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令和3年ビジネス・リーダーいろは講;第7講:『徳を積む』
【中国観光名所;九寨溝です】
第7講:『徳を積む』
「徳を積む」ということはどういうことでなんしょうかね?
積むということですから長年に渡って行うことには違いないでしょう!
昔といってもそんなに昔ではありませんが、小生はある人からこんなことを言われたことがありま
す。
「50才まで収穫を求めたらダメですよ! 徳を積まずに報酬を期待することだけはしないことで
すよ!」
最近よく頭の中に浮んでくるのです。
その方はこんなことも言いました。
「20才台は体で汗をかいてみるんです。30才台は頭と体で汗をかくのです。40才台は頭で
汗をかいて、後輩に体を使ってもらうのです。そうしたら50才台になったら実が成るのです!」
なんだか元NHK名物アナウンサー鈴木健二さんの本の中に書かれていることとそっくりなのですね。
しかし、最後にこうも言われました。
「徳という字は、人々へん(ぎょうにんべん)に、四方八方に心を配ることなんですよ!
気を使うのではなく、気を配ることなんですよ!」
私は、現在70才ですから、まだまだ生意気なことを言うべきではないと思うのですが・・・
今回はお許し下さい。
最近、どうも「働けど、働けど・・・我が暮し楽に成らず~(^^;」という人々に共通の問題点を
発見することがあります。
もちろん、この共通点が最大の原因かどうかはまだ実証はできていません。
しかし、どうも共通することがあるのです!
それは苦労の多い人は「徳を積む」ということに不慣れではないのかなぁと思うことなのです。
先程の説明の通りだとしますと、
「見返りをあまりにも早く期待しすぎるため」
ということが一つ、そして、もう一つは、
「気使いは多いが、気配りが少ない」
ということが原因ではないかということに行き当たったのです。
たとえば、ちょっと何かができるようになったり、ちょっと実績が上がったりしますと、すぐ評価
と一緒に賃金(報酬)への反映を求める人が意外と多いのですね!?
ところが、そういう人ほどうまくいかないことがあると人のせいにしたり、言い訳、弁解・弁明が
多いのですね!
だから、このような人は「人一倍失敗」を恐れますね。
いつも、『誰かから、何か言われはしないか?』と周囲に気を使っているのですね。
恐らく、一日が終わったら精神的にグッタリと疲れているんではないかと思います。
また、彼等は他人のほんの些細な言葉に対して好意を持ってその意味を受け取ることが苦手ですね。
チョットした言葉が「私のこと、このように悪く見ている!」と勝手に解釈してしまうのです。
私は、自慢ではないですがカン(感・勘)がいいものですから、・・・そのようなタイプの人(『徳』
を積んでいない、積めない人)を一目見て発見することができます。
どんな人かといいますと。
まず「挨拶」がまともにできませんね!
「人の目を見ること」ができないですね!
そして、先手で挨拶することを苦手にしますね!
「挨拶」という本当の意味は『心を開いて相手に迫る』のだそうです。
人の輪に入れない人は、自分から近付いていこうとしませんね。
つぎに「どうせ・・・」とか、「なるようにしかならいさ・・・」、「でも・・・」が口癖であった
り、人の不幸や失敗が自分にとって最も快感であるような振舞をしますね(^^;
また、面白いほど「完全」とか「絶対」とか、「もう一分一秒も無駄にできない!」とか、ひたす
ら自身が頑張っているんだという表現・言葉を多用します。
もう一つ、何をやらせても・・・肩でハァハァ息をする仕草で、自身の大変さを強調しようとする。
この程度でと思われる課題をやらせて上手くいっても「もう死ぬほど大変だったぁ~!」なんて
風な言動をとります。
たぶん、自分の同類が見つけてそれを歓迎したいからなんでしょうね!?
せっかく多くの能力がありながら、その「伝家の宝刀」をいつもチラツカせてばかり、人を寄せつ
けない人が多くいます。
もちろん、人が寄ってこない、評価しないのですから・・・自分の器に「人が」、「お金が」、「物
が」入ってこないのです!
『器の大きい』『器の小さい』という言葉は簡単に理解できます。
逆に『徳』を積んでいる人の共通するところはといいますと、
まず『感謝』しますね。
ちょっとした出来事にも『感動』しますね。
周囲の人々のお陰様を心から感謝しますね。
そして、口癖は「ハイっ、よろこんで!」が圧倒的に多いですね!
また周囲の誰に対しても遠慮なく、
「うれしかったこと」
「有り難いこと」
「うまくいったこと」
を伝えようとしますね!
もちろん、ダメな人には残念ながら自慢話に聞こえてしまうのですけれど・・・。
それから人の過ちを大きな心で許すことができる『寛容』さが、『徳のある人』は持っていますね!?
『慈悲深い』と言ってもいいでしょう。
自分が来た道は、子供や後輩も同じように歩んでゆくのです!
先輩や年配の人達と同じ道をこれからも歩んでゆくのですから、また同じことを自分もするかもし
れませんね!?
『子供叱るな来た道じゃもの、年寄り笑うな行く道じゃもの』
ありがとうございました。
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