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ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第58講;『気力(Spirit)』
「知らぬが仏」で・・・ラッタラタァ~(^^)
私たちビジネス・リーダーがこうではいけません!
「無知の涙」という災いが、あなたの組織・企業に降り注ぎはせぬか?
以前から強くお話する「リスク・マネジメント」をしっかりやらねばなりま
せん。
すべて「自己責任」です。
誰かのせいにしても解決などしませんから・・・!
ですから「危機・危急・非常事態」環境下にあるリーダーとしての気構えを
私見として述べ書いてみます。
奇しくも、いろはにほへと・・・と頭文字からキーワードを見つけ論じて来ま
したが、「いろはにほへと ちりぬるを・・・あさきゆめみし」の「き」、
今回は「気力(Spirit)」なのです!
リーダーとなるに必要不可欠な能力が「気力」ですね!
さて紙面を割くことお許し下さい!
「ビジネス・リーダーいろは考」は、以下のように書き連ねてきました。
バックナンバーも存在いたしますので、よろしければ、どこから読んでいただ
いてもOK!
「キーワード」から、ビジネス・リーダーのあるべき精神態度、素養を論じております。
い;いのち(Life)
ろ:論理力(Logical)
は;博愛精神(Charity)
に;忍耐(Tolerance)
ほ;法(Law)
豊かさ(Abundant)
へ;平静さ(Poise)
と;統率力(Leadeship)
度胸(Courage)
同情(Sympathy)
ち;力(Power)
知識(Knowledge)
知恵(Wisdom・Inteligence)
調和(Unity・Harmony)
直感(Inspiration)
り;理想(Vision)
ぬ;温もり(Warmth)
る;類比感(analogy)
を;思いやり(Compassison)
落ち着き(Serenity)
わ;若さ(Youth)
和(Harmony)
か;寛大さ(Generosity)
よ;余裕(Composure)
た;達成感(Achievement)
れ;礼儀(Courtesy)
そ;創造力(Creativity)
聡明(Inteligence)
率先(Initiative)
つ;強さ(Strength)
ね;根回し(Arangement)
な;内観(Introspection)
れ;礼節(Courtesy)
う;運(Lucky)
い;意志(Intention)
の;能動(Active)
お;大らか(Big Hearted)
く;工夫(Idea)
や;優しさ(Gentleness)
野心(Ambition)
ま;真心(Sincerty)
け;謙遜(Humility)
決断力(Decision)
健康(Health)
ふ;無為(ぶい;(Idleness)
こ;好意(Goodwill)
公平(Justice)
幸福感(Happiness)
ゑ;鋭敏さ(Alertness)
て;定見(Fixed Opinion)
あ;愛(Love)
さ;才能(Resourcefuleness)
き;記憶力(Memory)
危機感(Sense of impending Crisis)
規律(Discipline)
気力(Spirit)と来ました(^^)
特に先進諸国に照準しますと共通する本質的問題は、いよいよ本格的に「高齢
化」に向かう「国家ビジョン」が描き、提案できないのです!
それも、国民が共感するものとして(^^;
ですから、多くの人たちが政治に対して、発言する気を失っているのではない
でしょうか(^^;
選挙率の低下を、すべて選挙に行かなかった人に押し付けるべきではないで
しょう。
「国家ビジョン」は、分野別に発表されるべきです!
今後の国土・交通ビジョンしかり、通信(IT含む)情報世界のビジョンしか
り、建設、エネルギー、農林水産業、鉱工業、社会福祉、生活、地方自治・・
・についてなのです!
国家というは、実は国会が統治する官僚機構のことなのです!
それが円滑に行われるなら行政に反映されます!
国民というのは、企業(会社)と消費世帯なのです!
日本国家財政の破綻も噂されはじめて久しいですが、ある人曰く、もう数年だ
ろうとも・・・(^^;
「国家破産」というは、官僚機構の収支が合わなくなることです!
収入というのは、もちろん税金です!
