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令和3年ビジネス・リーダーいろは講;第2講;『労働する』
【万里の長城です】
TOKYOオリンピック2020、初日からゴールドラッシュが始まり、感動感動の連続です!
世界のトップアスリート達が今日まで、どれほど厳しい鍛錬に耐え、希望を抱いて励んできたのか
目を見るだけで分かりますね!
IMCの管理者研修の一単元に『サバイバル訓練』というのがあります。
なにも匍匐前進やタンポポの根っこを食ったりする軍隊式の訓練ではありません。
見ず知らずのところに出かけていって、日頃やっているような仕事ではなく草取りや窓拭きなどの
仕事をさせてもらうわけです。
初日は「勤労奉仕」などといってお金をもらってはきませんが、2日目は実際に働いた価値の分だ
け本当にお金をもらってこなければなりません。
初日はほとんど合格ですが、2日目には1割から2割の人が不合格です。
不合格者のショボクレた姿は見るに忍びないものです。
日頃、私たちがやっている仕事・作業、これを職務といいますが、すべて「労働する」ことです。
この「労働する」とは、本当はどういう意味なのでしょうね?
よく労働者、労働運動などの言葉を新聞やテレビで見たり聞いたりすることがあります。
概して良い印象をもった言葉のようには聞こえませんね!?
どうやら労働運動の実態が、暗い、ジメジメしたものだったからかも知れません。
最近あまり報じられなくなりましたが3K、5Kという言葉が一時期流行りましたね!?
テレビなどでは、いまだに野党が集会を開いた時や労働組合などがメーダーの日に皆で「○○で闘
うぞ!」などと時代錯誤もいいところのシュプレヒコールをする光景を見ます。
ますます現代の若者なんかには受け入れられなくなってしまうでしょうね(^^;
平和の時代にスポーツや戦争じゃあるまいし、戦争反対、平和を唱えている左派系思想の連中ほど
「闘う」なんて言葉を平気で使う(^^;
今は、討論、討議、ディベートの時代ですよね!?
さて、「労働」という言葉をもう一度じっくり考えてみましょう。
以前、「働くとは、周りの人を楽に、楽しくさせること」だとお話しました。
まず【労】という字は『勞』と書くのだそうですね。
「力を使って火を熾すこと」だそうです。昔は、火が最も大切なものでしたから【労】することは
非常に尊いものであったはずです。
次に【働】という字は、
1)人 + 動 → 人が動くこと
2)人 + 重 + 力 → 人が重要な事に力を入れること
に分解できますね。
だから、「火を熾し、重要の事に全力投球し、動き回る時、労してハタを楽に、楽しくさせる事に
なる」いうように訳してみてはどうでしょう!?
本当に素晴らしいことだということがわかりますね。
私は、『労働』という字を「朗働」、「良働」と理解するようにしております。
働くことの大切さ、尊さ、素晴らしさを知れば知るほど朗らかに、楽しく働くことができるからです。
人生一回しかないのですからね!
思いっきりエンジョイする!
そのためにはハタの人達に憂いを持たせなくしてからやらないと、やはり誤解を招いたり、怪訝に
思われますね!?
そうしたら、いつ遊べるようになるの? って質問を受けそうですね。
実のところ私の場合は、いつも遊んでいることと働いていることの区別はつけていないんです。
なぜ・・・働いていると疲れるのですかね???
遊んでいる時と同じ時間とエネルギーを使うとしたら、どちらも疲れの差はないはずですね!?
ということは疲労を感じるのは精神的なものだからなのです!
働いてハタの人に喜んでいただくことを意義あるものに感じているなら疲労は感じないものなのです。
「労働」をして行く価値目標は、もしかしたら上司、部下、後輩や同僚、そして家族の人々から
自分は本当に何を期待されているのかを具体的に理解することではないかと思うのです。
ある人から教わった貴重な教えをご披露します。
人間の最大の幸せは、
1)人に愛されること
2)人から誉められること
3)人の役にたつこと
4)人から必要とされること
なのですよね!
可能な限り、常に期待を上回ることをしつづければ、誰からも喜ばれ、感謝され、そして必要と
されると思うのです。
期待を裏切らないことが多い人は、やっぱり、多くの人から好かれ、協力してもらえることが多い
のではないでしょうか!?
期待を上回り続けるような生き方をすれば、人から好かれることはもとより愛されますよね!?
ちょっと仕事の実績が上がった人がいたのです。
仕事上においては称賛に値することには違いないのですが、はたして、ハタの人達が楽しく、楽に
なったかなあと考えるとあまり感心できないのですね(^^;
上司を誹謗したり同僚の仕事のとやかくを言う。
そして「オレはこんなにやっているのに・・・」という言葉が彼には多かったようですね。
部下、後輩達の協力に報いるための努力やいま以上の効率化のための工夫、提案に力を使うことを
継続せず、自分の評価について差を付けてほしい、今以上の報酬をもらいたいということにだけの
「言動」が先行したようです。
ご想像の通り、彼は弧軍奮闘するようになり、挙句の果てには退職を余儀なくされました。
大変生意気なことをいいますと、中途半端に頭のいい人、仕事がこなせる人に『労働価値観の勘違
い』をする人が多いです!
人生設計の柱に「労働」の意義を入れてくださいね。
私は、皆さんが「一所懸命」に「労働」している姿を多く見せていただきます。
本当に美しいものです。
人間、「一所懸命」やっている姿に出会うと不思議と幸せな気分になるものですね。
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