新人ビジネス・リーダーいろは講;第36話:『出会い』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2019 / 05 / 03  12:09

新人ビジネス・リーダーいろは講;第36話:『出会い』

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『出会い』、『一期一会』という言葉についてお話させていただきます。

 

皆さんは、今までの人生でどれくらい貴重な『出会い』がありましたでしょうか?
もちろん、いっぱいおありだとは思います。

 

私事で申し訳けないのですが、私の素晴らしい『出会い』の話をさせていただきます。

私が社会人となった第一番目の会社での『出会い』の話です。

 

富士通という当時コンピューター・メーカーでは日本一の会社でした。

私が配属された部署には、学者になってもおかしくない人達がいっぱい周囲におりました。
ですから、私にとっては毎日が啓発させてもらえる人との『出会い』ばかりでした。

 

特にその中でも、ある先輩との『出会い』は、私の人生観を変えるものでした。
もちろん、人間観をも変えていただくものでした。

彼は、日本の最高学府の理学部数学科の修士過程を修了した人でした。
非常にユニークな人でした。

趣味と実益を兼ねて競馬の予想を得意にされておりました。
有名競馬新聞の予想コラム、常連執筆者でもあり、そこからアルバイト料を稼いでいる
人でした。
そのアルバイト料の方が、本業の月給よりも多いんですから・・・。

 

彼は合気道四段、剣道三段、将棋四段、囲碁五段と、まあすごい多趣味の持ち主でもあり
ました。
小説も書いておられましたし、ピアノ、ギターも玄人はだしでした。

 

世の中には、こんな人がいるのかと思われるでしょうが本当に実在するのです。
私にとっては、ただただ憧れと尊敬を通り越したような人でした。

 

私は、彼から基礎数学を教えていただきました。
苦手だった数学を本当に上手に教えてくれました。
おかげで数学の面白さを知り、人並みか、それ以上の理解をすることができました。

 

もちろん、時には厳しく教えていただきました。
しかし振返ると本当に暖かい教え方でした。
いつも、深く追及してゆくクセをつけるように導いてくれるのでした。
いつしか、数学にのめり込むようになっていた自分を発見することができました。

 

心から彼を尊敬し、いつしか恩返しのできることがあればと思うようになりました。

そんなある日、彼がこう言いました。
「藤本くん!人から受けた恩を普通の人は、恩を与えた人に返そうとするよね?でも人類
 生成発展の理っていうのがあってねぇ!

 受けた恩は次に続く後輩・後進に伝えてゆくことだけで恩返しをしているんだよ!」

 

「もし君が、数学を教わったことやいろいろ奢ってもらったと僕に恩を感じるとしたら、
 今度は自分の持っているすべてを後輩や後進のために放出するんだよ。それが、僕に
 取って一番うれしいことなんだぁ~(^o^)」

 

「得たものを放そうとしない、取られたくないといった気持ちを、残念ながら普通の人は
 持つってしまうんだねぇ。
 でもそれでは器は大きくならないよね!?コップにいっぱい入った水と同じくらいの
 量の水をそのコップに入れようとするなら、どうすればいいと思う?」

 

「答えは簡単なんだよねぇ!コップの中にある水を全部、投げ出せばいいんだよねぇ。
 そうすれば新しい水をまた入れることができる・・・(^^)」

 

私はあの時、体中に電気が走るような身震るいする感動を覚えました。
あの時から、本当に私の人生観は変り、生きざまが変ってゆきました。

 

仏教の教えに「布施行」というのがあります。
まさに自分の得た知識や経験を後輩・後進に伝えてゆくことこそ「布施行」ではないで
しょうか!?
ヘンテコリンな新興宗教で、出家の時、全財産を宗教団体に布施する(実際には没収され
るだけ)ことが最高の美徳とすることが、どれほど間違っているかわかるでしょう。

 

お陰様で、なんとか今まで彼の教えに少しでも近づくようにやってこられたように思います。

 

「学んで足らざるを知り、教えて至らざるを知る」

 

ということわざ通り、ますます、自分の未熟さと学ぶことの大切さを理解できるように
なりました。

 

「教えられ」、そして「教える」関係を継続しつづけることを念頭において生きてゆきま
すと、不思議なくらい多くの素晴らしい『出会い』があります。

 

多くの師と仰げる方々との『出会い』と、その後の『お尽き合い』によって、私は「私の
知らないことを知っている人」「私のできないことのできる人」といった人脈が増えて
ゆきました。

 

ご紹介したその素晴らしい先輩との『出会い』が、私にとって人生の転機になったことは
間違いありません。

 

『一期一会』という言葉は、『出会い』による発見・救い・縁(えにし)のあることを
示唆しているようです。

 

今回、新しく知り合った仲間を幾末永く大切にしていただきたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

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2019.07.20 Saturday