はっきり言いますと、国民からの搾取したお金です!
支出というのは、上述した国家ビジョンを遂行するのに必要なお金です!
支出しようにも、税収がないから、資金繰りがうまく行かないから借金をします。
それが「国債発行」ですよね!
「国債」は誰かが借り受けてくれないとダメです。
国民の一部に、国債を財テクの一つとして購入している人もいますが、94%
は日本にある金融機関です!
海外で日本の国債を購入している金額は約100兆円だそうです!
古い話ですが2011年に、外人が将来の売りを見越して買い込んだのだそうです!
はっきり言って、ほとんど国債の全部が「国民の預貯金」なのです!
その額が、なんと1000兆円を超えております!
世界で財政状況が第2位のひどい国なのです(^^;
ちなみに・・・GDPに占める国債割合最悪第1位はジンバブエです(^^;
ジンバブエっていうと、ユネスコやNGOが支援している最貧国ですよね!?
南アフリカ共和国の真上にある国です!
前述しましたように、ある人曰く、もう3~4年もすると日本も国債価値(格
付け)がドコンドコンと落っこちて、国債金利が急上昇!
国の借金ですから、国債償還も利払いも不能になり、デフォルトするだろうと
いう論理は、極端ですが間違ってはいないと言えます!
となると・・・そうなるか?
簡単です!
日本のすべての銀行が破綻!
なぜって、・・・、国債を持っているんだけれど紙くずになっちゃう(^^;
そう不良債権・・・それも桁違いの!
その国債を買うお金は、・・・、国民の預貯金でした(^^;
おそらく、取り付け騒ぎが起きますね!
でも、銀行にはお金なんかない!
セブンイレブンのATMに行けばなんとかなる・・・ハイ!
1日ほどは・・・機械の中にはお金がありますから・・・(^^;
でも補充不可能です!
なんぼ、SECOMやALSOKがしっかりしていても、ないものは機械に
入れられない!
まぁ・・・こうなってしまったのも官僚機構に対して、行政に対して、知識が
政党にも政治家にもなかったから・・・(^^;
情報不足と知識不足の政治家は、偉そうに言うけれど官僚機構に負けています!
だから、国家ビジョンすら描けないので官僚の案に乗っかるだけなのです(^^;
国会議員も地方自治体議員も、てめえ(あらら・・・またお下品でちゃったぁ)
の職業維持に必死(失業だけはしたくない)で、国会中継を観れば分かります
が、ヤジを飛ばしたり、敵の議員を失墜・落選させるためのスキャダルや軽率
な一言だけを追求しているばかりです!
それに荷担して、マスコミがどんどん種火を大火事の域にまで焚き付ける(^^;)
国民(私も含めて)は、人気のある芸能人、スポーツ選手、タレントなどに
票を託します。
これを「ポピュリズム政治」とも言うでしょうねぇ!?
まずは「国家ビジョン」はマニフェストではないのです。
それを実現するための「財政健全化」する手立てが「アベノミクス」のはずです。
特定な国民(特に利権屋)は、政治家に力があるように幻想してきました。
ですから陳情して、予算化や立法化してくれる族議員が幅をきかせた!
これを「忖度」っていうのですよね!?
ところが本来なら、もう底をついた国家財政だから、その時代が終焉している
はずだった!?
亡くなられた元安倍首相を弔う気持ちで書くのではありませんが、「アベノミクス」
の第1本目の矢が放たれました。「金融緩和策」でジャブジャブを再来させた。
日本国家の財政赤字がどんどん大きくなってきて、もうこれはいかん!
90年代から予算がどんどん緊縮型に転じましたね!?
すなわち、・・・、おらが町の、村の、政治家の無力が露呈し、現在に至って
いるのですね(^^;
予算を削減せざるを得ない(^^;
日本の国債金利が異常に低いのことには違いないですが、徐々に上がり始めま
したね!?
なぜなんでしょう?
