ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第40講;『真心(Sincerty)』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2023 / 09 / 18  08:30

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第40講;『真心(Sincerty)』

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード:第40講;『真心(Sincerty)』

第40講;『真心(Sincerty)』

「全国高等学校クイズ選手権」をご存じでしょうか?

今は「東大王クイズ」が最高に面白いですね!

 

2018年の優勝校の予想は三重県の桜丘高校でした。

 

彼らの天才ぶりは、もう自明です!

決勝問題で出される問題は、現東大生の解答率が1%未満といわれる難題だらけなのです!

それを、ヒェ~ぇって叫んじゃうくらい容易に回答するのです(^^;

もちろん私には・・・全然分かりません(^^;

 

以前の問題ですが、私はこれだけは知っていたのです(^^)

でも全部を答えよって言われたら、×でした(^^;

 

問題:哲学者ベーコンの言った4つを、すべて答えよ!?

 

食べ物のベーコンではありません(^^)

ベーコンの種類ではないのです!

 

哲学者フランシス・ベーコン(1561~1626)はイギリス人です。

 

人間が陥りやすい4つの誤りについてイドラ(idola)という言葉を使って説明をしました。

イドラ(idola)とはラテン語だそうです。偶像という意味なのですね!!

またアイドル(idol)の語源なのです。分かるような気がするでしょう!?

 

ベーコンは、人間というのは「偏見」や「先入観」によって「誤り」をしちゃう! と

言ったのです。

 

そうなのです!

私たち人間は、「偏見」や「先入観」=「イドラ(偶像)」のせいで、正しく自分の目の

前にある物(お釈迦様は実相とおっしゃいました)を理解することが出来ないと・・・

考えたのです。

 

この「イドラ」があると、ある人やある集団が「何々の結果、これが真理である!」と

言っても、「そんなはずはない!」と答えを受け入れなかったりすることがあるわけです(^^;

 

それがケンカや紛争・戦争にまで拡大するのです!

 

ベーコン先生は、その代表的例が4つあると言い、奇妙な命名をしたのです(^^)

 

 1)種族のイドラ

  まぁ~、自分を中心に考える・・・(^^)

  だって昔は、地球の周りを他の星が回っているように錯覚していました(天動説)。

  人間誰しも持ってしまう「偏見」「先入観」のことなのですね(^^;

  民族紛争なども、これが原因ですよね!

 

 2)洞窟のイドラ

  「井の中の蛙大海を知らず」って言えばいいですよね!

  個人的な性格とか生き様(育った環境)、経験などから偏見・先入観を持ってしまう。

  「固定概念」とも言いますよね!?

  洞窟という言葉を使ったのは、外から自然光を遮ってしまったり、弱めたりする、

  もしくは色眼鏡で見てしまう個人的な穴のことだそうです。

 

 3)市場のイドラ

  不適切な言葉を使ってしまったり、書いてしまったりしたために起こる「偏見」

  「先入観」のことだそうです。

  「噂」なんか、まさにコレですね!

  人と人とが出会う場所を「市場」と表現したそうです!

  その市場は世界の津々うら々の人達を結びつける便利な場所ですよね!

  言葉であったり、書物です。

  現代社会では、マスメディアも媒体ですから市場扱いですね!?

  その言葉というのは、人によって理解力には差がありますね!?

  言語が違えばもっとです!

  同じ言葉でも、人によって解釈は違いますね!

  ここから誤解がしばしば生じて、様々な「偏見」「先入観」が生じます。

  まさに現在のマスコミは、この過ちづくりに一役も二役もかっているけれど、自分た

  ちは得意満面!

  だって政治家の言葉尻一つ捉えて、政局争いをさせたり、総理大臣まで変えて、社会

  を混乱させている!

 

 4)劇場のイドラ

  伝統や権威ある学説、宗教の教祖様のお言葉などを絶対的な物だ!と信じ切ってちゃ

  うために生じる「偏見」「先入観」のことだそうです!

  舞台の上でなされる芝居に感情移入したりして、「虚構」「フィクション」なのに

  真に受けちゃう(^^;

 

いかがですか!?

 

こんな難しいことを16~17才の高校生が知っているのですよ(^^;

 

んでぇ~、今回のテーマは真心(Sincerty)なんですね!

