ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第47講;『好意(Goodwill)』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2023 / 11 / 06  08:12

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第47講;『好意(Goodwill)』

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第47講;『好意(Goodwill)』

第47講;『好意(Goodwill)』

 

いま日本では、独り住まいの世帯が激増しているのですね!?

別名「お一人様」と言います。

 

ご承知の様に、もう日本では人口増は見込めないです(^^;

少子化大臣が任命され・・・、知識的文化人レベルの人たちが知恵を絞っても

なかなか名案は浮かばないでしょうねぇ~(^^;

 

お叱りを覚悟でアイデアを出しますと、一時的人口増を図るなら・・・、甲斐

性のある男のみが認められる「一夫多妻制」はいかがでしょう!・

 

もちろん、移民を積極的に受け入れるという案もあるでしょうが、欧米の移民

政策の破綻、シンガポールでも多くの問題が出ていることから慎重を要しますね!?

 

これから日本の人口はどんどん減っていきますね!?

人口が増えないということは、日本人の平均年齢はどんどん高かくなる(^^;

 

実は、内閣府で「ひきこもり調査」をおこなっているのですね!

 http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/hikikomori/pdf/gs3.pdf

 

世帯調査の中の評価分析ターゲットなのですが、そこに「単身世帯」がどれ

くらいあるか? も使っています。

 

1980年調査(当時は総理府)の単身世帯数は710万軒でした。

総世帯数に占める割合は19%でした。

ところが、2011年6月での調査では、な・な・なんと1588万世帯にも

増えているのです!

 

2.2倍ですよ!(^^;

 

独り暮らしをしている人が、総世帯の中で32%なのです!

 

私個人の内閣府調査データ分析では、おそらく単身であろうと結論づけていま

す(^^;・・・、が住所不定のような生活(出稼ぎ稼業でホテル暮らしが大半)

をしておりますから、潜在的単身世帯だとすると・・・(^^;

 

これからますます、少子高齢化に突き進みますね!?

 

同居している家族数は減り、単身世帯が増えるわけです!

 

古い統計資料しか発表されていませんが、平成20年3月:総理府統計局の「同

居人数別の世帯軒数」発表では、

 1人     1480万軒(29.5%)

 2人     1425万軒(28.5%)

 3人      910万軒(18.2%)

 4人      780万軒(15.6%)

 5人      295万軒 (5.9%)

 6人以上    110万軒 (2.2%)

 

なのです!

 

想像を飛躍して行きますと・・・「家族団らん」がまるでない・・・(^^;

この寒い冬の晩に帰宅しても・・・ただただ寒い暗い部屋・・・。

明かりを灯し、独りで食事・・・(^^;

 

2人世帯も、夫婦か、シングル・マザー、シングル・ファーザー?世帯ですね!

いずれは、片方が死別か、出て行く・・・(^^;

そうすると・・・独りで生活する単身世帯になるのです!

 

私などが、社会人になるまでの家族イメージというのは、4人とか3人でした。

ホームドラマでも、だいたい今もそうですよね!?

「寺内貫太郎一家」なんて、本当に賑やかでした(^o^)

 

家族のイメージは残っていても、実態は小家族化の進行がもの凄い勢い(^^;

 

今回は2つの問題提起(そうでもないかぁ?)をしました。

ここに好意(Goodwill)を持ち込んで考えてみたいのです!

 

ユーロも含めて先進諸国といわれる国々の共通する事象は、少子高齢化&小家

族化、単身世帯化なのです!

 

そのような社会環境下に、経済社会が金融工学とやらの文明もどきの似非成金

主義者、いや利己主義者によって、かき乱されているわけです!

 

三十六計で学ぶ「第二十計;混水摸魚(こんすいばくぎょ)」が多発するのです!

相手が予期せぬ事態を引き起こして相手を混乱させ、冷静に相手を観察しなが

ら、隙を突いた展開をする。 

不測の事態での混乱の計。

 

そこに冷静沈着なるビジネス・リーダーである、あろうとする読者の皆さんは、

その社会環境変化の波に乗るべき「千載一遇のチャンス」があるのだと感じて

いただきたいのです!

 

単身世帯の増加、高齢化社会では、家庭で料理を作る回数は減ることが想像で

きます!

 

スーパーマーケットで、かつて私は単身でありながら、大玉スイカを1コ買っ

た記憶がありますが、今では、キャベツもレタスも丸々1コは買えないのです!

 

冷蔵庫に保管したとしても腐るからです!

 

すき焼きなど、一人で作って楽しいく美味しく食べることができますか?

カレーを作っても好きであれば別ですが、毎日続けて食べることができますか?

 

そんじゃぁ~、一品だけのおかずは?

 

一人で食べるにも、野菜も、魚も、肉もいろいろ食べたい!

 

以前、私がスーパーマーケットで仕事をしていたときには、ジャンボ・パック

から少量パックへどんどん移行してゆきました。

その精神と既成が観念が今でも引きずられ、単品で売られているアイテムが

売り場には多すぎるのです(^^;

 

コンビニの小さなお総菜(惣菜の字にあえてしません!)がお手頃なんです!

 

全盛期のあったファミリー需要にマッチングさせた「ファミレス(ファミリー

・レストラン)」に行っても、ダジャレじゃありませんが、「ファミリー・レス」

です!

