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新人ビジネス・リーダーいろは考;第33講:『好奇心』
新人ビジネス・リーダーいろは考;第33講:『好奇心』
『好奇心』についてお話します。
辞書では「変ったこと、珍しいことに引かれる心」となっています。
私は「何事に関しても、積極的に知ろうとする心、前向きに分ろうとする探求心」というように定義したいと思います。
多くの企業が行う教育訓練や能力開発をおこなう基本的意義・目的は、
「知る」から「わかる」、そして、「できる」になって、
最後は「できた」に至るまでの段階を踏まえて人づくりをすることですね!?
まず、第一段階の「知る」の域に入るために最も効果的な精神的態度が『好奇心』です。
「なぜなんだろう?」
「どうしてなんだろう?」
「どうなっているんだろう?」
と疑問や不思議に思う心を常に持つことによって、とにかく、早く物事の何かを知るための吸収力がつきます。
もしくは真剣に積極的になれる集中力がつきます。
第二段階では、『好奇心』による効果によって「何とか試してみたい」とか「見てみたい」「触ってみたい」という気持ちが沸き出してきます。
たとえば、「見る」とういうレベルについてお話しますと、
「見る」レベルの前段は「ながめる」です。
「ボーッと焦点をハッキリさせずに見ることをながめる」ということにしましょう。
次のレベルが「見る」です。
ここでシッカリと焦点を合せる状態になります。
そして、次には「視る」となります。
こんどは、上から下から、横から後ろから360度外側からシッカリ見る行為になります。
より高度なレベルになりますと「診る」になります。
今度は、お医者さんが聴診器を当てて体の内側の音を聴いたり、レントゲンやMRI、CTスキャンなどで中の様子を診たり、血液検査で体のいろいろな状態を検査したりするレベルです。
そして最高のレベルに「観る」があります。
これは観音様の「観る」です。何もしなくても「感じたり」「深くわかる」、「ひらめく」域です。
職人芸を持つ人達は一様にそれぞれの分野で必ず持つ能力の部分です。
高いレベルに到達するには『好奇心』が絶対に不可欠です。
この『好奇心』が湧き出る段階にまで自分をもってゆくことが大切なんですね。
女性の方には大変申し訳けないのですが、私は、よく男性の人達に『好奇心』イコール「助平」であると話します。
「英雄色を好む」のたとえ通り、「助平」であることが『好奇心』に火をつける原動力だと思うのです。
「知る」ために男性は、「エッチな本」や「ビニ本(昔はこのような本がありました)」や「AVビデオ」などを手に入れます。
でも見るだけでは満足しないはずです・・・(^^)
次に「わかる」域に入るため本物を見にゆきます。
すなわちたとえば・・・、「ストリップ」などに行く訳です。
しかし、ここでもまだ「できる」域には到達しません。
もちろん、特別な人は舞台に上がったりして本望をとげる人もいますが、これは希で、・・・お奨めできないことです。
この「できる」域に入るためには、お金を使って体験する人と彼女を得て経験する人があります。
この辺で「○○に神秘」の大筋がわかり、確かに「できる」自信がつきます。
最後の域が「できた」です。
これは言わずもかな、男としての役目を完璧に果たしたときでしょう。
リードすることのできたときでしょう。
愛をシッカリ深め合うことのできる雰囲気づくり、プロローグ、コンテンツ、エピローグをこなすことがいつでもできるとき・・・「できた」って言うのです!
あらゆる分野のプロは、この一連のプロセスがいつでもできるのです。
変な話をいたしまして・・・失礼いたしました。
あなたの行っている仕事などもほとんどこのプロセスを踏みます。
ですから「興味」や「疑問」を持ち、『好奇心』をいつも持ち続けますと次から次へともう一歩進んだ行動をするようになります。
こどもの「なぜなぜ問答」もまさに『好奇心』からですね!?
親として、この「なぜなぜ」に上手に答えることで子供の「探求心」や「好奇心」を向上させることができるそうです。
昔やっていた「ヤクルトを毎日、なぜ飲むの?」のコマーシャルは面白いですがいただけません。
こどもの『好奇心』を無くすようになります。
仕事においても上司や先輩は、上手に部下・後輩の『好奇心』を高めてゆく動機づけができればOJTには効果が出ます。
「オイオイ~、おもしろいじゃぁない・・・! なぜ、ホウレンソウの根っこは赤いのかなぁ~?」
「どんなお乳も白いのはなぜかなのかなぁ~?」
「鳥肉と豚肉と牛肉の赤みの濃さが違うのはなぜかなぁ~??」
「魚に白みと赤みの魚がいるのはどうしてかなぁ~??」
「なぜ、笑顔は周りの人の心を和ませるんだろう?」
「なぜ、あの店は繁盛しているのかな?あの企業は業績がいいんだろう?」
「いま、お客様が手に取った商品・・・、なぜ元にところに戻されたんだろう・・・?」
プロになる人は『好奇心』が常にある人です。
今よりももっと仕事に面白さが湧き、早く覚えることのできる自分をつくって下さい。
ありがとうございました。
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