なんと元安倍政権以前には、国内の金融機関が、日本国債の増加買いをしている
のではなく海外からの日本国債買いが急増してたのです。
読者の皆さんには、既におわかりかと思いますが、海外がユーロ債、ドル債、
新興国の国債や株式を売って、そのお金で日本国債を買うようになっていたの
です。
もちろん、だからこそ円高の原因になっていました!
ですからあとは・・・いつ、売り攻勢に出るか?が問題だったのです。
おそらく、日本国債の売りに第一手をつけるのは、ヘッジ・ファンドと各国の
中央銀行でした。
アベノミクスで、この危機を脱皮したことは事実なんです。
どうしてか!?
戦略として考えればいいのです!
国債を買った後、多くの人たちを安心させ、連れ買いを誘っていたはずです。
低金利の頂点(=国債価格の頂点)なった時点で、空売りをするつもりだった
と考えます。
そして、先物売り、オプション売りで下げようと・・・!
これだけで、どれほどの巨大利益を彼らが得るか・・・(^^;
誰だって「国債価格の高値安定(=ゼロ金利策)」に恐怖を抱いていることは確かです!
特に国債を長期保有しているのは日本の金融機関です!
一番の恐怖は、
「誰かが売りに出ないか?」
なのですね(^^;
国債売りが起こると・・・たとえば市場期待金利が2%ほど上がると、長短の
平均満期を6年としましょう!
その国債は、5%くらい価格を下げますね!
これ「含み損」なのです(^^;
3%だと・・・なんと、10%の「含み損」が発生するのです!
国債の売りが増えると・・・買い手がいなくなるでしょう!?
そうなると・・・政府は買い手がいないので新規と借り換えの国債(176兆
円)が発行できなくなるのですよ!
最短では、たったの1ヶ月で、支払い資金が枯渇・・・(^^;
そして・・・「財政破産」(^^;
最悪の場合、「財政破産」は、数ヶ月で起ったのです。
なぜなら、今まで発行してきた国債の発行残高が大きすぎるからなのです!
アベノミクス第1弾;「大胆な金融政策」とは、
・2%のインフレ目標
・無制限の量的緩和
・円高の是正
・日本銀行法改正
でしたですよね!?
第2弾;「機動的な財政政策」
・大規模な公共投資(国土強靱化)
・日本銀行の買いオペレーションを通じた建設国債の買い入れ・長期保有
だったのです。
これらの「アベノミクス」第1弾・第2弾は、見事に的を得ていたのです!
私は心から「お見事!」って感謝している次第です。
悪魔の民主党政権下では、ほぼ確実に「国家破綻」していたと確信します。
ですが、ここにかなりの不安(副作用)を私は持っております。
またまた、「利権国家」になりはしないか?
特に「族議員」の暗躍開始による政官僚着体質と自民党派閥抗争の再発です。
実際に、昨今を騒がしている「自民党派閥解消話」はこれが端なんです!
ご承知のように、せっかくの輸血される血が彼らの栄養源となり、元安倍総理・
自民党の誠意ある議員のストレスとなっていた(^^;
ストレスは、完全なる「機会損失」です!
ビジネス・リーダーの皆さんなら十分にご理解いただけるかと・・・。
ここで松下幸之助翁が講演された書き起こし著作「不況に克つ12の知恵」を
お読みになることをお勧めします!
松下幸之助翁は、「不況」「不景気」な気分の時には「腹をくくれ!」、「度胸
をすえろ!」とおっしゃっています!
どんな場合でも、ビジネス・リーダーの「自覚」にもとづいて、「最大の努力」
を持って、「勇敢」に立ち向かい、「最善の闘い」を進めて行くことに尽きる
のだと!
松下幸之助翁は、「志を変えちゃならない!」とおっしゃっています!
そうなのです!
どんな転機にも「志」を変えないことなのです!
「志」、ますます堅しでゆくのです!!
人間は、常にどんなときでも「悲観」してはならないのです!
