ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第51講:『定見(Fixed Opinion)』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2023 / 12 / 04  08:30

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第51講:『定見(Fixed Opinion)』

第51講:『定見(Fixed Opinion)』

 

今回は、チト・・・高尚なテーマを論じてみます。

 

と言っても・・・、論じているほどのものではなく、ほざいている程度である

ことを最初に言い訳しておきます(^^;

 

まずは、「定見」の定義ですね!

 

「定見」というのは、他人の意見に左右されないで、その人自身の意見を持っ

ている事なんですね!

 

そんなもんですから、かつての自民党政権のときもそうでしたすが、国民が

あの悪夢であったと言われた民主党政権に委ねてからシッチャカメッチャカに

なりましたね!?

 

とにもかくにもかつての、民主党歴代総理(3人だけですが・・・)は、

み~んな「定見」なき浮き草的見識の持ち主ばかりでした・・・(^^;

まだ「風見鶏」の方がいいような・・・(^^;

 

民主党政権時代(古いようですが・・・ついこの間?)、「国益」を基準に、

近未来、将来の日本を考えればいいんだけれど、結局、TPP反対派のほとん

どは、戦後の保護政策に甘んじてた輩ばかりでした。

 

現政権与党に対して、現立憲民主党は空中分解を繰り返した挙げ句の果てに、

完全と言っていいほどもう政権奪取は不可能な党になっちゃいましたね!

最近は・・・「重箱の隅」ばかり突いて、小生の大嫌いな共X党みたいに成り下

がっている(^^;

 

先日、報道ステーションに元民主党最後の党首であられた野田元首相が出られ

ており、立派な思想をお持ちなんだと改めて感心させられた次第です。

自民党か? 日本保守党に鞍替えしてもいいのになぁ・・・?(^^)

 

かつて、商工会議所や商工会などで「小売商業調整協議会(商調協)」に諮る

ための「大規模小売店舗出店にかかわる影響度指数算出(修正ハフモデルによ

る)」をやった経験があります。

 

商調協の会合にも何度か出席しましたが、・・・、結局、商店街の商店主の多く

は、大型店が出たら死活問題だと・・・既存の商店が店主達は騒いでいました。

(なんだか・・・あの築地&豊洲の事業者会議も似たり寄ったり??)

 

そんな中、「大規模小売店舗出店の影響」などと題しての講演要請を受けて、

出掛けますと・・・二度とお呼びが掛からないほど・・・滅多クソにやって

しまった経験があります。

 

なぜか!?

こんなことを私はほざいたのです(^^;

 

あなた方(商店街主宰者側受講者へ)は、高度経済成長期の繁盛時代に、政府

補助金&助成金(無利息、3年据え置き返済融資など)のお陰で儲けに儲けた!

その儲けたお金の使い方は、商店街の裏通りに飲み屋街があるでしょう!?

その飲食店ビルに投資し、家賃収入(不動産収入;不労所得)の基盤づくりに

使った・・・!

 

そして、儲けた金で、毎晩、商店街の勉強会(今はなんちゃら同○会)と称し

て出席し飲み歩いた!

また、儲けた金を我が子かわいさ(本当は世間体)に学力向上の為に使った!

 

さて、どうなったのか・・・?

 

商店街再編、商店街大改装をみんなでやろうとせず、既成のアーケード事業

補助金や商店街モール化事業助成金を得るために心血を注いだ!

 

アーケードができた結果、モール(?車道と歩道を区分けし、街灯設置)化が

実現してから、・・・、電気代負担が自分たちに来ることを知らなんだ(^^;

だから、昼でも点けておかねばならないアーケードの照明を間引きしたり全部

消したり・・・、夜になってもモールの街灯を点けようとせず、・・・(^^;

 

だから、お客様は、陰気な場所に来なくなった(^^;

 

それだけじゃぁない!

店頭に、売れない商品を無理矢理売ろうとして、ワゴンに埃だらけで山積み!

