ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード;第13講:『知恵(Wisdom・Inteligence)』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2022 / 10 / 24  08:30

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード;第13講:『知恵(Wisdom・Inteligence)』

ビジネス・リーダーに不可欠なキーワード;第13講:『知恵(Wisdom・Inteligence)』

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【ローマにやってきました!】

先日、私が社会人になってからを振り返ってみました。

高度経済成長期、そしてバブル景気、その崩壊と「景気のいい話」「景気の悪い話」を

数え切れないほど見聞きしてきました。

 

で・・・、その影響が私に、顕著にあったのか? と言いますとあったようで・・・無か

ったようなのです(^^)

 

実は、・・・私はどうも「運が良かった!」と言えるのです。

景気の紆余曲折の狭間に居たことはいたのですが、直接的に影響を受けたようには思えな

いのです。

 

というより、過去に為したことのタイミングが非常に良かったといえるのです。

 

たとえば、私が社会人になって入社した企業は今で言うIT産業でした。

「IBMに追いつけ追い越せ!」を合い言葉に大型の電子計算機を開発しておりました。

 

NHKの「プロジェクトX」にも紹介されました。

とにかく忙しかった。

A勤、B勤などというものがあって、・・・B勤というのは徹夜でした。

大型コンピューターを使った仕事でしたから、自分の開発したプログラムのテストなどは

3時間単位で割り当てられます。

とにかく、コンピューター(当時は電子計算機と言いました)と言えば大きなビルのワン

・フロアーくらいになる大きさです。

いまのスーパースーパー・コンピューターそっくりです(^0^)

 

まだ開発中の電子計算機ですから、社内に何台もないからです。

コンピューターの割り当てがB勤になってしまうと徹夜なのです(^^)

 

実は、入社した会社は富士通でした。

その後、日本一のコンピューター・メーカーになりました(^^)

 

当時は、経済・景気の話などそっちのけでした。

職場では、技術開発のことと麻雀とチョメチョメの話ばかりの世界でした。

 

その後、私は地方のちっちゃなスーパーマーケットにトラバーユしました。

そこでもメッチャ忙しかった。

「スーっと出来て、パーと消える!」なんて揶揄された新興小売業でした。

 

今なら間違いなく労働基準法違反、ブラック企業の典型でしたから、朝から晩までほとん

ど休みなしに働く毎日でした。

新規出店や改装開店では、作業技術が未熟ですから3日3晩の徹夜も茶飯事でした。

お陰様でお世話になったそのスーパーマーケットは、みるみる成長してゆきました(^^)

 

知る人ぞ知る地方スーパーマーケット・チェーンと成り、確固たる商圏シェアを現在でも

有しています。

生鮮食料品などは、天候に左右されるので原価がどうのこうのという話はしょっちゅうで

した。

 

そこでも、仕事中に経済・景気の話は出なかった(^^)

それを論じるだけの知識もなかった(^^;

 

どうも景気というのはマスコミや経済評論家(エコノミスト)、識者などと呼ばれる人た

ちの世間話ではないだろうかな? とも思えるのです。

 

人生を考え、たった「一回キリの人生」を思いっきり何に使うのか? と考えたら、景気

に左右される職業をどうのこうのというより、本当にやりたい自分の為すべき仕事を見つ

けることの方が有意義なことだと確信するのです!

 

前回、「知識」を論じました。

 

「知識」と「智恵」とは違うのですね!

 

私の行っている新入社員研修・訓練(多くの優秀な企業人財開発担当者に禅譲・免許皆伝

しましたが、いまでも継続して行われています)を経験した人ならご理解されます。

「社会人への洗礼」なんて言って、かなりショッキングなそれはそれは厳しい教育・訓練

をします。

 

「知る」「わかる」と「出来る」「出来た」はまったく違うのですね!?

 

学校では九十九パーセント「知る」「わかる」で点数がつけられ順位・序列がついてきた

んです。

 

記憶力や計算力を基準に「良い子」「悪い子」、「普通の子」がだいたい決定されてくるの

ですから、これは危険ですね・・・(^^;

 

人間の能力はおおよそ140個ほどに分けることができるそうです。

しかし計測・測定できる能力はたったの70個ほどだそうです。

 

「人の心を読んだり、先のことが予知できたり、スマイルを継続できるこころ持ち」など

の能力を持っているかどうかを到底測ることなどできませんよね。

 

「知識」というのはほとんど記憶力なのですね。

「知る」「わかる」の部分なのです。ですから、多くの本を読んだり、人の話を聴いたり、

テレビや映画を観ることなどでどんどん知識は増えてきます。

 

この世の中は何事においても差がつく、差がつけられるのだということは当たり前なのです。

 

ここに「カラス」と「カモメ」を皆さんの前に連れてきます。

そして、皆さんに「どっちがいい!?」「どっちが好き!?」って訊ねたら、異口同音に

ほとんどみんな無意識に「カモメ」の方がかわいいとか好きだとか言います(^^)

 

「カラスさん」には申し訳ないのですが、大多数の人が「嫌やだ」と発言します。

なぜと言われて理屈で説明できる人はそんなにいないんです。

 

そうそう・・・なんでカラスが黒くなったのがご存知ですか?

昔、カラスは真っ白だったのです!

ある日、カラスの親分の奥さんが美容院にいったのです。

美容師さんから、

「綺麗な羽をされていますね! うらやましいですわ(^^) 何色にでもヘアカラーができ

るし・・・」って、そそのかされます。

 

カラスの親分の奥さん、

「そんじゃぁ! いっちょう・・・染めてもうらおうかしら(^^)」

色見本を持ってこられた親分の奥さん、・・・迷うのです。

それにこのカラスの親分の奥さんは、原色しか認識しない(色弱がどうか・・・?)

