ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第43講;『決断力(Decision)』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2023 / 10 / 09  08:30

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第43講;『決断力(Decision)』

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第43講;『決断力(Decision)』

第43講;『決断力(Decision)

 

企業にも国家にも、それはそれは多くの課題・・・いや難題が山積みです。

 

特に国家の問題についてマスコミは、視聴率狙いで視聴者・購読者の関心を

引く問題にだけ焦点を当てて、それを巧みに拡大解釈して、これでもかぁ~と

いう報道をします(^^;

 

私が最も重要であると確信する日本の案件は、国家財政再建に取り組むことと

確信しております。

 

日本は資源皆無国なのですから、輸出にしか頼るものの無い我が国は世界景気

の影響をまともに受けます(^^;

また食料自給率をもっと向上させるための農業制度改革も緊急課題でしょ

う!?

 

先般のOPEC総会以来、石油価格が暴落しておりますね!?

石油のようなコモディティ価格の急激な乱高下、株価、為替の乱高下は、どれ

も日本にとって重大な問題をもたらします。

 

私は、このビジネス・リーダーいろは考や顧問先での講義、講演会などで、

これでもかと言うほど多くの識者の弁を私の薄学知見でアレンジしながら「危

機意識」の醸成を行ってきました。

 

こんな社会環境、経済環境の中にあっても、収益・利益を上げている経営者の

ほとんどすべてが、「信じられないような努力を日々継続」されていますね!

そして、「並みではない危機感」をお持ちですね!

 

最近(いや以前からですが・・・)、目障りと言ったら言い過ぎになりますが、

多くの企業で顕著な現象を見受けるのです!

 

社員の「自立・自律」を促すことの必要性を訴える経営者が多いのです!

「自立・自律」は当たり前のことなのですが、社員・従業員1人1人の「自立

・自律」度合いというのは、「やらされ感」があるかないかなのです!

 

「自立・自律」とは、自らある程度の「リスク」を負い、自らが「判断」「行

動」することができることなのです!

 

おそらく、これからの企業経営を世界戦略の中で、世界経済環境の中で、生き

残って行くためには、「サラリーマン風時代」を終えるべきですね!

社員・従業員1人1人が「自営業者」であることを自覚するほどの「事業」を

すべきですね!

これに着眼した典型的経営が稲森和夫師の提唱する「アメーバ経営」でしょう!?

 

高度経済成長が終わり、バブルがはじけ、ゆとり教育なる愚作によって、「慈

善事業的」な経営に傾注した時代は「大転換」すべきです!

 

それには、ビジネスリーダーに決断力(Decision)がなければならないのです!

 

「決断」というのは、多くの方に既に何度もひつこく、繰り返し訴え続けて

おりますが、・・・本当は「断つことを決める」ことなのです!

 

その典型的なことは・・・「精神的不躾」を「断つ」のです!

再度、御社の、あなたの組織の、・・・決定的、本質的「躾(しつけ)」を

再構築(リストラ)するために

 

 ・「絶対にやるべきこと」

 ・「絶対にやらってはならないこと」

 

を決め、これらを「果敢」に短期に成し遂げる「決断」を、いま、為そうでは

ありませんか!

 

先日の痛ましい小学生殺人事件の犯人はまだ22歳でした。

引きこもりやニートの部類に入る人間です。

もちろん勘案すべき、過去の失敗・トラウマを引きずる人生に入ったいきさつ

はあるかも知れません?!

 

またフリーターという、正直言いますと社会に出ることのできない若者が増え

ている・・・、いつまでも結婚できない若者が増えている。

私の周りにもいます(^^;

 

この原因は、ハッキリ申し上げますと・・・「決断力の不足」にあるのです!

 

一般的には、「決断力」というのは訓練しなくても身についている天性的な

ものと考える人が多いのですが違います!

 

「決断力」は、訓練しないと身に付かないのです!

 

この「決断力」を養う格好の場が本来、学校教育であるべきなのですが、・・

・最も欠けている授業科目が、この「決断力訓練」なのです!

