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新人ビジネス・リーダーいろは考;第29講:『厄』
第29講:『厄』
『厄』について、私が考えていることをお話します。
余りにもムチャな話だと・・・皆さんからお叱りを受けるかも知れません?
『厄年』は、人生の注油時期、脱皮時期に当たるから「無理」をするな!
「災い」を受けるから注意せよ!と先人先達が教え続けてきたものです。
もちろん医学的にも、物理的にも根拠が無いことはないらしいのです。
しかし、完全にその因果関係を証明することはできません。
『厄』で最も怖いことは「死」が付きまとうことです。
誰もが「死」を恐れます。
昔は平均寿命が40才から50才でした。
ですからこの時期に『厄』という理由によって亡くなった人が多いことから注意を喚起する必要があったと考えてもいいんではないでしょうか。
ご存知の松下幸之助翁から、私がご存命の時に、講演会でお伺いした貴重な教訓となる『厄年』についてお話しします。
実には、この話に・・・ものすごく私は影響を受けました。
おかげさまで私は『男厄』を無事に終えることができました。
松下幸之助翁は「経営の神様」と言われた方です。
戦前に「二股ソケット」を発明し、それを事業化させ、今の「松下電器産業グループ」、すなわち「ナショナル・グループ」「パナソニック・グループ」を創ったお方です。
松下幸之助翁が『厄年』の時に、事業の拡大を図るために、どうしても本社社屋を移転拡充する必要がありました。
その移転場所の候補の第1番になったのが大阪の門真市でした。
その時がまさに、松下幸之助翁の『本厄』でした。
なおかつ、移転先の門真は方位学でいうその年の「大鬼門」だったそうです。
会社役員や周囲の関係者はこぞって反対したそうです。
たちまち取引先関係などから、これで松下は潰れるという噂まで出たそうなのです。
松下幸之助翁は本社移転に対して、役員会でこの様におっしゃったそうです。
「私はいままで”水道哲学”を推進してきました。すなわち、多くの物が水道水のように無尽蔵にあり、タダ同然であれば、誰れでもが豊かな生活を送ることができる。世の中を豊かにする電化製品をもっともっと安く大量に作る精神が”水道哲学”です!」
「この私の考えが間違っているとは到底考えられません。本当に神様や仏様がいるなら、私のやってきたこと、やってゆこうとすることを支持し、手助けしていただけるはずです。もし、間違っているのなら私は、世のため人のためにはなっていないはずです!」
「だから『厄年』の時に、本社を『大鬼門』に向かって移転することは、誰でもが心配する。
いや、大変に危険だ!止めろ!と皆が言います。しかし、正しい事をしているのに神様や仏様が放っておくとは思いません。このことに審判を下していただくことにします。
もし世間で信じられておるタタリのようなことが起こらなければこれからも益々、松下電器産業は生成発展・繁栄してゆくはずです。必ず、成し遂げてみせます!」
結果はお分りのように見事に成功しました。
私も松下幸之助翁のご意見にまったく同感です。
『厄』を心配するのは、心に何かやましいものがあるからなのかもしれません。
私事で恐縮ですが・・・、私の男41・42・43歳、60・61・62歳『厄年前後3年間=前厄・本厄・後厄』は必死で仕事をつくることにしました。
ほとんど休日なしで仕事をしました。
もちろん家族の暖かい協力がありました。
心の中で「正しいことをしていなければ生きる価値がないから『厄』の審判が下される」と松下幸之助翁から教わったことを自身に言い聞かせ、クタクタになってもただただそれを信じて仕事をした記憶があります・・・。
お陰様で、多くの価値ある仕事ができました。
多くの素晴らしい人達に出会いました。
今でも価値ある仕事がいっぱい入ってきます。
自信を持って仕事をしてゆくことができます。
収入も人並み以上にあり、家族も安心です。
「厄介だなぁ!」と何でもかんでも、やる前に思ってしまう人がいます。
この様な人は、毎日が『厄』の中で生きていろようなものです。
起きてから寝るまで『厄』だらけですから、毎日が「生き地獄」です。
「生労病死」が人間の最大の「苦」だと、おシャカ様はおっしゃっています。
これを「四苦八苦の中の四苦」と言います。
『厄払い』はまず、自分ですることではないでしょうか?
すなわち『厄』という自分で幻想しているイジメ(虐め)、そうイメージに対して果敢に立ち向かうことが最大の『厄よけ』なのです!
ありがとうございました。
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