歩道を占拠・・・(^^;

 

そこに苦虫噛んだ商店の、髭ボウボウ、頭ツンツルテンかフケだらけのおやっ

さんが腕組んでドカンと立っていやがる。

もう・・・ギャルは怖くて近寄れない(^^;

 

とんでもない!

あの名だたる大阪のおばちゃんだって、お子様を連れた主婦だって気色悪がる

・・・(^^;

 

店の奥では、昨晩も夫婦喧嘩をしたのか?・・・ふくれっ面の商店奥様がハタ

キで棚の商品をお客様お構いなしにバタバタ(^^;

 

売上げはズゥ~と下降線(^^;

決算は、会計事務所がやってくれる。

会計事務所の言うとおり棚卸資産は計上され、実棚卸なんてやったことがない(^^;

 

店舗裏の倉庫にも、自宅の物置にも、屋根裏にも、売れなくなった商品が捨て

られずに放置状態・・・(^^;

 

特に化粧品店なんかは、メーカーからのランクアップを狙い、売れるはずもな

い量の商品を事前契約して、在庫だけドンドン増やして行った(^^;

その増加分が、化粧品店のお母ちゃんのきれいにならないドウランの壁の厚さ

に比例していった(^^;

これは、化粧品店だけではなく、どの業種も似たり寄ったり(^^;

 

高度経済成長期は、メーカー様、問屋様の招待旅行が頻繁に行われました。

アッチのお店は常夏のハワイに行ったのに、こっちは常磐ハワイアンセンター(^^;

 

銀行も、不動産価値の高騰で担保があるから無審査融資に応じる(^^)

 

裏手の歓楽街ビル・オーナーなので、商売せんでも収入が入ってくる(^^)

商店街の会合と題して出席しても、商売のことについて真剣に話し合いなど

しない!

自分たちに味方してくれる商工会議所・商工会の経営指導員や市・県の商工

関連役人を呼び出しては、一杯行くかぁ~(^^)

今夜は、オレのビルにあるスナックPへ~(^^)

「いい娘、いるんだから!」

それでも食えた(^^)

 

私の住んでいるところでは、東京から講演や指導に来る先生のことを「中央か

ら来る先生」なんて呼ぶ(^^;

私なんか、たぶん・・・そこの食いっぱぐれそうなコンサルさんなんて言わ

れていたりして(^^;

 

見事なまでに地方では、かつての中央通り商店街、銀座通り商店街、駅前商店

街は、どこもかしこも「シャッター通り商店街」と称されるお化け屋敷的様変

わりをしましたね(^^;

 

だって、大規模ショッピングセンターやフリースタンディングの大型量販店、

商店街を抜け出してしがらみなしの真剣勝負で出店した商店にお客様は移動し

ますよ!

ワンストップ・ショッピングはできる!

店内は明るい!

接客は気分良くなる!

アフターサービスも万全!

 

そう!

「優勝劣敗」なんです!

 

かつての商店街の各店舗の集客力相乗効果はなくなり、エゴイック丸出し経営、

統制の取れない商店街運営で、定見のない商店街会長のリーダーシップのなさ

で負けたのです!

 

なんぼ「商調協」のような、まさにTPP反対集会のようなことをやったって、

競争に負ければダメなのです!

「勝つ技術」「勝つ能力」を身につけなければならないのです!

 

いよいよ自分の時代は終わりに近づいて、もう若いモンに変わろうかと思いき

や、小さい頃から家庭教師をつけたり、高額な学習塾に子供達を通わしたお陰

様で、後継者になってくれるであろう息子・娘達は、高学歴で就職した企業は

大企業・・・。

「そんなことやってられっかぁ!親父やお袋を見ていると3K,いや5K、

 6Kじゃん!やだよぉ~オレぇ!」

 

奇特というか果報者というか?・・・、

「いや、両親のお陰で今のおれがある!」

と信じて帰って来た子供は、街の文化事業にばかり首を出し、「環境論」や「街

再生・再編文化論」を机上空論する(^^;

そこにまた、どこかかしらやってくる大先生(^^;

 

さて、いよいよ核心へ!