 

「決断」というのは、「決して、断じること!」と訳してもいいわけです。

実は一瞬にできることなのです。

そう!・・・瞬時のことなのです!

ですから、閃きのようなものでもあります。

 

「決断」というのは、「感情」が触発するのですねぇ~(^o^)

「気合い」と言っていいでしょう(^o^)

 

 

ですから、「決断」というのは抜刀する気合いとでも表現できますが、そのよ

うな経験をする機会が皆無になりました。

 

「決断力」というのは、ある程度早い時期から養成すべきなのです!

そうしないとチャンスを逸し、磨かれません。

チョコッと一日や二日で身に付くような能力ではありません!

 

ですから、学生から社会人になった人たちを洗礼し、より前向きに、より企業

思想に合致する社員づくりをし始めねばなりません!

 

「判断」というのは、状況を見極め、他人の意見を聞いて自力で考え下すもの

です。

「決断」は、自分の意志だけで行うものなのです。

 

その為にはどうしても、自己が確立されていなければなりません!

 

善悪の判断ができない者、善悪の価値基準のない者は、・・・残念ながら決断

をすることが不得手です(^^;

 

私たちの行動の源というのは、「決断」ではなく、「衝動」なんですねぇ~!

「衝動」による行動と、「決断」による行動は本質にまったく違います。

 

お解りかと思いますが、「衝動的な行動」は自己を制御・抑制することができ

ないのですね!?

 

「倫理観」や「価値基準」というのは、絶対的な基準があります。

この絶対的基準というのを、特に学校ではどうも全面否定していますね!?(^^;

だって、「倫理観」が相対的基準では困るでしょう!?

このような曖昧なことをやると、状況や相手によって道徳観や倫理観を変える

ことになりますよね!?

 

古来から、「倫理観」や「価値観」というのは、文明を進化させ、文化を向上

させ続けてきた日本民族では本来普遍的、絶対的基準であるべきなのです!

 

もちろん軟弱者にとっては型苦しい、窮屈な「道徳」と「現実」とのギャップ

に苦しむしょう!?

だって、今までの「倫理観」や「価値観」が絶対的普遍的でないがために、

何をどうしたらいいのか苦しんでいるのですよ!

自分自身の、人生のアィデンティティ、偉そうに言いますと自己の一体性、

一体感が失われるから苦しいのでしょう!?

 

実はこれが、苦しむ人たちに決定的な打撃を与えているのです!

つまりは、よく言う「今の若い者は・・・」と揶揄される者たちが、何事に

関しても「決断力」を喪失させてしまった原因なんです!

 

「価値基準」に基づかないから、明確な意志決定の基準を失ってしまったので

す。

そして人の行動を現象的にパターン化して捉えようとするようになりました。

 

それが心理学でしょう!?

観察者や治療者は、当然客観的に人の行動を明らかにしようとしますね!?

でも人の行動は主体的なものなのですよ!

心理学というのは、本人の主体性を取り戻させることに主眼があるのです。

逆説的な説明でお許し頂きたいのですが、・・・となると最初から主体性を

否定したところに成り立つのが心理学なのですよね!?

 

「価値観」や「倫理観」が絶対的普遍的なものでなければ、やっぱり人は苦悩

するのです。

その前提を否定してしまったら、自己の自律ってあり得ないのではないでしょ

うか?

 

よく考えて見ますと・・・人は「考えてから決める」のではなく、「決めてか

ら考える」のですねぇ!

だって最初に物事を「やるか! やらないか」を決めなければ、それを訂正し

たり、否定することもできないでしょう!?

ところが学校では、「よく考えてから決めなさい!」と教える(^^;

そんなものだから・・・何も決められなくなる。

 

なかなか受け入れてもらえない人もいるのですが・・・「決める」というのは、

基本的に直感(第一感)なのです!

ところがこの直感(第一感)を挫かれちゃう(^^;

それが度重なると・・・「優柔不断」になっちゃう(^^;

 

N教組の連中は、子供たちを優柔不断にしておいて、決断力がないと責めるの

です!