 

最近、読み始めた方々には、なぜ今回のテーマが真心(Sincerty)なのぉ? っていう疑問が

おありかも?

 

「ビジネス・リーダーいろは考」が主タイトルなのです。

 

「いろは」はご存知ですね!?

  いろはにほへと ちりぬるを

   ;イロハ匂へど 散りぬるを

 

  わかよたれそ つねならむ

   ;わが世誰ぞ 常ならむ

 

  うゐのおくやま けふこえて

   ;有為の奥山 今日越えて

 

  あさきゆめみし ゑひもせずん

   ;浅き夢見じ 酔ひもせず

 

の語呂合わせで、毎回のメルマガ・テーマを考えております。

今回は、「ま」なのです!

 

 

哲学者ベーコンの論じた「4つのイドラ」ではないのですが、私たちはどうも「素直な心」

が足りないがため、「実相」「真実」「事実」を観ることができないのです!

 

古い話を持ち出して恐縮です(^^;

実はもうお忘れになった方も多いかと思いますが、大昔の女子サッカー・オリンピック

予選を観戦して、えらく反省しました。

 

その予選の前日、昼休みに自宅で食事中に観たTVのワイドショーでは、北朝鮮選手への

罵詈雑言をやっていたのです!

かつて女子北朝鮮選手が審判を殴ったり、蹴ったりして出場停止処分になった場面を放映

したり、ドーピング検査で主力選手4人がダメとなり、ワールドカップ出場停止処分にな

ったことをこれでもかと・・・。

 

ドーピング検査に引っかかった選手は雷に打たれ、その処置のために使った漢方薬が原因

との報告が北朝鮮からあったことは茶番であることや、脱北した北朝鮮サッカー選手の談

話などで、だから「明日の北朝鮮戦は汚いことをされるぞ!」というような「先入観」を

持たされました。

 

とはいいながら、その前にやった男子ワールドカップ予選を思い起こしました。

間違いなく、北朝鮮男子サッカーメンバーは、紳士的でフェアプレーをしておりました。

日本での試合だったから、北朝鮮側もおとなしかったのかなぁ? っと、ここでも「錯覚」

をするわけです。

 

まさに、私は「ベーコンの4つのイドラ」で警告されているとおりの感情に陥っていました。

 

なでしこの選手達も良くやった!

ワールドカップからの連戦、戦勝パーティや引っ張りだこのイレギュラーな生活の中で、

相当のストレスと疲労が溜まっていたことは事実です。

 

でも、But,しかし、・・・北朝鮮女子選手は、はるかに日本選手より走ったし、瞬発

力も上、パスワークも見事! 諦めない姿勢もすごい!

それだけではなく、シミュレーションでイエローカードをもらった選手以外は、まったく

フェアー・プレイでした。

 

いま、日本で「虚偽と改ざん」が現実に行われています!

「車を売るならビッグモーター」・・・もうダメですね(^^;)

 

以前にも書きましたが・・・、原発事故の「被害者」である人達が自分達のエゴ(利己主

義)で、保身のために「加害者」になっている可能性があります。

 

マスコミも、視聴率稼ぎの為に自己責任の範疇を逸脱した行為をし、多くの人たちに迷惑

を掛け、血税も相当に使わせたいろいろな事件についても「美談」づくりで視聴者を惑わ

す・・・下手をすると「プロパガンダ」に近い洗脳までやってしまう実態を知るべきです!

 

 

私たちビジネス・リーダーは真心(Sincerty)を持って、たった今ではなく、近未来への人達

に盲目であってはならないと思うのです。

 

ロータリークラブというのをご存じだと思います。

ここに参加する人たちが唱和する会員の行動基準というすばらしい「四つのテスト "The 

Four-Way Test"」というのがあります。

 

常々、自らの言行は、これに照らしてから("Of the things we think, say or do")、

 1.真実かどうか("Is it the TRUTH?")

 2.みんなに公平か ("Is it FAIR to all concerned?")

 3.好意と友情を深めるか ("Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?")

 4.みんなのためになるかどうか ("Will it be BENEFICIAL to all concerned?")

 

これこそ「真心」の本質だと思います。

 

ありがとうございました。

 

いわき経営コンサルタント事務所の詳細は、

https://imcfujimoto.net/

 

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