 

いま世界共通に起こっていることは、政府の政策がどれもこれも、国民にとっ

ては無効とみなされるモノばかり(^^;

 

その原因は、政府都合、政局が透けてみえるからなんです(^^;

どのテレビ番組を観ても、ドッ白けじゃありませんかぁ!?

 

なぜかって・・・全~部、国民のためのものではないですよね!?

政府・行政の都合のためなんですね!?

 

過去を振り返って見ますと、たとえば原発政策というのは政府が決定推進した

のです。

当時は、間違いなく、だれが反対しようとも自民党が政権党として、官僚と

一緒に策定、決断、推進したのです!

 

ご承知の様に、御用学者も集り(たかり)屋(専門家集団なんて言うそうです)

もみんな承知の上で、政府財政の赤字がバカスカ大きくなってきました。

 

あの経済産業省をお辞めになった古賀茂明氏(今、どうしているにかなぁ?)

の言を借りるまでもなく、その政策目的が丸見えになっちゃた(^^;

どんなピチピチギャルのストリップでも、丸見えしたら幕終いですよね(^^;

 

本来、為政者と呼ばれるべき聖人君子のやるべき政治が、特定の勢力や集団の

利益を図ることを優先政策するようになった(^^;

御用学者や専門家集団が、訳の分からない統計を捻じ曲げて、その論理(本当

は仮説)を作り、詭弁も巧み屈指して政治家を祭り上げ(煽て、ワッショイし)

ながら、政策にしてきた(^^;

 

TPP(環太平洋戦略的経済連携)で、問題だと言っている反対派の日本食料

自給率も調べて見ますと・・・、

農水省が言うのは、世界最低のカロリー・ベースでの国内自給率なんです!

農水省統計資料では、食料自給率が平成9年度以降20年以上ずっと40%

前後(横ばい)で推移している中、食料自給力(我が国の食料の潜在生産能力)

は近年低下傾向にあり、将来の食料供給能力の低下が危惧される状況にあります。

 

そりゃぁ~、食料自給率40%前後と聞けば、

「もしや、戦争とか国際紛争があったら、そこに来て異常気象で日本が凶作と

 なったなら・・・もう飢餓が発生し大変だぁ(^^;)そんだからぁ~、農業を

 守らねばならなんねぇ!」

という世論になっているようです!

 

先進国と比べると、アメリカ130%、フランス127%、ドイツ95%、

イギリス63%となっており、我が国の食料自給率(カロリーベース)は先進

国の中で最低の水準となっています。

 

ところがどっこい!

農水省は、生産額での食糧自給率もちゃんと計算しているんです!

面白いですね(^^)

 

これを敢えて言わない。言ってこなかった(^^;

ハッキリ言って、卑怯です!

 

日本の食糧自給率は下のURL(令和2年度)で見ることができます。

  https://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/012_1.html

 

皆さんもご承知の様に、輸入食品の多くカロリーの高い油脂類・小麦・砂糖で

はないでしょうか?

そりゃぁ~カロリー・ベースという基準で計算すれば39%です!

でも生産額で計算したら73%の自給率を堅持しているのです!

もっと細かく見ますと生産額で見た自給率は、

 米     97%

 畜産物 60%

 魚介類 53%

 野菜   81%

 果実   71%

もあるのです!

 

そんでもって厚生労働省はダイエットを奨励し、メタボ検診まで予算化しました。

 

ハッキリ言って、生産額基準での自給率は、世界の中でもそんなに低くはない

のです!

比較してみますと、欧州の主要国並みなのです(^^;

2007年のやや古い資料になりますが、

 英国   65%

 ドイツ  80%

 イタリア 63%

 スペイン 82%

 オランダ 75%

 スイス  52%

なのです(^^;

カロリー・ベースの自給率で計算しているのは、日本だけだそうです!

 

なぜこんな発表をするか!?

大規模小売店舗法と同じなんです!

 

目的は、食料の安全保証と題して、農業に6兆円もの補助金を与えているのを

正当化するためなんです!

