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新人ビジネス・リーダーいろは講;第35話:『得手に帆をかける』
『得手に帆をかける』をお話します。
中国での訓練の時、高度海抜200ftで飛びました・・・日本では完全に航空法違反
です(^^;
『得手に帆をかける』ということについてお話します。
『得手』というのは「得意なこと」です。
『帆をかける』とは、「そのことに徹底する」「そのことをもっと伸ばす」というふうに
理解しましょう。
人間は「わかっちゃいるけど・・・、やめられない」ことが随分あるはずです。
また、「不得意」「不得手」なことを直すことはなかなかできません。
なぜなら自分自身を変身させるためには、よほどの覚悟をしなければなりませんし、並み
大抵でない努力を強いられるからです。
元来、人は「イヤなこと」には興味を持ちません。
なかなか、嫌なことには「好き」にはなれません。
ですから前回、お話しましたが、『好奇心』をもっと持つことにつながるようにしてゆく
基本的態度は、自分の長所や得意なことに気づき、そのことにもっと人生の時間を費やす
ことなのです!
「好きこそ物の上手なれ」のことわざの通り、『得手』なことは、誰でも「好き」になり
ます。
これが、また、ますます上達に拍車をかけます。
「集中力」も一段と飛躍します。
「そんなこと言ったって、自分の希望とは違う部署に回されたんだから、好きになれとは
・・・?」という人がいます。
たとえば、「僕は、コンピューターが好きなのにシステム課に配属してもらえなかった!」
などと文句を言う人がいます。
しかし、こんな人にはチョット苦言ですが言わせていただきます。
「それじゃ~、あなたは何ができるんですか?」
「コンピュータをいじるのが好きならば、仕事を終えてカラオケや飲みに行かないで、
家でコンピューターをやればいいのです。
会社は、あなたに娯楽施設を提供するために配属するのではないのです!」
会社では、システム設計と開発が「好き」で、そのことを実際に「設計・開発できる」人
でなければシステム課には配属しません!
というのは、あなたが会社の現場のことに本当に精通している人でなくてはできないこと
だからです。
本当は現場の仕事が好きで好きでたまらない人で、なんとか改善や改革をしたい。
そのためにコンピューター・システムを利用したいと考える人なら本物の仕事ができます。
なおかつ、コンピューターの知識と経験があり、そして「好き」で開発したソフトの利用
率を向上させるために現場とのコミュニケーションを『得手』とするならば、あなたは
最適者です。
少々「知っている」、「できる」からと言って『得手』とは言えません!
また「今の仕事がどうも巧くいかないから」とか、「なんとなくやりたくない」から、
別の仕事が良く見えたりもします。
「たぶん、あれならできるや~」とか「あれなら、好きになれるはず~」などと思う「逃
げ」の仕事をする人や自信のない人ほど、案外、この傾向があります。
傾向としてあります。
ですから『得手』の勘違いをします。
『得手』とは「知る」「わかる」を卒業して、「できる」「できた」の域に入っていること
が前提条件です。
「好き」だけではダメなのです。
『得手』であるなら、その事について誰よりも勉強していること、体系だてて知識や経験
を整理できることができているはずです。
『得手』であるなら、そのことに関して「非凡」であるはずです。
とりもなさず『プロ』を目指していることです。
中途半端さを『得手』とは言いません。
厳しいことを言うかもしれませんが、あなたが『プロ』なら・・・、たとえば販売業では
「販売士」の資格程度の知識があって当たり前です。飲食業なら「調理師・栄養士」の
資格程度の知識があって当たり前です。
『コンピューターのプロ』と自負したいなら、「情報処理技術者試験」の資格程度の体系
だった知識があって当たり前です。
ダメな人は「仕事が忙しくて・・・」と言い訳します。
何をホザいているんですか!
「好き」なら万障繰り合せて、なんとしてでも時間をやり繰りしますよ!
甘い誘惑にも負けませんよ!
『誇り』をもって仕事をし、「知らない」、「できない」を『恥』とする精神を『プロ』
なら持ちます。
そのための努力は、他人から見れば厳しく見えますが、自分ではそうでありません。
だから、楽に目的を果たします。
『得手に帆をかける』ことこそ『プロ』、すなわち『玄人(苦労した人)』への道ですが
「泣き言」「言い訳」は無用です。
『辛い』ことに一本筋を貫けば、『幸い』に変ります。
「風と波にのる帆船」はスイスイと気持ちいいものです。
ありがとうございました。
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