それは・・・酷でしょう!?

 

「決断力」を付けるというのは、直感(第一感)を磨くことに他ならないのです!

その直感(第一感)というのは場数なんです!

「机上演習」ではダメなのです!

そう!

直感は「経験」によってしか磨けないのですよ!

 

常に意識した「決断」をすることなのです!

無自覚(無意識)な決定なんていうのは決断ではありません!

 

意識した決断をするためには、自己の「信念」や「価値観」が必要不可欠なの

です!

その「価値観」から・・・「決断力」は発っせられるのです!

 

皆さんの周囲にもおりますよ!

会社を理由も解らないまま、簡単に辞める者が増えているでしょう!?

一所懸命、本人にその原因を聞き出そうとしても・・・本人すら、本質的な

理由が解っていない・・・(^^;

 

ところが笑っちゃダメですよ!

そういう者の動機を注意深く探ったり、観察し、退社後の行動を垣間見ますと

・・・、自宅に帰ってから「今日も帰りが遅いのねぇ~(^^;」と妻の何気ない

一言が原因だったり・・・(^^;

 

不登校や引きこもりの原因も・・・引き金は、実に他愛ない、些細な事である

ことが多いのですねぇ(^^;

 

なぜそうなるかと言いますと・・・それは、本人の無自覚(潜在意識)による

決定なのです!

 

この様な決定は、お判りのように周囲の人間どころか、当の本人も本当の理由

が解らない~(^^;

だから厄介なのですねぇ~(^^;

 

無自覚な決定を決断とは言いません!

だって、そこには自分の意志の働きがないのですから・・・(^^;

自分の意志がないから、頑なになったり、自分で自分を抑制することができ

なくなったりする!

よくよく考えれば、人格の崩壊と言っても過言ではないですよね!?

 

ですから私は、この様な不登校や引きこもりの原因を、いくら心理学的に理由

付けても意味がないと思っております。

 

「倫理観」や「価値観」は、学校において禁忌事項なのです(^^;

それは思想的・宗教的な問題と捉えているボンクラ教師がいるからなのです!

 

ご承知のように行動は、「感情」によって誘発されますね!?

行動の決定に至るまでは論理的であっても、最後は感情が働かないと行動は

触発されません!

ですから、決断は論理的にされるものではないのです!

 

でも学校では、どこまでいっても理詰めに解決しようとする。

理屈に合わないことは、頭から否定しようとする傾向が学校にあるでしょう!?

 

「何が正しくて何が悪か?」は、理屈で判断することではないですよ!

「経験」や「直感」によって身につけてさえいれば、自然と言動が正しく振る

舞われるはずです!

「尊敬心」とか「畏敬心」なども「倫理観」や「価値観」を植え付けるのですよ!

「尊敬心」や「畏敬心」の源は、「情緒・情感」でしょう!?

「情緒・情感」は、人間と人間との関わり合いの中で生み出されるものなのです!

人と人との関係を画一化するような学校社会では「情緒・情感」は生まれません!

 

お叱りを受けるのを覚悟で申し上げますと・・・学校の勉強に感情は無用なの

です!

受験勉強に感情を持ち込んではならないでしょう!?

学校では、無感動な人間を生み出すだけになっていることが多いのです!

部活などでは、「感動体験」を身につけさせるチャンスが山ほどありますね!?

でも学校教育の限界が・・・ある(^^;

 

くどく言います!

「決断」は「感情」です!

論理的にするものではありません!

岡本太郎さんではありませんが、「感情の爆発」なんですよ(^^)

 

「決断」は、自分の「価値観」「倫理観」から発するものなのです!

だからこそ座学では身に付かないのです。

経験を積み、修養、修練によって自己を鍛錬しなければ「決断力」は身に付か

ないのです!

 

感情というのは、表情として顕れます。

最近、無表情な人間が増えているでしょう!?

それは「行動力」を鍛えていないからなのです!