この6兆円がどのような形で配分され、どのように票に活かされたり、利権集

団に流れてゆくかはここでは論じません!

 

仮に、TPPで農産物の関税(19品目)の全部を撤廃すれば、生産額が

約4兆円も減り、農業への政府補助金を、更に3兆円増額する必要があるなど

と、古いですが・・・農水省の2011年10月の報告があります(^^;

 

なんで政府補助金を3兆円も拠出するの!?

それよりも、農業技術開発や研究開発、他の産業とのコラボレーション研究

分野へ使った方がいいんじゃぁない!?

 

ついこの間、米国のトランプ大統領によってTPP議論がハチャメチャにされ

ちゃいましたよね!?

TPPに加盟し、関税が撤廃されたら・・・は「・・・れば」の話しですからね!?

「ただちに・・・?」ではないのです!

 

米国、オーストラリアのFTA(自由貿易協定)でも、関税の例外品目がしっ

かり設けていますよ!

 

それから・・・、廃った商店街と同様に、日本の専業農家数は2015年では

全国で44万弱世帯に減っています(^^;

これは日本の総世帯数のわずか0.9%なのです!

 

どう考えても、このままじゃぁ・・・少子高齢化は言わずもかな、もう10年は

もたないのではないでしょうか!?

 

民主党政権下の時でしたが、東京TPP反対集会に集まった人達を見ていると、

オジン、オバンばかりじゃないですか!?

政治家だって・・・(^^;

特に政治家は、もうヨレヨレのばっか・・・(^^;

 

そして兼業農家が88万戸あります。専業農家の約2倍ですね!?

兼業農家の多く人達は、自分たちの住む地域の部品下請けなどを含む、輸出に

関連した工場で働いている人達が多いのです!

私の住む福島県いわき市でも、多くの兼業農家の人達は第2次産業就労が大多

数です!

女性の方々は、サービス業が多いようです。

 

自分の主所得を稼ぐのに働いている企業群では、TPPに加盟し輸出振興に

向かう方がいいに決まっているじゃぁないですか!?

 

さてさてここで復習なのか? 勉強になるのか? 読者の皆さんに再度、TPP

(環太平洋戦略的経済連携)とは何んじゃらほい!?を・・・(^^♪

 

TPPのテーブルに乗る国は、日本以外に9カ国だそうです。

シンガポール、ニュージーランド、ブルネイ、チリ、米国(抜けましたどうなることやら?)、

オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシア

とにかくTPPに関して静かになってはおりますが、賛成・反対論が入り乱れているんですね!?

TPPとはいったい何んなのでしょうか?

 

まず、誰ぁ~れも正確な定義をしていないんじゃないですか!?

 

米国トランプ大統領がここ突然に、TPP不参加表明しました!

雇用問題を抱えたトランプ政権の選挙対策とも言われていましたが、実行しちゃった(^^;

特に米国自動車業界がTPP参加に反対を以前から唱えいたから!

 

韓国も、TPPに似たFTAで反対運動が・・・(^^;

 

すなわち、TPPというのは具体的にどういうことを意味するのか?

まだ、誰ぁ~れも対外的に説明できる状況にはないんですよ!

かく言う、私にも・・・(^^;

 

どうもTVやその他のマスコミ発表の表面的なモノを見ても、「損得感情」で

もめているだけで、全然、戦略性のない「滑稽さ」を感じます。

 

一応判っていることは、TPPというのは、

 「農産物を含む全製品の関税を原則撤廃し、金融や医療サービスなどの

  非関税障壁を取り除き、自由貿易を行うための協定」

なのですね!

 

2006年5月に、シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの

4カ国で発効した経済連携協定がもとになっているのだそうです。

 

そのシンガポールのねらいは「貿易ハブ機能の維持」「ASEANでの影響力」

だそうです。

また、ベトナムは「中国依存からの脱却」だそうです。

英連邦加盟国であるブルネイは「米国との関係維持」だそうです。

 

だいたい、どの国を見ても、それぞれTPPに期待する目的が違っています。

決して同じ理念の下に集まるわけではないようなのです。

 

もちろん、他の参加国には少なからず自国に有利で戦略的な狙いがあることは

自明ですね!?

