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飛行機の世界から学ぶ経営いろは考;第7回:『健康管理』
第7回:『健康管理』
「経営者の健康は、会社の健康」という言葉があります。
特に中小零細企業では、「経営者」が転けたら「会社」は間違いなく転けますね(^^;
メルマガで「航空身体検査」について書いているうちについつい「航空無線通信士」の方に話しが
寄り道してしまい、戻ってくることができなくなりました(^^;
失礼いたしました。
「航空身体検査」の続きです~(^^♪
一般的に機長といいますと、航空機の機長を指します。
「操縦をし、他の乗員に対して指示を出し命令し、指揮を執るのが役目である」
と定義されております。
旅客機または貨物機では、船舶と同じくキャプテンと呼ばれております。
小型機や自家用機、ビジネスジェットの機長は、PIC(ピーアイシー。Pilot In Commandの略で
指揮操縦士)と呼ばれております。
私がパイロットの資格にチャレンジしたのが55才の時です。
「自家用操縦士免許(陸上・単発・ピストン限定)」を取得したのが58才の時です。
自慢するようですが・・・、仕事をしながら、この年齢で、この期間で取得できたことはなかなか
のものです(^^)
飛行訓練生になるにも「航空身体検査」と言うのが最優先の課題でした。
ところが・・・当時、「航空身体検査」を受診しましたら見事に不合格となりました。
脳波検査、心電図などの所見は合格だったのですが・・・、持病に「糖尿病」と申告し、また常備
薬に糖尿病の飲み薬を書きましたら、その薬が国土交通省航空局航空身体検査基準では認可されて
いないためでした。
その薬を、認められている薬に変えて最低でも3ヶ月の経過観察の上、「国土交通省大臣判定会」
に審議してもらってからでないとダメだと航空身体検査医に言われたのです。
真面目に、新しい薬でチャレンジしました。
それで血液検査の結果・・・なんとかボーダー・ギリギリだけれど大臣判定に出そうということに
なり、毎月月初めに行われる審査会に診断書を出してもらうことにいたのです。
これが行けませんでした(^^;
即刻、「条件クリアー」したら合格というお達しが着たのです。
糖尿病に関わる起こりうる合併症のすべてが大丈夫である証拠を提出となりました。
まず、網膜症・緑内障が出ていないかどうかの精密検査結果を出すようにと・・・(^^;
続いて、日内血糖値変動を1ヶ月分提出・・・(^^;
腎機能精密検査結果提出・・・(^^;
冠動脈エコー検査結果提出・・・(^^;
と、はっきりいって難癖を付けられたような厳しい門前払い的な判定条件でした。
このままでは訓練もできないので日本の飛行学校の社長に相談しましたら、中国での航空身体検査
はでたらめに近いから、まずは中国の免許を取得して日本の免許に書き換えができるから、中国留学でパイロット免許を取ったら・・・とアドバイスを受けました。
安易を主義にする私は即座にその方法に切り替えたのです。
中国広州での航空身体検査の一部始終は以前に書かせて頂いたとおりです(^^)
中国での航空機操縦士免許を見事取得?して、日本の免許を書き換えるにしても「航空身体検査」
合格が条件となっていました。
あの大臣判定条件クリアーのために、体重を減らしたり、何度も総合病院眼科、泌尿器科、糖尿病
内科へ通ったりして、なんとか合格条件に達しました。
あれから・・・、毎年、大臣判定を受けなければ「航空身体検査合格証」を発行してくれなくなり
ました。これが辛かった・・・(^^;
毎回、条件が提示され、いつも申請から3ヶ月は発行が遅くなるのです(^^;
その間、日本で飛行機には乗ることができません。
ですからGUAMの飛行クラブに入り、日本で操縦スキルを磨くことができない時間、GUAMで
訓練をし、それなら・・・米国のパイロット免許も取ろうと決意しました。
(GUAMの飛行訓練学校は飛行機がクラッシュしたり、観光飛行優先で・・・いまだになかなか
飛行機に乗る時間が少なく、FAA免許取得に至っておりません)
なんと日本の航空身体検査大臣判定の条件は、毎回、イビリのような条件を出してくるのです。
また航空身体検査医も審査書提出に手間が掛かるので、私の提出書類を出すことを面倒くさがるのです。
なんとまぁ・・・大臣断定会がイビリの条件を出してきたのは・・・BMI25以下でした。
私の身長では、体重75kg以下を強要してきたのです(^^;
なんとか77kgまで落としたのですが・・・ダメなんです(^^;
担当の航空身体検査医もお手上げどころか私のことを毛嫌いし、診察や検査に行ったら居留守を
使うのです!
まず、診察申し込みの予約を入れようとしたら「休診です!」と嘘をつくのです。
直接出向いて行くと「今日は、今から学会で休診にします!」なんて・・・(^^;
頭にきたものですから・・・国交省航空局に電話を入れ、こうこうしかじかでと相談しましたら、
現在の航空身体検査医を紹介していただきました。
現在の医師は、先代から認定を受けた先生で、航空局との担当医師とも懇意で、私の診断結果を
見て・・・「なんだぁ~これは大臣判定レベルではなく、ごくごく正常なので掛け合ってあげる!」
と快くお引き受けいただき、お陰様で現在は「認定合格」で「航空身体検査証」を発行していただ
いています。
先日コロナ禍の下、久しぶりに社会保険健康診断を受診しました。
これは大腸癌検診や胃カメラ検診もあったので受診したのです。
社会保険健康診断のその他の検査項目は、航空身体検査の方が厳しく、項目数も多いのです。
はやり・・・すべての項目がこの年齢で完璧に近い素晴らしい評価点がついて戻ってきました。
毎年の「航空身体検査」のお陰です。
「健康でなければ好きな飛行機に乗れない」、この一心で健康に留意する精進ができているのだと
感謝・感謝です。
飛行機はご承知の様に・・・落ちたらお終いです(^^;
そういった観点から・・・航空身体検査が厳しい理由もよくよく理解できます。
「非情の情」も同様の理由のあることわざですね!?
「夢・目標を持ち続け」「諦めないことです!」
私は、なんど「航空身体検査」でパイロットになる夢を放棄しようとしたか判りませんが、今は、
あの厳しい審査基準とやくざ風の重箱の隅っこイジメするクソッタレ教官に耐えて、自分が心身共
に強くたくましくなった事に感謝している次第です。
ぜひ皆さん、「健康あってのものだね」「経営者の健康は、会社の健康」を合い言葉に、健康管理
に留意しましょう!
ありがとうございました。
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