無表情では、コミュニケーションもうまくいかなくなり、人間関係が築けなく

て孤立するのは自明ですね!?

 

「決断」って、強烈な緊張感やプレッシャーがかかります。

それをはねのけて「決断」をするわけです。

ですから感情の表に出がないとなかなかできません!

感情の爆発によって、圧迫感をはねのけるのですよ!

 

また「決断力」ない人間って、とかく「オール・オア・ナッシング」になりが

ちでしょう!?

一つに意志決定をするには、複数の決定要素が入り乱れていますよ!

決定そのものが構造的なのでし。

これを論理的に説明しようとするのは難しいですね!?

 

経験則から言いますと、「決断」というのは一定の段取り・手順に従って一段

一段、階段を上るようにして決めていくケースが多いのです。

しかし決断をしたことのない人間は、・・・この構造が解らない(^^;

ですから、数十段飛びのように何もかも決めようとします。

そうすると・・・不安のあまり決まらない(^^;

決められない(^^;

 

そうなのです!

「数十段飛び」というのが最初から無理なのです!

この無理を何としてでもと力んでしまいますと暴発する(^^;

そう、切れてしまう(^^;

 

なんども学校教育を罵るようですが、おそらく教育現場では「決断力」を養成

するどころか弱める教育をしていることが多々あります。

子供達は、何も決めなくて良いのですから・・・。

大人達が、必要な事を全部決めてあげるからと・・・(^^;

 

食事の場面でも、自分が食べるものを決められない人によく出会います(^^;

「私も・・・!」って皆が食べるものにするでしょう!?

同じで物、同じ事でないと決められない。

ブランドが流行るのも同じ心理が働いているように思えます。

 

言い過ぎでしょうが・・・結婚でも既成事実を作ってから、後付の理由で決断

する(^^;

既成事実を作れるならまだいい・・・、既成事実すら作られない者は、夢想し

ちゃう(^^;

夢想の中で決断しちゃう(^^;

しかし目が覚めれると・・・何~んも変わっていない(^^;

 

優柔不断で煮え切らない人間というのは何も学べないですねぇ~(^^;

学ぶためには、「決断力」を養わなければならないのです!

 

「決断」をしますと、自らの行動に責任を持たなければならないのです!

失敗も沢山し、恥もいっぱいかくことになるでしょう!?

失敗を沢山し、恥をいっぱいかくから学べるのですよ!

 

 恥はかいて知るもの!

 

失敗をすることや恥をかくことを怖れていては、学ぶことはできない。

 

決断力は、なるべく早い時期から訓練をする必要があります。

小さい頃から、自分の事は極力、自分で決めさせる。

家族内の重大な問題や決定には、なるべく早い時期から相談をし、決定に加える。

そうやって家族の一員であることを自覚させ、責任感を養うのです!

地域社会では、祭りの準備や社会活動(ボランティア活動)を通じて社会の

一員である事を自覚させるような仕組みを作ることもいいですねぇ~(^o^)

 

喧嘩も、ある種の修練です。

特に、幼児期の喧嘩は、一種の修行だと思うべきです。

まだ、力が弱い幼児期にこそ喧嘩をさせ、そこで人間関係の在り方、社会の

ルール、お互いに対する思いやり、痛み、悲しみ、友情を学ばさせるのです!

かつて大人は、子供の喧嘩に寛容だったでしょう!?

遠くで見守り、危ない事さえなければ、子供同士で解決させてきましたよ!

下手に介入したり、同情することで子供の自尊心を傷つけることを怖れてきた

のです。

 

ところが最近では、暴力反対を全面に出して、大人の論理でもって子供を裁こ

うとする大人が増えてきた(^^;

 

 

企業組織においても、「決断力」を向上させる厳しいOJTとサバイバル訓練

(拙者の教育訓練の一つ)などを大いに活用されるといいでしょう(^^)

 

 

ビジネス・リーダーの皆さん!

決断(Decision)なのです!・・・・・・(^^)

 

ありがとうございました。

 

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2024.12.04 Wednesday