「悲観」すると、
「知恵が出ない!」
「公正な判断ができない!」
「なすべきことがわからなくなる!」
なるのです!
考えて「正しい」と信じたら、「誠心誠意」やなることです!
「人事を尽くせば」・・・「人間以上の大きな力が働く!」、これが「運命」
だとおっしゃっています!
多くの人間は、「人事を尽くして天命を待つこと」を知らないのです!
※これだけやったんだから・・・(^^;
※これだけ報われなきゃならない・・・(^^;
こんなことを考えるから、「悩み」「争い」が起こるのです!
どんな悲惨な状況下でも「策は無限」にあるのです!
世間がいかに不景気でも、いかに経済が困難でも、「やるべき仕事」は「無限」
にあるのです!
「不景気」「激変期」であればあるほど・・・「なすべき仕事」があるのです!
「困難」でも、・・・今日は考えつかなかったけれど、明日になったら考え
つくことはいっぱいありますね!?
さらに「良い策」「良い方法」があるという信念を持ちましょう!!
ビジネス・リーダーは、何事も「やればできるんだ!」と力強く後輩・後進に
訴えてゆくことです!
だからこそ、ビジネス・リーダーは「悲観的」「消極的」であってはならない
のです!
こんな時にこそ、「改善」すべきことをなんでも「改善」してしまうチャンス
なのです!
こんな機会にこそ、「いままでできなかったこと」ができる時機到来なのです!
やらねばならん「時機」到来なのです!
そうなのです!
希望を貫く時が来たのです!
希望を持って考え、立ち上がるときが来たのです!
いまこそ、「発想を180度」変えてみましょう!!
「不可能」だからこそ「できる」のです!
消費税増税で・・・「商品が吟味」され、「経営」が吟味され、「経営者」が
吟味されているのです!
この激変期は今まで以上に忙しいのです!
だから、いっぱい働くのです!
本質知って働くなら「働き甲斐」は出ます!
嫌々がストレスを産み、それが病気になったりするだけです!
「良い品」「良いサービス」をしているところに、お客様が集中するのだから、
忙しいのが自然でしょう(^^)
商売というのは、「今日一日」のことではないのです!
「不景気」「変調期」というときには、「躍進の機会」が与えられるのです!
また、こんな時にこそ、従業員に生きた教育ができるのです!
困難な時、なかなか仕事がうまく行かないときこそ、「従業員の成長」がある
のです!
「藤本とインディアン、ウソつかない!」
「気力(Spirit)」を萎えさせないビジネス・リーダーになる絶好のチャンス
なのです!
だからこそ、これからの経営は「リーダシップ型」のマネジメントへ転じる
ことなのです!
「黙ってオレについてこい!」
ですかね(^^)
最近、マスコミに出なくなった落合元中日監督の著作本「采配」は絶対に必読です!
「リーダーシップ」のお手本ですね!
いいですか!
「戦略の起案」と「率先垂範」でリーダシップを執るのです!
全部、リスクを引き受けるのです!
もう縦割りの各部署の調整などしないのです!
そのために、本格的事業部制を採用しましょう!
中間管理職にも、「営業利益の達成責任」を負わせるんです!
そして、その「責任を負う」ということを条件に、商品とサービス(=無形の
商品)の「改革・改善」の「権限」までも与えるのです!
そのリーダシップを取ることのできるビジネス・リーダーには「気力(Spirit)」
が必要不可欠なのです!
「安泰主義者」を排除しましょう!
さあ!
・自身の部署の向かうべきビジョン(実現したい経営目標)をしっかり呈示し
ましょう!
・あなたの価値観(最優先したいこと)を呈示しましょう!
・目標を実現するための方法も具体的に呈示しましょう!
1)他社との差異化戦略をどうするのか?
2)競争戦略、コスト・リーダーシップをどうするのか?
そして、わが社の、わが部署の「コアー・コンピュタンス」はなんなのか?
ありがとうございました。
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