 

それに対して日本は、

「交渉参加が自分たちにとって損か?得か?」

のレベルでもめているんです(^^;

まぁ何とも~「滑稽」ですよね(^^;

 

とにかく国益を中心に、少なくとも日本がTPPに参加するならば、

「何を達成したいのか!」

を明確にすべきですよね!?

 

かつての関税貿易一般協定(GATT)や世界貿易機関(WTO)での多国間

協定で、できなかったことがあったわけですが、その何がTPPで可能になる

のでしょうか?

経済連携協定(EPA)やFTAによる「二国間協定」でもできないのに、

TPPで何が可能になるのでしょうか?

 

分らないことばっかじゃぁないですか!?

 

まぁ~なんともハッキリ言って、「実体不明」の米国戦略に乗せられそうな

政治課題なんでよね!?

 

そんでもって、TPP論議の米国側窓口になっていたのは、組織のしっかりと

した国務省や商務省ではなくUSTR(通商代表部)というお役所でした(^^;

 

まぁ~直接、反対派の代表と話したことはないのですが、どうも彼等の多くが

「情緒」に流されているように見えるのですが・・・(^^;

 

なぜか!?

だって、日本におけるTPP論議?に「損得以外」に、どうも説得性も論理性

もないのです!

 

良質な農産物が安く入ってくるという前提で考えたら、農業界は反対と言うで

しょうが、消費者は賛成でしょう!?

「いいや!それは安全なものでない!」

って言うんなら、いまの日本の放射能を浴びた特定地域の農作物、海産物は

どうなんでしょうか!?

 

ちゃんと日本政府が、「食品衛生法」などに基づいて、輸入段階で厳しく取り

締まればいいだけじゃぁないのでしょうか!?

消費者だって、不安なら買わなければいいんでしょう!?

 

そして、日本の農作物が世界でも誇れる素晴らしい品質で、美味しいものなら、

需要供給の経済法則で海外に高く売れるんですよ!

 

どこかで誰かが、交渉をし始めたら、

「もう奈落の底まで突き落とされちまうぞ!!」

っていう恐怖物語を作文しているのではないでしょうか!?

 

これもまた、「定見」のない、「主体性」のない脅しみたいですよね!?

 

実は、TPP交渉の主導権を取ろうとしている米国の狙いが、「対アジア輸出

の拡大」「自由貿易圏の拡大」だったとしても、これで米国内での雇用拡大が

できるんでしょうか?

 

米国は、ドラスティック(徹底的な, 思い切った)な、プラグマチズム(実用

主義、道具主義、実際主義、行為主義)の国ですから、自国の得意分野である

農業では、より効率主義、システム化を進め、そんなに雇用が増える訳がない

のです!

 

それよりも先ほど記述しましたように、自動車業界では悲観論が出始めていますね!

これだって、日本の自動車産業、韓国の現代(ヒュンダイ)をはじめとする

自動車産業が、米国に工場を設立して、日本よりも安い賃金で生産すれば、

GMやフォードから雇用者が移動するだけでしょう!?

 

かつてカーター大統領時代に、米国は日本にピーナッツの輸入自由化を迫りま

したね!?

もちろん、千葉県の落花生農家は猛反対したが、結局は米国に押し切られた(^^;

 

そんじゃぁ~、米国から輸入したピーナッツによって、千葉県の落花生農家が

壊滅状態になったのでしょうか?

そんなことはない!

逆に、増えたのは中国からの輸入でした。

そんでもって、千葉県産「八街(やちまた)の落花生」は、品質と味がいいか

ら、世界のトップ・ブランドの地位にまで登り詰めているじゃぁありませんか!?

