する機会がありますから、人との接する数では圧倒的に今の私に比べれば多いといわれても結構でしょう。
私ははじめての人と一度会う機会ができたら、その後もズッと手紙やハガキでの交際の続く方が相当います。
もちろん、たまに会うことも意外と多くあります。
残念ながら多くの人は、一回ポッキリの出会いがほとんどではないでしょうか!?
その理由はもちろんあなたにあります。その人と今後もお付き合いしてゆきたいとういう
願望があるかないかですね・・・!?
出会いを大切にできない人は、いつも心の中で会う人と「対等でありたい」というエゴが働くからだと思います。
「自分の方が偉く、優位でありたい」と思ったり、「その人に迎合なんかしたくない」とか「負けたくない」とか、不思議なくらい間違った人間観を持っているからではないでしょうか!?
吉川英治さんは、『人皆我師』とおっしゃっています。
禅宗の大家の道元禅師は、『脚下照顧』とおっしゃています。
どちらも
「良く考えなさい、世の中は自分より優る人ばかりいますよ!もっと素直に周囲の人からいっぱい学びなさい!」
と言っておられるのだと思います。
『挨拶』の基本は、「多くの人から学ぶぼうとすること」でしょう。
そのためには、「一期一会」を大切にし、その時、その時に会う人と良好な関係になるべく「笑顔」で「先手」で「こちら」から「進んで」「言葉」を「交わし」にゆくことだろうと思います。
はじめて会ったその時から、もしやすると生涯の友や師にめぐりあうことにもなるのです。
そのように出会った人が恐らく、不思議なくらい自分の困っている時、手を差し延べてくれるものです。
もしくは、その人がもっと多くの人を紹介してくれます。
そして知らず知らずに沢山の友人、人生の師を持つことができるようになります。
『挨拶』って、どう考えても「コストがゼロ」なんですね!?
コストがゼロで、多くの人脈という財産を持つことができるということは、コスト分の財産で考えたら「無限大の価値」となります。
このことを「御利益〈ごりやく〉」と言います。
残念ながらごくたまに、久しぶりに出会っても「知っていて、知らない振りをする人」がいますね(^^;
こちらから「こんにちは!」って言おうと思うのですが、スーっとあっちを向いてしまう人がいるのです。
恐らく、自分の好き嫌いで人を区別しているのでしょうか?
もしくは恥ずかしいのでしょうか?
わかりませんが、他の人に対してもそうなんじゃないかなと思います。
もし何かあったら、どんな人に助けてもらえるんでしょう?
こんな人に限ってうまくいかない時、「他人のせい」「社会のせい」などの言い訳をすることを見受けることが多々あります。
また、こんな人ほど「差別意識」が高いのにも驚かされます。
以前、あるスーパーマーケットでの店舗クリニックの時でしたが、入社してまだ数年の一般社員が私に
「うちの部長はオレに挨拶をしないんです!」
なんて不平不満を言ったのです。
もちろん、その人はまもなくして退職しましたが・・・。
彼は、自分から先手で『挨拶』をしない新人でした。
優秀な人でしたが・・・。
おかしな社会的に認められるはずのない社外の組織に入り、仕事そっちのけで、その組織が勧める物品を売ろうとしました。
そう『ネットワーク・ビジネス』=『マルチ商法』に入ってしまったのです。
本当に残念でなりません(^^;
そのために職場で浮き上がってしまいました。
もちろん本人は、そのことが解りません。
彼はますます昂じてゆきました。
職場の上司や同僚など周囲の人が「オレに挨拶をしない! なんてヤツラだ!」と勘違いするようになりました。
自分の能力を発揮する、能力を磨くために多くの先輩や上司や師に出会うことがなければ「花開く」に至りません。
『挨拶』は、「先手」で「グッと接近して」やって見て下さい。
保証します!
そんなに遠くない将来、「良かった」と心から思える時が来ます。
ありがとうございました。
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