「じゃぁ・・・これ!」

って、美容師さんに指さしたのが原色の「赤」。

染め終わって鏡に映る自分を観たら、どうにも派手ハデすぎて、自宅に帰ったら旦那に

何を言われるだろう・・・と(^^;

 

「やっぱりこっちにするから、染め直して!」

って、言っちゃった(^^;

 

その色が「黄」。

また染め終わって鏡に映る自分を観たら、どうもなんだか陰気くさい赤になっちゃった(^^;

 

これじゃぁ・・・いかんと、

「やっぱりこっちにするから、染め直して!」

って、また変えちゃった(^^;

その色が「青」。

 

その結果、な・な・なんと・・・・ついには真っ黒に(^^;

 

カラスの親分の奥さん、完璧優性遺伝の家系。

その後、産まれてきた子供、孫たちみんな・・・子々孫々に伝搬していった羽の色が・・

・「黒」(^^;

これ、・・・私が「色の三原色(減法混合)」を説明するときの笑い話。

 

ちなみに、お叱りを買うといけません。

実際は、シアン (緑青、碧) & マゼンタ(赤紫、紅) & イエロー(黄)です(^^)

 

 

さて、話を戻します。

でも、マスコミに時たま取り上げられるカラスで「利巧なカラス」がいます。

そのカラスは、観ていてほほ笑ましい動作をしたりするからなのですね!?

最近の動物園では、いろいろな動物が調教されて物見にされていますが・・・。

 

なにが言いたいかって?

どんな見栄え・外見でも・・・「好まれる特徴」を持つ「知恵」があるといいんだ! 

ということなのです。

 

また少し話がそれます(^^)

人は「感じる」から動くのですよね・・・!?

 

辞書に「理動」と言う言葉がないのは「人は理屈では動かないんだ!」という証拠なのです。

どんなに理由や理屈をつけても、結局は納得と感じたからこそ気持ちよく一所懸命に人は

頑張るのです。

 

とにかく人は無意識に、「奇麗な人」とか「感じのいい人」とかを感じるのです。

それは別の言い方、、見方をします残念ながら「差別」なのです!

「差別・差別」と叫んでいる人だって、食べるもの着るものを選んでいるはずです。

それだって「差別」をしていることなのです!

 

すなわち、人は皆んな比較する対象があると優劣をつけるのです!

とりもなおさず、本性に差をつける物差しを誰もが持っている!

だから、世の中に「競争」が発生します!

必然なのです!

 

この「競争」が、今までの発明や発見を万物の霊長である人間にさせてきたのです。

品物の品質が良くなったり、サービスが良くなったり、おいしくなったり、使い勝手が

良くなったりするのは、みんな「競争」のおかげだといっても過言ではないと思います。

 

「発明」や「発見」、「勇気」や「努力」はなぜなされたか!?

すべて「智恵」が発揮できたからなのです。

 

そして、これらの後押しをしているのは「人様に喜んでいただこうとする心」のように

思います。

 

人から賞賛されたいという心も「正常な智恵」なのです。

 

全部、「智恵の源泉」なのです!

 

この必要な「智恵の出方」は、多くの過去からの先人・先達が発見・発明した原理・原則、

定石、経験則などの「知識」の量によって差がでてくるのですね!

 

やっぱり、「智恵のある人」は「多くの知識」を体系的に持っているようなのですね!?

 

でも、ご安心あれ。

この「多くの知識」っていうのは、これまたほとんどは社会人になってから持ち合せるの

です。

 

人は多くの難題にぶつかったとき、その時その時に「智恵」が必要となってきます。

そんな場面に出くわすと「問題意識」が芽生えます。

この「問題意識」が、積極的に多くの「知識」を得ようとするようになります。

 

そして、「意識の深まり」と「知識の蓄積量」がある点に達しますと(これを専門的に

臨界点、もしくは閾値と呼ぶそうです)周りの人々もビックリするくらいのことをしはじ

めたり、新しいやりかたを発見したりするようになります。

 

もちろん、ヘコタレたりもしなくなります。

最後までやる勇気も備ります!

 

もっとすごいことは、自分の「知らない」「できない」ことを素直に認めることができる

ようになります。

 

だから、「知らない」ことや「できない」ことを周囲の人の力に頼るようになれるのです。

 

また自分の手に追えないことがらについて「知る人」「できる人」を探しはじめるのです。

 

いままで以上に真剣に探しはじめるのです!

ついには、そのような人に出くわすのです!

その人を師と仰ぐことができるのです!

 

吉川英治さんが「人皆我が師」とおっしゃっているとおりになるのです。

 

不思議なことに、その師は「我が子」であったり「自分の後輩・部下」であったりする

ことが多いようです。

 

もっとあります!

今まで見てきた風景がものすごく奇麗に美しく見えてくるのです!

自然界がこんなにもスゴイものかと本当にびっくりするのです!

幸せいっぱいで、いつも笑顔でおれるようになるのです!

 

「智恵のある人」は顔に顕れるようです。

言葉にも顕れます!

行動にもあらわれます!

 

「智恵のある人」はまるで何でも知っているような、何でもできるようなガッシリとした

重みと包容力を感じさせます。

セコセコしていません!

そばにいるだけで安心ですね(^^)

少しでもいいから、そんな人に近付きたいですね!

 

ありがとうございました。

 

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2024.04.26 Friday