 

一番やっかいなのは、対外交渉下手の政府はいつも米国の言いなりで、その

結果、被害者には税金で応分の負担をしてきた(^^;

こんなことをいつまでもやるモンだから、なんぼ増税しても足りませんよ!

 

「万が一、農家の皆さんに被害が及べば補償はしっかりやります!」なんて、

ぬかしやがる(あれれ・・私としたことが・・・(^^; )

・・・・・アっホ~って言いたくなる(^^;

 

これを比喩してなんていうか知っていますか?

「鎮静剤の散布」って言うんです!

 

政府(為政者)がシッカリしないもんだから、「損害」を被ったと思われる

業界には補助金が支給される!

これ「もらい得」って言うのです!

 

先般、発生した国難の東日本大震災と福島原発事故の被災者へ、復旧・復興の

為にそれを使うならまだしも・・・!

バカッたれがぁ~・・・(^^;

 

まだありますよ!

過去に、牛肉・オレンジも米国の圧力によって日本への輸入自由化されました

よね!?

そんでどうだったの?

 

現在、私たちが「輸入牛肉」と聞いてイメージするのは、・・・安物(^^;

そして、米国産ではなくオーストラリア産(^^)

ところが、和牛はピカイチの牛肉に変身!

どうだ!参ったかぁ(^^)

 

いやいや同様にオレンジもサクランボでも言えるんではありませんか!?

 

半導体に至っては日米で合意した「日本の使用量の20%は輸入品とします」

という約束に沿って(米国からではなく)韓国から輸入する羽目になった。

 

綾小路きみまろさんじゃないですが、米国はそれから40年・・・、「輸入

自由化を推し進め、輸出の拡大によって米国の景気や雇用を改善します!」

と米国民に約束し続けて来たんですが、景気も雇用も改善したわけではない

じゃぁないですか!?

 

ただ金融に携わる悪ガキ共が、得たいの知れない「金融工学」なるものを発明

し、金カネ亡者を産み、庶民が塗炭の苦しみに喘ぐ地獄絵を描き始めているだ

けじゃないでしょうか!?

 

米国にとって、TPP推進は「パンドラの箱」を開けちまうことになりかねない

・・・、それは「ドル基軸通貨」の終焉と・・・なるかも(^^;

とあのハチャメチャ・トランプ大統領は考えた!

 

もう一つ日本において滑稽なのが・・・医師会(^^;

TPP交渉参加を強硬に反対している団体なんですよね!?

医師会の弁はは、

「医療レベルが低下する」

「医療現場に市場原理が持ち込まれ、国民皆保険制度が崩壊する」

・・・と反対の根拠にしているのですが本音は違うんです!

「外国人医師に市場を荒らされたくない!」

のです(^^;

 

先般、Facebookで知り合った女性(大野敏子さん)が、米国でガンの

手術をされたのんです。

なんと米国では、手術当日に病院に行き、翌々日に退院なんです!

 

“がん患者歴4年、がん患者の家族歴30年。がんを見つめ、経験してきた

私が、がん患者を卒業するまでの11の物語”をお読み下さい!

 

http://cocoro-no-support.com/index.php?%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 

でもね・・・米国公認会計士も米国弁護士も、日本で活躍できる場は限られて

いるのです!

医師だって同じなのです!

ただ、利権としがらみ構造を瓦解させ、再編させることは可能なのです!

 

お医者さんも農業関係者のみなさんも・・・Take it easy!

もう少し冷静になさっては・・・(^^;

 

どうも・・・TPP反対派議員の顔には「票がほしい!」と書いてある!

 

TPPって、

「Tottemo 1Pyou(票)をPakuriたい!」

って、読んじゃおうかなぁ(^^)

 

とにかく、保護され続けた業界は残念ながら・・・衰退しているのです!

これを「過保護」と言うのです!

 

「定見」を持たず、とやかく言われ続け、

「ああせい!こうせい!」

って言われ続けた子供や社員は育たないのです!

これを「過干渉」って言うんです!

 

今回は・・・長くなって・・・ごめん!

 

ありがとうございました。

 

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2024.12.12 Thursday