新人ビジネス・リーダーいろは考;第30講:『学ぶ』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2025 / 11 / 10  08:30

新人ビジネス・リーダーいろは考;第30講:『学ぶ』

新人ビジネス・リーダーいろは考;第30講:『学ぶ』

第30講:『学ぶ』

 

『学ぶ』ということについて、社員研修のときには良く話をさせていただいております。

そのことを再度、ここでお話させていただきましょう。

 

『学ぶ』の元言葉はなんでしょう!?

実は「まねぶ」なのです。「まねぶ」って変ですね!?

「まねぶ」の原語は「まねる」になるのです!

すなわち、「学ぶ」とは「マネる」ことなのですね。

 

『学ぶ』の名詞形が「学習」です。

この「学習」という字をもう少し考えてみますと分りやすくなります。

「習って学ぶ」ことを「学習」と言います。

この「習う」というのが、実は「マネる」ことに他なりません。

ですから「学習」というのは、「マネて」また「マネる」と訳します。

何度も何度も「マネ」をしなさいという言葉が「学習」なのです。

 

『マネをする』ことを恥だと思う人がいます。

とんでもない間違いです!

生まれてこのかた今まで、すべての人は誰かのすることを全部マネをして知識や技術・技能などを身につけてきました。

 

かく言う私も今、この稿を書くのに、左脳に蓄積されている過去に「読んだこと」「教わったこと」、すなわち「マネた」ことから単語やモデルとなる文章を拝借しながら、つなぎあわせて書いているわけです。

神様からいえば盗作に近いものになるのです。

でも、一応、オリジナルな文章ですから著作権が私にあるのですね。

 

歩き方や話し方も、今までの人生の生き様から身につけてきたものです。

やっぱり、『マネ』をしてきています。

特に動作や身振り、そして話し方、声の出し方、抑揚は、皆さんのご両親に似ていませんか?

そっくりな方もいます。

これはDNAという遺伝子の情報伝達によって似たのではなく、赤ん坊の時から親や周囲の人のなすままを『マネて』きたからなのです。

 

インドの狼少年がそれを証明しています。

もうかなり昔の実話ですが、狼に育てられた3才位の少年がインドの森で保護されました。

誰かに捨てられた赤ん坊が、本当ならオオカミの餌食になるところを育ててもらったのです!

人間の3才児だったら言葉を話しますが、この子は狼そっくりで吠えることしかできませんでした。

行動も四ツ足で歩き、食べることも四足動物と同じ口だけでガツガツ食べたそうです。

人間が必死になって環境に順応させようしましたが、残念ながら1年程で死んでしまいました。

多くの学者が、生存中にこの子供を研究しました。

結論は「生まれよりも育ち」によって、性格、行動が形作られるということが証明されました。

 

大変、厳しいことを言いますが「子供を見れば親がわかる」というのは本当のことなのです。

子供の躾は、全部といっていいくらい親のマネなのですね。

「だらしない人」の親は、やっぱり、必ず「だらしない」のですね・・・。

 

さてビジネスの世界で『学ぶ』ということはどういうことかを考えてみます。

まず「いい仕事ができるようになる」ために私たちは、多くの人から『学び』ます。

『学んだ結果』が確実に仕事に活かされ業績や実績、成果に結びつくことが大切です。

 

ですから『学ぶべき人』を間違えてはならないということが、まず第一のポイントになります。

良い仕事をしてゆくために、正しい経験を積んだ上司、先輩、先生と出会うことです。

 

第二のポイントは、『素直』に言われたとおり『マネをする』ことです。

私は「中途半端に頭の良い人」ということを、都度々お話しすることがあります。

「中途半端に頭が良い」人というのは、普通の人より要領がいいのと先を少し観る能力があります。

ですから、どうしても厳しい苦しい試練に出会ったらこの先どうなるかが少し分かる訳けです。

これがタチの悪いことになってゆきます。

要領がいいものですから・・・「手を抜く」のですね!

そのため100の能力があっても80位の力しか出さないのです。

ついには能力が90や85位に萎縮してしまうのんです!

また、彼は「自我流」で勝手な解釈をすることが多く、教わったことの半分も『マネ』をしようとしません。

ですから、せっかく才能があっても伸びないことが多々あります。

「中途半端に頭の良いこと」は災いになっていることがあります。

 

基本を完全に身につけるまで「ヘ理屈」なしに『素直』に『マネる』べきです。

 

第三のポイントは、『マネる』ときは『一所懸命』であることです。

実力というのは、

 「体験回数(マネ回数)」×「吸収密度」

なのですね。

 

「吸収密度」を高くするのは『一所懸命』なのです。

 

そして最後の最も重要なポイントは、ちょっとできるようになっても「有頂天」にならないことなのですね。

「これで十分!」「もう私が一番!」なんて思ったら、誰からも『学ばなく』なります。

 

『学んだこと』は、脳科学的には絶対に死ぬまで消えることがないそうです。

「記憶されたもの」は死ぬまで一切なくならないそうです。

特に強烈な『学習』は、DNAの遺伝子情報にも記録されて子孫に伝わってゆくらしいのです。

怖いですね・・・。ですから、正しいことだけを『学ぶ』ようにしてゆかなければなりませんね。

 

ありがとうございました。

 

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2025.11.10 Monday