 

昼過ぎのファミレスに行きますと・・・、若い主婦グループが子連れでボック

スを占有しております。

それも、周囲を無視してグループ客が大騒ぎ(^^;

それから・・・一人お勉強を長々しながらの風景をよく見かけるようになりま

した。

 

実は私の場合、出張してホテルにチェックインしますと、真っ先にコンビニに

行きます。

まず、ミネラル・ウォーターの調達のためなのです。

そして、夕食前でしたら、ほとんどの場合、コンビニで間に合わせます!

お酒を飲まないからかも知れませんが、手っ取り早いのと「ながら夕食」が

できるからです。

 

私が行く時間帯のコンビニには、最低でも10人以上のお客様が店内にいます!

 

コンビニの統計資料を見ますと、

客単価は600円前後、なんと客数が1000人です!

計算すれば分かりますね!?

日販は、50~60万円なのです!

あの30~50坪の売り場面積で、800~1000人もの客数があるのです。

なのに・・・平均商圏人口が2000人だということをご存知ですか!?

 

スーパーマーケットのエリア・マーケティング上の成立商圏人口は、3000

世帯です!

これはその商圏に家族というものが存在する世帯数です!

ですから、10000人の商圏人口です。

あの売り場で、客単価1500円、客数1500人がやっとこさのスーパーが

ザラにある(^^;

 

なのに、コンビニでは商圏人口2000人で客数1000人???

あれれ・・・今までの常識数値では、勘定が合わないですね!?

 

でも合うのです!

1人のお客様が1日に2回も、3回も行くのです!

 

それだけではありませんね!

コンビニに行けば、ATMでお金も引き出せる!

振り込みもできる!

郵便箱だってある!

 

ビジネス・リーダーのみなさん!

経営計画を策定するとき、好意(Goodwill)というキーワードで外部環境分析を

するのです!

これこそが、「時流」に乗る「経営戦略」なのです!

 

「ピンチはチャンス!」

をこのように書き替えるのです!

 

「減るものあらざれど、増える需要あり!」と・・・(^^)

 

それから、・・・新聞を購読している世帯が激減していることもご存知ですよね!?

 

だから、チラシも販促手段として効果が薄くなっています!

 

我が家には、未だに固定電話がありますが、・・・、まもなく、多くの家庭で

固定電話が無くなり、インターネットでのTV電話や携帯電話が主流になるで

しょうね!?

 

我が家の皇太后様(家内のことです)なんか、TVのリモコン操作がろくに

できない(^^;

でもタブレットがTVに付属され、タッチパネルで操作ができるようになるで

しょうね!?

 

そうしたら、通販も、ネットで注文する宅配も需要が急増しますね!

 

くろねこヤマトや佐川急便は、小口便で郵便局業務を縮小させましたね!?

 

新たな、横持ち宅配業なども出現しますね!

そこに宅配をアウトソースして、小売りでも飲食でも、分業化によって専門分

野に特化し、よりサービスレベルを向上させる努力に経営資源を特化できる!

 

これから増える需要は無尽蔵ですね!

 

キーワードは「好意(Goodwill)」なのです!

 

環境に、天地宇宙、自然に好意を持つのです!

そうしたら、エコは当たり前!

原子力利用よりも多くの代替エネルギーを発見、発明できるでしょう!

 

「ビジネス開発」に専心することは、これから起こる危機に際しても有為です!

 

もっと、事例を書きましょう!

 

かつて私も若かりし頃は、ディズニーランド大好きでした。

日本国中、世界にもあくせくと足を伸ばすことは楽しみであり、なんの苦痛も

ありませんでした。

でも、But、しかし、・・・最近の私は、チト億劫になるのです!

これは年齢のせいです!

 

若かりし頃は、飲めもしない酒を飲んだ振りしながら「春歌」も大声で歌いま

した。

もちろん、カラオケにも・・・これは今でも抵抗ないかなぁ(^^;

 

大概の人は、年齢と同居人の価値観に影響を受け、生活をしております。

それが変わるのです!

行くところだって変わります!

 

恐らくこれから、高齢化、単身世帯時代の商品・サービス概念をマーケティン

グすれば、あらゆる分野で「独りで生活することにマッチングさせた商品・

サービス」を考えることは不可欠ですね!?

 

それと・・・いま、年金世帯と全年代での失業世帯が1740万世帯もあるん

です!

 

預貯金は目減りし続け、年金支給は遠のき、年収300万円どころか200万

円方向に急減衰中なのですね(^^;

 

「寄らば大樹」と言われた官庁、大企業での45歳肩たたきも茶飯事になりそう(^^;

 

賃金構造も激減します!

 

「増税やむなし」という安直な結論に至った再起与党自民党・公明党、そして

自滅野党となったどじょっ子野田さんは、日本の企業の源力を削ぎ、所得水準

すら押し下げ、ますます可処分所得を減らしますね(^^;

 

日本国の宰相になる人には、企業のリーダーになる人には、当たり前に手厳し

い辛口:藤本なのです!

 

好意(Goodwill)を持って、暖かく、優しくある社会環境を作り上げる精神が、

ビジネス・チャンスの知恵をお天道様が授けてくれるのです!

 

ありがとうございました。

 

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2024.07.27 Saturday