新ビジネス・リーダーいろは講;第25話:『意見』 - いわき経営コンサルタント事務所

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2022 / 01 / 25  10:54

新ビジネス・リーダーいろは講;第25話:『意見』

 

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【ナポリ:プレビシート広場】

『意見』と言うことについて、お話をさせていた

だきます。

 「いつ」+「意見」を述べるのか?

 「どこで」+「意見」を述べるのか?

 「だれが、だれに」+「意見」を述べるのか?

 「なにを、なんの」+「意見」を述べるのか?

 「なぜ」+「意見」を述べるのか?

 

さあ、どうですか!?

『意見』を述べるという機会がどれくらいありますか?

多分、その逆の方が多いのではないでしょうか。

私が行う「行動訓練」(最近は免許皆伝してからやっていませんが・・・)の時、『敵陣

突破訓練』という厳しい訓練を行います。

「どうか私の意見を聞いて下さい!私の意見には自信があります!」を何度もやるのです。

全身からその気持ちが表れたとき合格でした。

「サバイバル訓練」というのも辛い苦しい訓練です。

見ず知らずの土地でいきなり飛び込み訪問をして、普段しない作業をやらせてもらうのです。

見事に先方から断られます。平均して何十回も断られて、断られて・・・一所懸命にお願

いせよ!と教えます。

もうダメかと落ち込んでもトコトンやるしかないのですね!

1軒目に仕事をさせてもらったら無我夢中でやります。そうする人ほど合格が早いです。

 

特に、企業内組織にいますと上司や先輩が多くて、好き勝手な『意見』は確かに言えませ

んよね!?

 

「それじゃぁ~何か、意見を述べてください?!」

と言われても、なかなか言えませんよね。

しかし『意見』を述べるということは、非常に重要なのですね。

精神衛生上、思っていることを口に出さないで『意見』を押さえていますとフラストレー

ションというイライラがたまり、本当に病気になる人がでてくるのです。

 

「あなたの意見は間違っている」とか「あなたの意見はおかしい」などと言われることが

あります。

特に日本人は、そのような言われ方をすると『全人格』まで否定された気分になるようで

すね・・・。

 

そんなものですから、そう言われたくない。だから、あまり余計なことは言わない。

ナアナアの妥協がはじまるのです。

 

欧米人には、ぜんぜんそんなところがないのですね。

ですからディベート(討論、議論)を盛んにやるのです。

また、欧米人は「イエス」「ノー」をはっきり言いますね。

それは小さい頃から躾られているようです。

 

『意見』というのは、いままで生きてきた多くの経験の組合わせによって創られるのです。

ですから、経験が増えて、その組合わせ方をキチンとするのために人はしっかりした

『価値観』を持たなければなりません。

この『価値観』が変化しますとゴロッと『意見』まで変わってしまうことがあります。

そのことを恥かしがることは無論ありません。

むしろ、かたくなに『意見』を変えないガチガチのほうが恥だと私は思います。

 

『意見』を出して、その「反応」から確信を持ったり、「反論」から疑問と再考が生まれ

ます。

 

良い会社や組織は『議論』を活発に行います。

一方的な伝達や上司の押しつけだけの変な会議はしません。

みんなが『意見』を徹底してぶつけあうのですね。

そして、出される『意見』についてお互いにそれを尊重しあうのです。

みんなが、『意見』に良く傾聴します。

それに対して、また、『意見』が出てくる訳です。

 

ですから端から見ていると、その会議は実に活発、元気に見えるのです。

もちろん、よい『意見』が取入れられるんですから、うまくいくことが多くなるのですね。

業績はおのずと向上しますよね。

 

家庭でも同じですね。

文句ではなく、『意見』の出る家庭は明るいですね。

 

「こうしたら、いいんじゃないだろうか!」

「こうする方が、このようにうまくいくんじゃないでしょうか!」

というのが『意見』なのです。

 

「いままで、こうしてきたんだから・・・」

「めんどくさいよ・・・」

というのは、『言い訳』といって『意見』ではないのですね。

 

『言い訳』は悪魔の誘いといいまして、自分をどんどん悪くしてゆきます。

なぜなら、『言い訳』というのはもっとも生産的でないからなのです。

はっきり言いますと『言い訳』はウソなのです。

言い訳けしたその言い訳を次に考えなければなりません。

『言い訳』を考えている間、全く創造的なことの思考は停止します。

本当に人生の無駄時間でしかないでしょう!

 

『意見』は、世の中を変えるものなんです。プラスの行為なんです。

『意見』のいえる環境をつくるには、上司、先輩の技量・度量・器量、そう一般的に言う

『器の大きさ』が大切になってきます。

特に新人の人からの『意見』を聴く、『小数意見』を尊重し十分に真意を聴こうとする

ことですね。

 

「いつでも、どこでも、だれとでも」が『意見』をぶつけあうことは、あなたにとって

すばらしい人生を創って行くものです。

多くの人脈づくりにもなります。

 

日頃の仕事のなかでも、ぜひ『意見』を積極的に言う訓練をしましょう。

『意見』を言うためには、多くの言葉を使うようになります。

 

言葉には『言霊(ことだま)』といいまして、魂が宿っているそうなのです。

言葉を使う事ことによって言葉の魂が喜ぶんですね。

その魂が、いろいろ面倒をみてくれることがあるのですね。

もちろん、だから、言葉の使い方も安易にしては駄目なのです。

 

正しい『意見』を述べることが私たちの生きてゆく上での修業ではないでしょうか。

その意味で『サバイバル訓練』も本当は『意見』を述べる訓練だったわけです。

 

ありがとうございました。

 

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